ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフのクッキングスクールでドイツ人に調理の基礎を教えております

ハーブ・ペースト

 

 

 

ドイツではハーブを買うと

 

日本の2倍?

5倍?

10倍?

 

くらいの量が

 

1単位になっています。

 

これって

 

どうなされていらっしゃいます?

 

使いきれないことは多くありませんか?

 

 

 

お庭のある方なら、

 

もしかしたら

 

行者ニンニク

Bärlauch

 

 

雑草のように生えているかもしれません。

 

 

 

 

南向きの庭がある我が家では

 

このほかにミントもミツバもニラも

 

雑草化しています。

 

 

 

特に

雑草化しているミツバは使いきれず・・・

 

 

 

 

ですので、

知り合いのミシュラン一つ星シェフに

雑草化したミツバを

好きなだけ持っていってもらっております。

 

彼はこれをペーストにし

 

お皿の上で線を描いたりドットにして、

 

ミシュランレストランのお皿の

グリーンのデコとして使ってくれています。

 

 

私はミツバを

なんでも絞れるスロージューサーにかけ、

 

それをアクセントとして使うのが好きです。

 

 

例えば

ヴィーガンの一皿として・・・

 

 

 

 

 

 

 

ハーブは

なんでもペーストになります。

 

 

 

そしてペーストにしたものは

瓶詰めにしたり冷凍にしたりと

保存がききます。

 

 

ペーストといえば

一般的には

やはりジェノベーゼではないでしょうか。

 

 

バジルの香りが高いこのペーストは

オリーブオイルとナッツとがあればすぐにできますよね。

 

 

どのハーブでも

ペーストの基本は一緒です。

 

 

 

 

 

 

木の実とお塩とハーブをブレンダーに入れたら

 

 

 

 

 

 

オイルを入れて撹拌するだけ。

 

オイルは少しづつ

様子を見ながら入れましょう。

 

 

オイルは、

行者ニンニクにしろミツバにしろ

またコリアンダーにしろ

 

独特な香りが強い

個性的なハーブをペーストになさる際には

 

オリーブオイルではなく

 

ニュートラルなオイル・・・・

 

 

 

 

例えば

 

日本ではサラダオイルや米油、

 

ドイツではひまわりオイル等を使われた方が、

 

苦味を感じない、

 

そしてそのハーブが持つ香りを

そのままうつしたペーストとなります。

 

 

 

 



 

ペーストを安定させるために使う木の実は、

松の実である必要もありません。

 

本当の松の実はお高いですし、

 

カシューナッツを使っても美味しくできます。

 

 

パスタと一緒にいただくなら

 

パルミジャーノも一緒に入れて

ペーストを作りましょう。

 

 

でも

 

お料理に使う予定なら、

入れない方が使い勝手が良いです。

 

このパルミジャーノを入れないペーストは

フレンチの調理法で

 

ソース・ヴェルデ

 

というソースとなります。

 

 

 



 

また

撹拌すると

苦味やえごみを感じやすすくなる茎の部分は

 

ペーストにする場合には外し、

 

 

 

 

これはこれだけでソテーにしていただいたり、

 

卵焼きに入れるとか、

 

焼きそばや

 

細かく刻んでお雑炊等にお使いください。

 

 

ハーブの茎を入れるだけで、

とっても香りが高い一品となります。

 

 

 

私が若い母親だった頃と違い、

現在のドイツ式新幹線ICEには

小さな子供を連れて乗れる車両があるのを知りました。

 

 

 

 

 

その車両には

小さなお滑り台までついていました。

 

車掌さんからもらった子供用の乗車券を持って

隣接する食堂車に行くと、

おもちゃの電車ももらえました。

 

 

 

 

 

このサービス、

日本でも欲しいですよね。

 

小さな子供と電車で移動中は

泣いたり

授乳したりするのに気を使いますが、

こういう車両があればゆっくりと車内で過ごすこともできますもの。

 

『日本の電車は走って当然

ドイツの電車は来たら偶然』

 

いつも言っている私ですが、

このサービスにはポジティブに驚きました。

 

ドイツ在住者には

悪名高きドイツ鉄道DB・・・・

 

DBだってやればできるじゃん(笑)