ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフのクッキングスクールでドイツ人に調理の基礎を教えております

コンソメの色の出し方

 

玉ねぎ

 

もし玉ねぎが世の中になかったら、

『味覚』の世界は半分になっていたかもしれません。

 

 

前回、

イースターエッグに

着色剤を使わずに色付けする方法をお伝えいたしました。

 

https://dusseldorf.hatenablog.com/entry/2023/03/28/172403

 

これは玉ねぎの皮を使って色付けした卵です

 

 

 

今日は

そのプラスα版で、

玉ねぎからスープの色を濃くする方法をお伝えしましょう。

 

 

玉ねぎの皮はそれだけでも色がでますが、

 

 

 

焦げ目をつけた玉ねぎをフォン・・・

 

スープを取るときに使うと、

それだけでコンソメに色と艶が出てきます。

 

コンソメの色を出すための隠し技となる小さなボトルも出ていますが、

どこのキッチンにも転がっている玉ねぎを使えば、

添加剤も着色剤も使わずにスープの色も味も濃くなります。

 

 

まず

テフロン加工のフライパンに大きめに輪切りにカットした玉ねぎを並べ

 

 

 

 

 

焦げ目をつけます。

 

 

 

 

両面とも焦げ目をつけて

 

 

 

 

お肉に叩いた黒胡椒の粒

セロリや人参、ローリエなどとゆっくり煮込んでとったものは

フランス料理の基礎

フォン

となります。

 

イースターの日曜日

 

庭に『隠した』卵を子供達が探しあて

 

 

 

 

 

その大量のゆで卵をマヨネーズとサラダにし・・・

 

 

 

パンやサーモンでブランチを家族でとって

昼間からシャンパンを開ける・・・

 

 

というイースターは例年とおりなのですが、

 

今年は主人がぼそっと

 

「フォーを最近食べてないねえ。」

 

あら?

ベトナム料理?

それならコリアンダーもあるし、

材料は全部あるわよ

 

ということで、

 

同じ手法マイナス西洋香味野菜

プラス 

レモングラスとシナモン1本、

こぶみかんの葉っぱ2枚

そして

スターアニスを2個・・・・

 

 

 

 

現在キッチンでコトコトと

明日のフォーのためにフォンをとっています♪

 

 

今年は

7ヶ月の孫にとって生まれて初めてのイースターの卵探しとなりました。

 

 

 

 

孫が見つけたこの卵型のチョコは

すぐにママに他のおもちゃと交換されてしまいましたが・・(笑)

 

 

夕方庭を見たらあらなんと、

一つまだ残っていました。

 

 



この場所にはチョコの卵は置かなかった筈なので、

もしかしたら

トリさんかリスさんが見つけてここに落としていったのかもしれません。

 

 

p.s.

で、これが完成した我が家のフォー。とっても美味しくいただけました。