世界のどこにもある玉ねぎ。
アマリリスと同じ種類に属し、
江戸時代に出島から日本に伝えられた時、日本人の食卓にはすぐには登場せず、
最初は観賞用としての植物の扱いだったそうです。
主役から脇役、調味料まで変身できる玉ねぎがこの世になかったら、
多分、調理法もおいしさも、
半減だったと思います。
玉ねぎ Zwiebelツビーベル。
ドイツでは色々な種類があります。
写真右のMetzgerziweibel は炒めると甘みが強くなるので、
日本のカレーやパリのビストロの定番、玉ねぎのスープやドイツ定番の玉ねぎのケーキ
Zwiebelkuchenにももってこい。
また、皮ごと横に2センチほどに切り、
フライパンで皮ごと焦げ目をつけて、
他のお野菜やお肉とじっくり煮れば、
皮からもとても良い色が出て、
コンソメスープの元にもなります。
一番上の写真の
右から2つめ、そして3っ目の玉ねぎには辛さがありますが、
辛さが熱を加えた時に旨味に変わる種類です。
そちらの方は丸ごと煮ても、
またみじん切りにして使うソースの調味料や
ハンバーグの中身にもむいています。
左のほうの小さいのはエシャロット。
香りも高いので、小さく切ってドレッシングに混ぜても。
こちらの料理人の世界では、
エシャロットはとてもよく使われる食材の一つです。
ところで、いやんなっちゃうのが玉ねぎの皮。
新玉ねぎの季節を除くと、とても乾燥しているものが多いので、
無理やり爪で剥がそうとすると、
痛い思いもしたり。。。
ですので、
この方法をお試しになりませんか?
使う分を前の夜か朝にお水につけておけば、
柔らかくなって、するっとむけます。
玉ねぎの皮からでた茶色いお水は、
イースターの時期に卵の色付けにも使えます。
またそれは、
イースターの時期にお話ししますね♪