日本では、まだそれほどおなじみでないと思われますこのお野菜、
Chicoree
シコレーとドイツ人は発音します。
エンダイヴともいわれるこのお野菜は、
お隣、ベルギーが本場で、
今が旬。
スーパーでは
3個1組になって袋に入って売られているほか、
箱の中に入っていたりもします。
箱入り娘のようにされているのは、
光に当たると先端がグリーンになってしまうから。
グリーンになったとしても、
お味には変わりはありません。
ほのかな苦味が大人の味。
秋から食べ続けたお肉と、どっしりとした重たい黒いソースの後に、
苦味があるお野菜を体が欲するのは、
まさに薬膳の世界観かも。
レモンとの相性も良く、
そのまま刻んでサラダにもなりますが、
火を入れてもおいしく食べられます。
私どものクッキングスクールから
出させていただいたお料理の本にものせたこの一品
メインにもなる、
とても美味しい一皿となります。
日本ではまだ入手が難しいお野菜とは思いますが、
同じように白菜でもできます。
半分に切ってバラバラにならないように芯を切り取り
オーブンにも入るお鍋に並べます。
そこに生クリームをひたひたに注ぎます。
生クリームがなければ牛乳とひとかけのバターでどうぞ。
そしてお塩を
おっかなびっくりパラパラと。
コンソメの固形キューブとかを使ってしまうと、
お野菜の旨味が出ないので、
ここはお塩だけで。
これを火にかけ
蓋をして、真ん中を押したときに柔らかい感触があるまで煮ます。
このままでもおいしいですが、
ここに冷蔵庫に眠っている残り物のチーズをかけてグラタンにしても。
主人はこれにステーキを合わせるのが好き。
食卓で、
みんなの見ている前で胡椒をミルで挽いたら、
ちょっと鼻高さんの
おうちレストランとなります。
余談ですが、
小学校の臨海学校の時に
チ チ コリ チ コ リサ ♪
リサリサ マンガン サンサ マンガン コンマン チェチェ♪
というのをみんなで歌いました。
なんの意味があったのか、
その歌の意味を教わったのかどうなのか、
さっぱり記憶にないのですが、
この歌に
振り付けもあったような気がします。
今から思えば、もしかしたら、
ちぇっちぇこれ
だったかもしれません。
いづれにしても、チコリを買ってきてキッチンで調理を始める時、
いつもこの歌を口ずさんでしまいます。
チ チ コリ チ コ リサ
リサリサ マンガン サンサ マンガン コンマン チェチェ♪