ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフの大手料理教室で講師をしております

Rotkohl ドイツ式赤キャベツの煮込み

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11月11日

 

日本ではポッキーの日だそうですが、

ドイツは聖マルティンの日、

そしてカーニバルの幕開けの日でもあります。

 

ドイツの食といえば・・

 

春のアスパラガスが有名ですが、

 

グースGansのローストも

おそらくドイツ人の『一年に一度は食べる』リストに入っているのではないでしょうか。

 

そのグースのローストをはじめとして、

秋冬のお肉料理の付け合わせによく出てくるのが赤キャベツの煮込み。

 

ドイツ語ではRotkohlと言います。

 

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赤キャベツそのものもRotkohlですが、

なんとこの煮込みもRotkohl・・

 

そのまんまなんです。

 

日本では赤キャベツはサラダやマリネとしていただきますが、

こちらのものは硬いので生食はあまりいたしません。

 

日本に行った時にドイツ人の主人が、

 

え?

ナマでサラダなの?

これ、Rotkohlだよね?

 

と、

びっくりしたくらい、彼には珍しかったみたいで。

 

半分にするのも力がいるくらい、硬いのですが、

割ってみるととってもキレイ。

 

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真ん中の芯をとって四つに切ると

 

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まるで地層みたい。

 

千切りにして

 

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お鍋にいっぱいいっぱい入れて煮ても

 

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あっという間にカサが減ります。

 

 

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以前、私の作り方は書きましたので、

ご興味のある方はこちらをどうぞ

 

https://dusseldorf.hatenablog.com/entry/2019/11/26/055809

 

地方や家によってもいろいろ作り方に違いがあり、

例えば玉ねぎとSpeck、豚三枚肉の燻製を炒めたあとにRotkohlを入れて煮るとか、

赤ワインだけで煮るとか・・・いろいろあるようで。

 

でも基本的に甘酸っぱく仕上げていくのがこのお料理のポイント。

 

脂っぽいお肉ととてもよく合います。

 

 

先日、動物園からご招待があり、

うちの養子のラクダのカスパーくんにあってきました。

 

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なぜラクダのカスパーくんがうちの養子になったかというお話は

こちらから飛んでみてください。

 

https://dusseldorf.hatenablog.com/entry/2021/09/09/042746

 

そしてこちらがカスパーくんの息子のフェルトマン

 

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8月に生まれたのに、もうこんなに大きくなりました。

 

 

ラクダは生後一年、ママのおっぱいを飲むんですって。

 

でも最近は

干し草もちょっとだけ試してみているそうです。

 

フェルトマンという名前は、出産に立ち会った飼育員が命名したそうで、

ドイツで人気の警察番組の刑事の名前だそうです。

 

なんだかねえ・・

と思いますが・・・・

 

パパになったカスパーくん。

冬毛に変わってモフモフでした♪

 

 

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日本では

経営困難になった水族館や動物園が閉園になる例が多々あるとか。

 

この動物園との養子縁組システム、

日本でも導入されますように。