ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフの大手料理教室で講師をしております

カリフラワーのほっこりグラタン

 

大正時代、

『今日もコロッケ 明日もコロッケ』

という流行歌があったそうで、

明治生まれの祖母や大正生まれの母は

お台所でお夕飯を作りながらよく歌っておりました。

 

もし私が11月にこのメロディーで歌うなら

『今日もグラタン 明日もグラタン』

でしょうか(笑)

 

お肉やお魚のソテーのサイドとしても

ほっこりとしたグラタンはこの時期ぴったり。

 

カラダもココロも温かくなります。

 

ジャガイモのグラタンは王道ですが、

 

今の時期

特にカリフラワー 

ドイツ語でブルーメンコール Blumenkohlは寒さが増すにつれて美味しくなるお野菜。 

 

 

 

 

ドイツでは

 

『Kohl』コール

要するに『キャベツ』ですね。

 

そのKohlという文字が最後につくお野菜は

霜が降りてからが旬といわれています。

 

カリフラワー

ドイツ語で『ブルーメンコール』は直訳すれば花のキャベツ。

 

他にコールがつくお野菜として

 

芽キャベツ ローゼンコール 薔薇のコール

ケール  グリューンコール 緑のコール

紫キャベツ ロートコール  赤キャベツ

 

・・・etc

 

そのブルーメンコール

カリフラワー

 

 

シーズンですので

スーパーでもお安く売られるようになる11月。

 

グラタンにするのには

まず茹でてから・・・・

 

となってしまいそうですが、

茹で汁だってカリフラワーの香りがあるのですもの。

 

 

第一

日本と違って1個売り、おまけに

大型のカリフラワーを解体したって、この状態ですし。

 

 

 

 

おまけに茹でるには大きなお鍋が必要だし・・・

 

というわけで。

 

オーブンに入れられるフライパンやお鍋で

少量のお水で蒸し煮にすれば、一石二鳥。

おまけにとっても香りの高いほっこりグラタンとなります。

 

どっちみちホワイトソースとチーズをかけてからオーブンで焼くので、

カリフラワーは完全に柔らかくなくても大丈夫。

 

 

 

なんとなく火が通った状態でソースを・・

 

なんて書くとまたみなさま

 

え?

ホワイトソース???

 

と、かなり引くと思うのですが、

一番簡単なドイツのおうち方式でしたら超簡単。

 

生クリームカップ1杯

もしくは残りのクリームチーズ系にお塩と胡椒で味をつけ、

そこに卵を2個割り入れてよくかき混ぜ、

冷蔵庫にチーズが残っていたらそれも混ぜて・・・

 

 

 

 

カリフラワーの上からかけて

170度に設定したオーブンに入れれば調理はおしまい。

 

 



あとはオーブンが働いてくれます。

 

 

 

 

上がこんがりしてきたら出来上がりのサイン♪

 

 

 

 

お皿の上は真っ白に真っ白なので、

もしパセリやおネギのグリーンがあればそれを散らしても。

 

 

 

 

そういえば。。。

 

娘たちがまだ小さかった頃、

カリフラワーのグラタンを食卓でフォークで潰して、

ジャガイモのマッシュや柔らかご飯と混ぜて食べさせておりました。

 

ほっこりとした思い出として

昨日の事の様によみがえってまいります。

 

ジャガイモのグラタンはこちらでどうぞ

 

https://dusseldorf.hatenablog.com/entry/2022/08/18/050637