ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフの大手料理教室で講師をしております

じゃばらポテト・赤皮のジャガイモのお話 

#Stay at home :25日目

 

f:id:ducky26:20200410030908j:plain

先日ご紹介したこの赤皮ポテト。

まだまだ余っておりまして。。

 

ドイツのNRW州では、

3月16日から

絶対必要な用事以外は外出禁止となったので、

今日で25日目。

 

私どものクッキングスクールも

ドイツ政府と州およびデュッセルドルフ市の要請に従いクローズしております。

したがいまして、

時間がたっぷりある日々を送っております。

 

ですのでほぼ毎日、

時間とココロに余裕がないとできない

設計技師の図面のような複雑なものを選び、

調理実技の練習?

分子料理の実験?みたいな事をしております。

 

それに付き合わされている

ホームオフィス&テレワークの主人が一言。

 

「ハンバーグ食べたい。。。普通のハンバーグ。。」

 

考えてみれば、

普段着のドイツ家庭料理は

この25日間一度も食卓に出ておりませんでした。

 

反省。

 

で、ハンバーグFrikadelleを作ることに。

 

でも、

付け合わせはいつものポテトサラダではなく、

赤皮のジャガイモを使って

ハッセルバック アコーディオンポテト、

じゃばらポテトを作ることにしました。

f:id:ducky26:20200410031051j:plain

この赤皮のジャガイモは、

皮が薄いですし、

中もねっとりホクホクですので、

このじゃばらポテトにぴったり。

 

あーつまんなーい

とかいうお子様と一緒に作るのも

楽しいかもしれません。

 

もちろん、

普通のジャガイモでも同じようにできます♪

 

まずオーブンを220度に温めます。

 

ジャガイモはよく洗って、

コテっと転がらないように、

下の部分を薄く切り取ります。

f:id:ducky26:20200410030849j:plain

f:id:ducky26:20200410030858j:plain

 

ジャガイモの上下に割り箸を置いて

f:id:ducky26:20200410220711j:plain



割り箸に当たるまで包丁を入れていきます。

 

f:id:ducky26:20200410030828j:plain

これをオーブンシートを敷いた耐熱容器に入れ

f:id:ducky26:20200410031131j:plain

オリーブオイルをハケで塗り

お塩を上からパラパラ。

切り取った下の部分も勿体無いので一緒に焼いてしまいましょう。

 

ま〜だ??

とかテレワーク中のご主人やお子様がオーブンを覗きにきたら、

とりあえず試食用にあげれます♪

f:id:ducky26:20200410031121j:plain

 

20分くらいこのまま焼きます。

この間にお好みの量のバターを

小鍋に入れて溶かしておきましょう。

溶けたら、

お好みのドライハーブを入れて、

お塩で下味をつけておきます。

オリーブオイルと半々にしておいても。

 

20分くらい焼いたらオーブンから一度だし、

ナイフで切れ目を開いていきます。

その時に、下まで開いてしまうとじゃばらにならないので、

ちょっちょっと。

 

そうしたら、

準備しておいたバターをハケで全体に塗り、

もしフレッシュなローズマリーがあれば、

切れ目の間にさすと、

 

f:id:ducky26:20200410031100j:plain

まるで畑のようになります。

 

これをまたオーブンに戻し、

あと45分くらい焼けば出来上がり。

 

ここまでくれば少し温度を落としても大丈夫ですので、

ケーキを同じオーブンで焼いたり、

メインのローストを一緒に焼いたりもできます。

 

翌日残ったら、

ペティナイフで下まで切り目を入れて切り外し、

フライパンで炒めてどうぞ。

 

その時に、

玉ねぎの薄切りやベーコンを炒めたものと一緒に炒め合わせれば、

みなさまおなじみ、

ドイツには無い、

ジャーマンポテト!!

と、なります。

 

週末はいよいよイースター。

同居家族でのお散歩は許容範囲ですので、

ライン川に沿って歩いたり、

ドライブに出て、

知らない野原を歩くのも楽しいと思います。

楽しい散策ができますように。