#Stay at home :10日目
春!
世の中はなんだかわからないウィルス菌で、
先の読めない世の中となっておりますが、
それでも自然は普通に『春』
日差しは柔らかくなり、
バラも芽が出始め、小鳥は歌い.....
地植えのチューリップも、
花を咲かせ始めています。
自宅の庭に行者ニンニク、
ドイツ語で
Bärlauch ベアラウホ、
直訳すれば『熊さんのおネギ』が出てきたら、
春。
2000年に年号が変わった頃は、
この行者ニンニクは『南ドイツのもの』で、
こちらにはありませんでした。
当時とても感激し、
小さな苗を買ってきて、
自宅の庭に植えたのが10年ほどかけて繁殖。
いまでは芝の間にも生えてきて、
芝刈りをするとプーンと軽いニンニクの香りがします。
でも、
そんな10年越しの努力をしなくても、
最近ではこちらのスーパーでも入手できるようになりました。
いろいろ調理法はありますが、
一番『春』を満喫できるのがペストゥで。
ジェノベーゼという名前で知られているこのグリーンのパスタソースは、
もともとは大量のバジルが主材料ですが、
行者ニンニクでもとってもおいしく作れます♪
茎の部分を入れるととってもニンニクくさくなり、
おまけに苦味があるので、
その部分は省きます。
あとはジェノベーゼと同様に
ナッツ類とオリーブオイルにペコリーノ。
そして、
私の尊敬する料理の師匠、
かつての三ツ星シェフミュラー氏のレシピに従い、
ホワイトバルサミコとイタリアンパセリで作っております。
ナッツ類は本来なら松の実ですが、
少々お高いので...
ケーキを焼くときに残ったアーモンドでも、
また、
おつまみの残りのカシューでもできることをご存知でしょうか?
いづれにしても、
フライパンで乾煎りして、
香りを出すことが大切。
これをミキサーに入れて、
ガーッと混ぜれば出来上がり。
本来のジェノベーゼはバジルで作りますが、
師匠のレシピは:
50g バジルの葉
50g イタリアンパセリの葉
50g 松の実
20g ペコリーノ (もしくは パルミジャーノ)
100ml オリーブオイル
大さじ2杯 ホワイトバルサミコ
塩 胡椒
となっております。
イタリアンパセリの葉を入れるのは、
グリーンの色をもっと濃くするため。
バルサミコのお酢との作用によって、
しばらくたっても色が黒ずみません。
一度には食べきれない量になったら、
容器の上にそーっとオリーブオイルをたらして、
上面に膜を作り、
冷蔵庫に保存しておけば、
数日持ちます。
このペストゥ。
パスタだけでなく、
トーストしたカリカリのパンの上にのせても、
また、
サーモンのカルパッチョの上にちょろっとたらしても、
とてもおいしくいただけます。
コロナ騒ぎが1日も早くに収束いたしますように。。。。
p.s.
ドイツ政府とデュッセルドルフ市の要請に従い、4月19日までクッキングスクールをクローズいたします。
従いまして、
予定しておりました4月17日の日本語でのお教室は5月8日に変更となりました。
お申し込みいただいております皆様には、個々にご連絡を差し上げました。
それ以外の日程は今の所そのままとなっておりますが、
状況が毎日変わっておりますので、
そちらの方も変更となりましたらまたご連絡を差し上げます。
ご理解のほど、どうぞよろしくお願いいたします。