ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフのクッキングスクールでドイツ人に調理の基礎を教えております

ドイツのタルトのお話

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タルトといえば、

サクサクと焼き上げた生地にクリームがのり・・

 

というフランス的なお菓子 tarte を思い浮かべられる方が多いと思います。

でもドイツのTorteはむしろスポンジケーキ的で、

バターの風味がしっかりしているしっとりとしたお菓子の方を指す場合が多いようで。

 

スーパーのパンのコーナーの辺りに市販のものも売っていますが、

やはりホームメイドが一番だと思います。

 

例えば、このイチゴのタルト

Erdbeer Torteletts

は、あっという間に焼けますし、

おまけにフォーク1本で生地もできちゃうというオマケ付き♪

 

 

フランス的なサクサクとしたタルトは

『あ! タルト食べたい』

と思った時にすぐ焼けるというものではないですが、

 

こちらの方はドロナワ式!

 

ですので、思いついた時に焼けます♪

 

小さなタルトは焼いておけば日持ちもしますので、

あとはイチゴを乗せれば出来上がり。

 

小さなタルト型6個〜8個分は

1:冷蔵庫から出しておいたバター100gにお砂糖80gをフォークでよく混ぜます。

2:そこに卵を1個入れてお塩をほんのちょっと入れてよくかき混ぜ、

薄力粉150gとベーキングパウダー小さじ3/4を入れてよくかき混ぜ、

ガス入りのお水か牛乳をチョロチョロと足しながら入れて行き、

生地を持ち上げて3っつ数えてポトンと落ちるくらいの柔らかさにします。

これでおしまい。

 

あとは170度くらいに熱しておいたオーブンで20分ほど焼き、

周りがうっすら茶っぽくなってきたら焼き上がりです♪

 

これはドイツの家庭の典型的なタルトで、

子供のお誕生会をはじめとして、お茶の時間にも

この時期は必ずと言ってもいいほど登場いたします。

 

この生地・・

タルト型がなくても、

平らに焼いて、その上にホイップクリームをのせて、

そしていちごをポンポンのせてもおいしいイチゴのケーキになります。

 

平らに焼く場合には丸型で約26センチ相当の分量ですので、

耐熱容器やお鍋、またはフライパンでも、

オーブンに入れれるものならばなんでも焼けます♪

 

とっても簡単ですのでお試しください。

 

ドイツはCovit-19の出口が見えてまいりました。

来週よりレストランも再開できることとなり、

私どももこれからのスケジュールを再考中です。

 

何れにしてもソーシャルディスタンスは不可欠ですので、

市場横の小さなスタジオではなく、

地下駅Stein Strasse / Königs Alleeのすぐ上にございます大きな方のスタジオを使うことを視野に入れております。

 

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こちらの方、

大きな方のスタジオは日本式の2階で両面ガラス張りの窓、

広さは220㎡(約120畳)あり、 

キッチンも4台のアイランドで対応しておりますので、

夏休み前にはご一緒できるかと・・・

 

いづれにいたしましても市当局と話し合い、みなさまの健康を第一に考え、

十分な準備ができましたらご案内いたします。

それまでこのような形で失礼いたします。

どうぞお元気でお過ごしくださいませ。