ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフのクッキングスクールでドイツ人に調理の基礎を教えております

2020-01-01から1年間の記事一覧

コロナウィルスに関する重要なお知らせ

先ほどメルケル首相が、 今後のコロナウィルスに対するドイツ政府の方針を発表いたしました。 それによりますと、 来週から少しづつロックダウンの緩和が行われますが、 クッキングスクールは5月4日以降も禁止内容に入ることとなりました。 従いまして大変…

タコブツの赤ワイン煮とマルタ島のお話

#Stay at home: 30日目 タコ続きのお話 タコを一匹茹でるとかなりの量となりますので、 アタマの部分とアシ1本くらいは 大雑把に切り冷凍いたします。 ちょうど日本でもあるタコブツ? 状のものとなります。 この赤ワイン煮を初めていただいたのは 大好…

モロッコとタコのお話

#Stay at home :28日目 モロッコの港町 エッサウィラ まるでヒッチコックの映画『鳥』を思い出すような光景がある港町です。 この町は日本のテレビでも紹介されたことがあるそうで、 日本へのタコの輸出量の多さと、 タコ焼き屋さんがあるとか。 タコは…

スペアリブ そしてドイツのイースターのお話

#Stay at home: 26日目 Ostern イースター 復活祭は、 ドイツ人にとってはクリスマス同様、 家族でのお祝いとなります。 イエスキリストが十字架に架けられ、 その3日後に蘇って復活されたことのお祝いの日で、 春分の日以降の最初の満月の次の日曜日が…

じゃばらポテト・赤皮のジャガイモのお話 

#Stay at home :25日目 先日ご紹介したこの赤皮ポテト。 まだまだ余っておりまして。。 ドイツのNRW州では、 3月16日から 絶対必要な用事以外は外出禁止となったので、 今日で25日目。 私どものクッキングスクールも ドイツ政府と州およびデュッセル…

ドイツのマッシュポテトのお話 

#Stay at home :21日目 ゆっくりと煮込んだトロトロのお肉にたっぷりのおソース。 そして、それに絡めていただくマッシュポテト。。。 私たちの住む地域のドイツ語では Kartoffelpüree カルトーフェルピュレー と言いますが、 場所により Kartoffelbrei…

ビール衣のフライのお話 

#Stay at home :18日目 地中海方面のレストランでよく出てくるイカのリングフライ。 粉を直接まぶす方法と、 衣を作る方法と二種類とあります。 衣の方は、 フィッシュフライの衣ともなります。 オランダの市場にもあるフィッシュフライは、 そのオイリ…

赤いジャガイモ・ちょっと変わったマッシュポテトのお話 

#Stay at home :15日目 赤い皮のジャガイモ。 皮は薄く、 中はホクホクのこのジャガイモは、 日本でも最近人気があるようです。 煮崩れしてしまうので、 カレーとかには向いていませんが、 この方法ですと、 皮ごと楽しめます。 お水に入れてジャガイモ…

Rösti ロシュティ スイスのジャガイモのお焼き 

#Stay at home :13日目 スイス。 アルプスの少々ハイジのような世界が広がる山を見ながら、 ヴァリスの白ワインとチーズ、 そしてBündnerfleischといわれる 新鮮な空気の中で数週間乾燥させた干し肉を薄く切り、 クルミ入りのパンにバター。。。 遠くにカ…

行者ニンニクのパスタ・ジェノベーゼのお話 

#Stay at home :10日目 春! 世の中はなんだかわからないウィルス菌で、 先の読めない世の中となっておりますが、 それでも自然は普通に『春』 日差しは柔らかくなり、 バラも芽が出始め、小鳥は歌い..... 地植えのチューリップも、 花を咲かせ始めてい…

お鍋でご飯を炊くお話 

#Stay at home:4日目 温かい炊きたての白いご飯に一汁一菜。 日本で生まれ育った日本人として、 これほどホッとする食事はないかもしれません。 ドイツ人の夫やこちらで生まれ育った娘たちは、 海外旅行から帰るなり、まず食べたいものは 黒い雑穀入りの…

カリブ海のチキンのお話 

#Stay at home :2日目 Covit 19の影響で、いろいろと生活に変化が出て来た毎日かとも存じます。 その中。。。 いつもは時間に追われている毎日ですが、 ふと気がつくと ゆっくり流れる時間がそこにあり。 なので、 普段はできないことをしてみたり。 とい…

