ドイツにも海があります。
北海と東海。
この写真の先に見えるのが北海となります。
デュッセルドルフから近い海、北海は、
欧州独特 真っ平らな大地の先にある『海』
ですが・・・・
『海』
といっても岩もなく、ざばーんざばーんという波もなく、
そこには風除けのホロがついた籠があり、
そこで日向ぼっこをできるという砂浜があります。
真っ平らなので、
早朝、引き潮の時には歩いて目の前の島まで行くことができます。
ガイドについて海の生物の説明を受けながら、島まで歩くWattenwanderungは
早朝出発で、瞑想的雰囲気・・・
島に着いた頃には満ち潮となるので、
帰りは船となります。
この北海に生息している小さなエビがいます。
Nordseekrabbenといわれるもので、
エビジャコの一種です。
それがこれ
↓
殻をむくと、
ちょっと灰色がかった小さなエビが中から出てきて、
レストランで、こういう形でお召し上がりになった方も多いのではと思います。
↓
朝、ゆっくりのブランチで
スクランブルエッグと一緒にいただくのは最高の美味しさ!
このエビはこうやって海から引き上げます。
おじさんが引いている籠が見えますか?
ほら。
これを茹でたのものを北海の町ではそのまま殻付きで売っています。
殻むくのが多少面倒ですので、
なんと取れて茹でたものをモロッコまで空輸し、
そこの工場でむかれて、
パックされて売っているものがスーパーの店頭に並んでいます。
が、
やはり新鮮なものとはお味も違いますし。
もし夏休みの週末、暇だね、どこかに行こう。。どこがいい?
となった時、北方面にドライブはいかがでしょう?
ただし、
日本人の感覚の『海』を想像されていかれるとガッカリ版ですので、
広い大地とおいしい空気、そして自然がご馳走となります♪
こんなレンゲ畑もありますし
↓
凧があったら忘れずにお車に入れてくださいね♪
お子様たちが大喜びします。
この小エビは、ドイツ人はそのまま食べますが、
スープにしてもおいしいです。
もし殻付きの茹でたものをお買いになってお帰りになったら、
むいた殻は捨てないで!
これをフライパンで炒って、細かくミキサーにかけ、
身の方と一緒にポタージュスープにすると、
わ! エビ!
のスープとなります。
自宅では、
殻は炒った状態で半分ほど冷凍保存。
とても重宝しております。
これはお気に入りのホテルレストラン
https://www.faehrhaus-nessmersiel.de
のものですが、
こんな感じ
↓
場所はここです。
地図下のなんだか灰色の塊がデュッセルドルフとルール地帯。
そこから北へ北へ。
引き潮の間、島まで歩けるのが、
そのホテルレストランのある
NeßmersielからNordeney島もしくはBaltrum島となります。
Nordeney島は近年ドイツ人には夏場の観光地として人気となりました。
ただし、私たち日本人の考える『観光地』とはかなり違い、
ただただお散歩をして日光浴をしてぼけっとするというドイツ人を観察することができます。
要するに・・・
何にもありません・・・
北の雰囲気とエビや揚げたての白身魚が目的ならEmdenも。
片道3時間ほどの走行距離となりますので、エムデンでしたら日帰り可能です。
https://www.emden-touristik.de
オランダ側のGroningenの右斜上がその町、エムデンとなります。
電車でデュッセルドルフから乗り換えなしで行けるのがNorddeich Mole.
https://www.bahnhof.de/bahnhof-de/bahnhof/Norddeich-Mole-1039746
駅から歩いて行ける場所に大きな駐車場もあり、
そこのそばに獲れたばかりのエビも、お魚も売っています。
そして隣接するレストランでもいただくことができます♪
もしかしたら新コロナウィルスの影響で、
今年の夏はドイツ内の移動だけしかできないかもしれませんが、
日本の旅行ガイドに載らないけれど、こんなところもある・・というご案内でした。
では良い週末を。