ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフのクッキングスクールでドイツ人に調理の基礎を教えております

お鍋でご飯を炊くお話 

#Stay at home:4日目

 

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温かい炊きたての白いご飯に一汁一菜。

日本で生まれ育った日本人として、

これほどホッとする食事はないかもしれません。

 

ドイツ人の夫やこちらで生まれ育った娘たちは、

海外旅行から帰るなり、まず食べたいものは

黒い雑穀入りのパンにハムやチーズ。

なんという違いでしょうか。。

 

仕事柄、

自宅ではかなり調理実験みたいな食事内容となっておりますが、

それでも和食の気分の時には、

きちんとお鍋でご飯を炊いて、

それを江戸小櫃に移してからいただいております。

 

主人にはそのご飯の味の差はわからないようですが。。。

娘は

「ママ、こっちの方が炊飯器よりおいしいね」

と、言ってくれます。

 

こちらで入手できるお米は、

日本の美味しいお米とは比較にならないかもしれませんが、

こうやってきちんと炊くと、

それなりのホッとする白いご飯になってくれます。

 

よくご質問があるのが、

『お鍋でのご飯の炊き方』

 

ドイツ人でのお教室では、

テーマ内容にもよりますが、

お米の種類、とぎかたからの説明をし、

普通のステンレスのお鍋でお米を炊くことをお教えします。

 

ル・クルーゼや、ストウブでなければ炊けないのでは?

というご質問もありますが、

お教室のステンレスの18センチとか22センチのお鍋でも、

この方法なら失敗したことはありません。

 

炊き方は以下のとうりです:

 

お鍋にといだお米と同量のお水を入れます。

 

和朝食にしたいなら前の晩、

お夕飯なら朝食の時にといでお水に浸して置くのが良いのですが、

もし、時間がないなら最低30分はそのまま置いておきましょう。

 

お鍋の蓋なしで、火にかけ、

ポコポコと煮立ってきたら中火にして、蓋をします

 

このまま10分炊きます。

その間、絶対に蓋は取らないでくださいね。

 

10分経ったら火を止めて、

そのまま10分置いておきます。

この間も蓋は絶対に取らず、電気調理器で熱源が冷め切らない場合には、

火元から外しておきましょう。

 

たったこれだけ。

 

ただし、

ステンレスのお鍋の場合には蓋が軽くてすぐに水分が蒸発してしまうので、

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蓋の上にお水をはった他のお鍋を乗せるとか、

すり鉢を乗せるとか、

工夫されてみてください。

 

お知らせがあります。

このCovit-19コロナウィルスの影響で、

私どももドイツ政府ならびにデュッセルドルフ市の方針に従い、

4月19日までクッキングスクールをクローズすることにいたしました。

 

よって、

予定しておりました日本語でのお教室の、

4月17日の『ホワイトアスパラガス』も日程が変更となります。

ただいま調整中ですが、

決定次第、ご連絡いたします。

 

ご理解のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

 

Frank Petzchen Kochseminare

アウミュラー亜津子

https://www.frankpetzchen.de