以前にご紹介したサワー種
https://dusseldorf.hatenablog.com/entry/2021/05/06/043514
粉とお湯だけなのに、
そこからできるサワー種はまるで手品のよう。
空気中に存在する菌が育ててくれる酵母で焼くパンは、
焼いた後も毎日の変化が楽しめます。
ライ麦の分量が多いほど、
パンは薄く切るのがオキテ♪
スライサーで薄く切ったライ麦パンを
朝は
軽くトーストしてフレッシュチーズに手作りのジャムで。
夕方は
Kaltes Essen
もしくはAbendbrotとよばれるコールドなお夕飯・・
Kaltes Essenは直訳すれば 『冷たい食事』
Abendbrotは『夜のパン』
なので時として、
質素なドイツ人家庭の質素な『残り物ね』
と
日本の方に勘違いされるお夕飯ですが、
サーモンやエビを入れた特別なデリ風サラダや
とっておきのハム&ソーセージと、そしてワインがあれば、
「あら、お夕飯はやっぱり温かいものが食べたいわ」
という
日本人のDNAも黙るオモテナシのお夕食にもなります♪
ドイツ人の生活に欠かせないライ麦パン。
色々試行錯誤した結果・・
時間はかかりますが
とってもカンタンでとっても美味しい、とってもずくめのライ麦パンのレシピが落ち着いたので、
皆様にもご紹介いたしたいと思います♪
時間がかかりすぎるのでお教室ではできないし・・
ね?
気泡もあって、パン屋さんから買って来たパンみたいでしょう?
全体の大きさも丁度よく、1週間を経過してもとてもおいしいこのパン。
ちょっと自慢のパンとなりました。
名付けて
Mein Hausbrot
わたしのお家パン♪
必要なものは
↓
前もって発酵させておいたサワー種 50g
ライ麦粉 (ドイツでは1150) 200g
全粒小麦粉 150〜160g程度
お塩 8g
これをボウルに入れて、
そこに90度の熱湯を200ml以上用意します。
まず180mlほどボウルにこのお湯を入れて全体を木べらで良く混ぜて、
木べらにちょっとついてくるくらいの柔らかさ?硬さ?に調整します。
これですとまだゴソゴソしているので
↓
もうちょっとお湯を足します。
でも、
足しすぎちゃってベチョベチョにならないように気をつけて♪
そしてボウルにフタをし、
50度に温めておいたオーブンに入れて、
もう一度50度になるまで待ち、オーブンを止めます。
ボウルはこのまま入れっぱなし。
そして最低12時間はそのまま火を止めたオーブンにほっておきます。
ですので、
例えば夜、
お夕飯を終えた後準備をしてそのままにしておけば、翌日焼けるという手順になります。
オーブンからボウルを出して、
折りたたんだ紙のオーブンシートにオイルをちょっとだけ塗って、
そこに生地を取り出し、手で丸く形作ります。
お水をたっぷりハケで塗って、
そこに分量外のお粉でお化粧。
オーブンを250度に温度設定し、
もしあれば、
鉄鍋をその中に入れてから焼きします。
自宅のは昔々のこの鉄鍋
↓
ル・クルーゼやストーブのお鍋でも同じようにできますが、
取手がオーブンに対応しているものだあるかどうかを必ずお確かめくださいね♪
オーブンが250度に温まったら、一緒に温めておいたお鍋にそっと紙ごと生地を入れ、
蓋をして、
オーブンに入れます。
入れたら230度に温度を落として40分。
蓋をとって、そこからまた20分・・・
紙を外して網の上にのせて、
半日そのまま乾かします。
いただくのは1日経ってから。
つまり、
1日めの夜、生地を仕込み、
2日めの朝に焼いて、夕方まで網の上で寝かせておき
3日めの朝にいただく♪
という工程ですが、
そのパンは・・・・
ご近所中やお友達にちょっと自慢をしたくなる、自慢のパンとなります。
うちの養子のラクダのカスパーくん。
なぜこうなったかということのお話はこちらでどうぞ。
↓
https://dusseldorf.hatenablog.com/entry/2021/03/23/180058
パパになりました♪
↑
動物園から送られてきた写真です。
新米パパのカスパーくん。
男の子ですって。
なんとなく自慢気のカスパーくんで、
それを可愛く思えるのも親バカかも(笑)
ラクダの赤ちゃんで、こんななんですね。
フワッフワ♪
動物園に会いに行かないと。