白いワインと乾燥ポルチーニ茸でトリを煮込む Coq au risring。
これはフランス アルザスに本家がある嫁ぎ先、アウミュラー家、フランス語ではオミュラー家に代々伝わるクリスマスのお料理として、昨年みなさまと作りました。
トリはドイツのスーパーでもパックに入っていますので、指差しドイツ語で苦労しなくても買える食材の一つですが、マンネリ化してしまう。。。
というお話をよくうかがいます。
ではこれで目先を変えてみましょう。
今日はおフレンチ。
ですが、みりんとお醤油で目先を変えれば、和食となります。
一羽を部位に分けて煮込むのが本格的なレシピですが、
トリは骨つきのモモでも充分。
お箸でも外れるくらい柔らかく煮えるので、えいやっと怖い思いをして骨から無理やり外すこともありません。
とりあえずトリ以外で必要なのは、
赤ワイン1〜2カップ
冷蔵庫に残っている人参、ニンニク1片、玉ねぎ、ローリエ。
前日の残りの赤ワインをビニール袋に入れ、
そこに鶏肉とローリエ1枚、、カレー用くらいに切った人参や玉ねぎとニンニクに皮ごとフォークで穴をあけたものを入れて、空気を抜いて袋を閉じて最低1時間から一晩マリネしておきます。
急ぐ場合には、省いてしまいましょう。でもお味はマリネをしておりたほうがおいしくなります♪
マリネをボウルの上でザルにあけて、中身と赤ワインを別にします。
鶏肉をキッチンペーパーで拭き取って、塩をし、ル・クルーゼやストウブのような鋳物の煮込み用お鍋にオイルをしいて、焦げ目がつくまで焼きます。
焦げ目がついたらお肉を一旦出して、そのあと、ザルに残ったお野菜をマリネ液から出して、焼きます。
その時に、ちょっとだけお砂糖を入れてあげるのを忘れないでくださいね。
お砂糖を入れてあげることにより、ぐっと味に深みが増します。
お野菜もいい色がついたら、ボウルに残った赤ワインを入れて
蓋をし、煮込めば出来上がり。
仕上げに、小麦粉とバターを大さじ1杯づつよく混ぜて冷凍しておいたものを入れれば、本格的なCoq au vinとなります。
写真の緑色のものは、ポワローネギにタイムの茎を入れて包み、ヒモで結いたものです。
でも、ここまでするのが面倒ならば、ドライハーブのタイムで香りをつけてもいいと思います。
このお料理にはシャンピニオンが入るのが定番ですが、入れなくても大丈夫。
さて、ここから和風。
蓋をして15分ほど煮たら、お醤油とみりんを大さじ2杯づつ加えてください。
バターと小麦粉を混ぜたものでとろみを最後につけてあげるのは同じ。
もし赤ワインが甘めなようなら、お酢をちょろっと入れてみてください。
バルサミコ酢でしたら洋風に、日本のお酢でしたら和風向け。
ジャガイモをごろっと入れると、『肉じゃが的』鳥の赤ワイン煮和風となります。
そして、もう一声。
ビオのオレンジがこちらではお安く入手できます。
その皮、そうですね、親指2本分くらいでしょうか。
オレンジの皮を熱湯で洗って、お肉やお野菜とマリネし、お肉を煮込む時に一緒に入れてみてください。
うふふ のお味になります♪
さあ、今夜は何のワインを開けましょう♪