ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフの大手料理教室で講師をしております

フライパンで焼く皮付きサーモンのお話

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最近は、ディスカウントのスーパーでも入手できるサーモンの皮付き切り身。

一昔前のドイツでは、

全く考えられないことでした。。。

 

日本の家庭ではお魚は一般的にロースターで焼きますが、

切り身でしたら、

フライパンでも同じように焼けます。

 

専用のホイルもオーブンシートも要りません。

テフロン加工のフライパンがあれば、

とってもカンタンにできちゃいます。

 

先日の日本語でのお教室では西洋へ鯛・黒鯛のDoradeを一匹扱いましたが、

その際にもよくあったご質問が、

「ウロコはきれいに取らなくても大丈夫ですか?」

はい。

大丈夫です。

 

ウロコがついているので、もっとパリパリになり、

とってもとってもおいしくなります♪

 

でも、

ちょっとだけコツがあります。

 

それは。

皮にもしっかりお塩をし、

粉をはたいて、

少しだけオイルをしいたフライパンに皮から入れ、

絶対にひっくり返さないで、

フタをして焼くこと。

 

中火くらいで焼きだして、

良い香りがたったらちょっとだけ下を覗いて見て。

 

焦げ目がついてきたくらいで、

もしあれば日本酒を身の方にほんのちょっとだけふりかけると。

ふわっと焼けます。

 

和食ではなく、

今日はワインでおうちレストランね♪

という時には、

日本酒ではなく

フランスのドライベルモット

ノリープラをふりかければ、

あっという間にフレンチに早変わり。

 

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皮がコリコリに焼けたなら、

ひっくり返して

フタなしでごく弱火で身に火を通します。

 

サーモンは中心温度が52度で食べごろですので、

これ以上火を通すと固く

そしてパサパサになってしまいます。

 

茹でたジャガイモにほうれん草のソテー

そして、

ハーブとレモンの香りをまとったおソースで....

 

フレンチシックな音楽でもかけて、

キャンドルを灯せば、

『外食しに行かなくてもよかった』

と、

心底思うお夕食となります♪