外国の方をお招きする時のお話 

#Stay at home またまたなんだか訳のわからないものが流行っております。 そういえば、狂牛病だの、鳥インフルエンザだの、 これまでもいろいろありましたが、 ここまで大騒ぎになっているのは、 もしかしたら中世以降の出来事かも知れません。 そのため、…

デュッセルドルフ・ホワイトアスパラガス料理教室2020年 追加日程のお知らせ

コービット19 /コロナウィルスがドイツでも猛威を振るいはじめてまいりました。 その中、いかがお過ごしでしょうか? 日本人学校の春休みがその影響で引き伸ばされたことのお知らせを受け、 5月8日(金曜日) に、追加日程を設けることといたしました。 内容…

ババロアのお話

ババロア。 ドイツ語ではBayerische Cremeといい、 *バイエルンのクリーム* という意味となります。 『ドイツのお菓子ね』と思われがちですが、 実際には1815年に書かれたフランスのレシピ Patissier royal parisienの中の Fromages bavarois バイエルンのチ…

白いんげんのシチューのお話

実は子供の頃、好きではない食べ物がありました。 それは『豆』。 お正月のお節の黒豆も、 「今年も元気で暮らせるように縁起物だから食べなさい」 と言われ、 節分の時にも 「縁起物だから、年齢の数だけ食べなさい」 と言われ。。 昭和の豆料理には甘いも…

フライパンで焼く皮付きサーモンのお話

最近は、ディスカウントのスーパーでも入手できるサーモンの皮付き切り身。 一昔前のドイツでは、 全く考えられないことでした。。。 日本の家庭ではお魚は一般的にロースターで焼きますが、 切り身でしたら、 フライパンでも同じように焼けます。 専用のホ…

ドイツの玉ねぎのお話

世界のどこにもある玉ねぎ。 アマリリスと同じ種類に属し、 江戸時代に出島から日本に伝えられた時、日本人の食卓にはすぐには登場せず、 最初は観賞用としての植物の扱いだったそうです。 主役から脇役、調味料まで変身できる玉ねぎがこの世になかったら、 …

デュッセルドルフ・ホワイトアスパラガス料理教室2022年ご案内

もうそんな時期? という感じですが。。。 2020年 ホワイトアスパラガスのお教室の日程が決まりましたので お知らせいたします。 ドイツ家庭の典型的、 もっともクラシックなお料理方法で 今年もご一緒いたしましょう。 当日はホワイトアスパラガスの基本を…

サフランを使ったお米のレシピのお話

私どものクッキングスクールは平日夜19時から始まります。 したがって、お腹が空いている方も多く、 講習を終えるまでひっくり返らないように、 小さなアミューズを用意しています。 先日はこれ。 サフランとハーブのライス 元々は、 イラン ユダヤ系の方達…

ドイツのジャガイモのお話 泥だらけの巻

スーパーの店頭に並ぶツルツルお肌のジャガイモに比べて、 ファーマーズマーケットや 市場とか、ビオのスーパーの無農薬のジャガイモは、 時として土だらけ、泥だらけのものが多いです。 そういえばジャガイモって 土の中で育つんですよね、 って おっしゃっ…

ドイツの水菜 Stilmusのお話

市場やスーパーで売られているこのお野菜。 Stilmusシュティールムスとライン川流域の北西地域では呼ばれています。 見た目、 日本の水菜とほぼ同じようですが、 実はこのお野菜は、 私たちの住むこの地域と、 もう少しライン川の上流、ようするに南の地域の…

チコリのお話

日本では、まだそれほどおなじみでないと思われますこのお野菜、 Chicoree シコレーとドイツ人は発音します。 エンダイヴともいわれるこのお野菜は、 お隣、ベルギーが本場で、 今が旬。 スーパーでは 3個1組になって袋に入って売られているほか、 箱の中に…

ケール グリューンコールのお話

Grünkohl 日本ではケールと呼ばれています。 昨年の夏の終わりに庭のプランターに植え付けた苗が、 立派に育ってくれました。 ケールは、 霜に当たるとおいしくなる冬のお野菜。 今がまさに旬です。 ドイツ人はソーセージと煮て食べますが、 ドイツといって…

ブロッコリーのお話

お弁当の隙間に、 そしてお料理の色どりに。 とっても便利なブロッコリー。 ブロッコリーは ケールがおじいさまとなるアブラナ科のお野菜で、 今が旬。 霜にあたるとおいしくなる芽キャベツやケールと同じで、 寒さの方が好きなお野菜です。 茎の部分もピー…