日本でドイツのケーキといえば
シュトーレンとバウムクーヘンだと思います。
ドイツにはこのほかにも色々なケーキがあり、
その一つがこの
Schwarzwälder Kirschtorte
黒い森のさくらんぼのケーキ。
ドイツではケーキは
Kuchen
と
Torte
という二つの呼び方に分かれます。
Kuchenの方はバウムクーヘンのような『ほぼ』焼きっぱなしのもので、
Torteは
日本のイチゴのショートケーキのように
スポンジ台をクリームで重ねたものを指します。
Schwarzwald 黒い森
は
南ドイツのフライブルグにある森で、
カッコウ時計の産地でも知られています。
ここからフランスやスイスへはすぐですので、
もしかしたら車でバケーションに行かれた方は
この場所を通られていらっしゃるかもしれません。
このSchwarzwaldではさくらんぼがよく取れ、
それを使った蒸留酒 Kirschwasserの産地としても有名です。
この地方に昔から伝わるケーキが
このさくらんぼのトルテなんです。
実は・・・
私ども料理人とパティスリーの方とはかなり
気質?が異なります。
レシピに従ってきちんと計測し、
きちんと順番に細部の作業をこなしていくというパティスリーと
最終的には自分の舌と感覚を頼りに、
その都度の食材の状態で火入れも仕上げも変えていくという料理人。
私はパティスリーには向いていない人間で、
焼きっぱなしのケーキとか、パンを焼くのは好きですが、
日本のイチゴのショートケーキを作るとかいうのは・・・・
なんです。
が。
次回のお教室では
そんな私でも失敗しないやり方で
Schwarzwälder Kirschtorte さくらんぼのケーキ
を
みなさまと作ることにいたしました。
次回はこのケーキを作りながら
Flammkuchen フランスのドイツ語圏アルザス地方の薄焼きピザ?
を生地から焼いて、
当日のランチといたしましょう。
今回は一日限りで、
3月5日 (火曜日)9時半〜13時半
となります。
お申し込み ご質問は日本語専用メール
frankpetzchen@gmail.com
アウミュラーまでどうぞ。