ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフの大手料理教室で講師をしております

ウクライナのスープ マムシュカ

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毎週月曜日はボランティアで

Tafelというキリスト教系の慈善団体にお手伝いに行っております。

 

 

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スーパーから食品ロスを出さないように、

週末に売れ残った食品や、期限が切れそうな食材をお配りするのが私の役目。

 

そこには、色々な国の方が食料を求めにいらっしゃいます。

 

シリア、イラン、イラク、クルド系トルコをはじめとしてカメルーン等のアフリカの方々、

そして旧ソ連、もちろんウクライナの方も。

 

ドイツ語や英語ができない方も多いので、そこは身振り手振りで。

 

そうしている内、

色々な国の家庭のお料理を教えていただくことが多々あります。

 

その中のいくつかは我が家に頻繁に登場する一皿となりました。

 

例えばこれ

 

 

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ウクライナ西部のスープ 『マムシュカ』は

「なんだか底冷えがしそうね

という晩にありがたい煮込みで、簡単にできるので気に入っております。

 

ウクライナの西部といえば、お隣はハンガリーかスロバキア。

似たようなお料理は、その二つの国にもありますね。

 

お鍋で玉ねぎのスライスとニンニクを炒め、あれば赤いパプリカのスライスとかも投入。

そこにお肉を入れて、ひたひたにスープストックかお水を入れ、

お塩をほんのちょっといれて、お肉が柔らかくなるまで煮込みます。

 

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柔らかくなったら常備のザウアークラウトを入れ

もしあれば、野菜室に残っていたインゲンとかも入れて、

パプリカ粉とマジョラムとキャラウエイで味をつけ、お塩でもう一度調味して30分くらいコトコトと煮込みます。

 

お肉は前日の塊でローストした残りでもいいし、

お肉は入れずに煮込み用ソーセージでも♪

 

お肉の種類は問わないそうですし、

お肉を全く使わずに作っても美味しくできました。

 

お鍋の中のザウアークラウトが柔らかくなったらお皿によそって

最後にサワークリームか、脂肪分が多めのヨーグルトをスプーンで一杯、

ぽこっと落とせば本格的なウクライナのスープに。

 

 

 

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ウクライナのスープ『マムシュカ』はソウルフードだそうで、

それぞれの家庭に『お母さんの味』があるそうです。

 

ウクライナの方達が、すぐにご自宅に戻ることができますように。

そしてお母さんがマムシュカを作って、それを家族揃っていただける日がすぐに再来しますように(祈)

 

 

 

 

追記:

 

我が家で常備しているザウアークラウトはこれ

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ドイツでは、

袋に入って冷蔵コーナーに売られています。

日本では常備となると、缶詰のものでしょうか?

缶詰ですとこんな感じです

 

 

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先日、ザウアークラウトについてお話ししましたので、ご興味がある方はこちらをどうぞ♪

 

 

 

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上記には『糖質』について書きましたので、袋詰めの方の成分表も添付いたしますね。

 

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というわけで・・・

 

やはり100gにつき炭水化物が3.0g

うち糖質が1.0gということで、ダイエットには最適です。