ドイツの郷土料理は
焼いたソーセージやお肉の煮込み
そしてアスパラガスだけではありません♪
今日ご紹介したいのはマリネしたチーズ
Handkäse mit Musik
ハンドケーゼ ミット ムズィーク
は、
ドイツの金融都市フランクフルトを中心とするヘッセン州の郷土料理です。
Handが『手』
Käseが『チーズ』
mit が英語のwith
Musikが『音楽』
というこの楽しい名前の一皿。
本来は
カッテージチーズ系のライトなものに重曹とお塩を混ぜて
Hand 手 で成形する専用の Käse チーズ で作ります。
それがこれ
↓
こういうパッケージに入って売っていて
↓
中を開けるとこんな感じ
↓
このチーズ
似たようなものはドイツ各地にあり、
場所によりHarzer Käseという名前で売られていることもあります。
「あ〜
あれ!!」
「買ってみたけれど・・・・イマイチだったわ」
っと
おっしゃる方がいらっしゃると思います。
日本では売られていないタイプのチーズですが、
ちょっと日数が経ってしまったカマンベールでも、
美味しく再生することができますのでお試しを。
これにはライ麦パンの薄切りを添えて召し上がれ♪
まずマリネ液を作ります。
本場フランクフルト一帯では、リンゴから作るワインのApfelwein リンゴ酒
ヘッセン州の方言でアップフェルヴォイを使いますが、
白ワインでもOK。
お酒に弱い方はお水でどうぞ。
リンゴ酢 : ワイン : サラダオイル
2 : 2 : 1
今回は4個ですので
お酢と白ワインは大さじ4杯
オイルは大さじ2杯で作りました。
そしてここにMusik音楽を♪
『音楽』となるのは
細かく切った生の玉ねぎ・・・
なぜMusik音楽付きかというと、
生の玉ねぎ多食するとガスが発生するので、
それでその音を『音楽』と言ったとか言わなかったとか・・
ですので、
たま〜に
Handkäse ohne Musik
音楽なしのチーズというのもあり、
それはマリネ液のみで玉ねぎはなし。
そこにこのチーズを漬け込みます。
お好きな方はキャラウエィもどうぞ。
そして・・・
これには色々バリエーションがあり、
今日はお庭のアサツキを添えて♪
このまま3〜4時間ほど染ませておきます。
今日はドイツのクラシックですが、
例えばここに
黒オリーブやドライトマトを刻んだもの、そしてケッパーを入れ、
オリーブオイルを使えば『イタリア音楽』
もうここまで来れば、
あとはキッチンをぐるりと一周。
冷蔵庫の中を見て、お好きな材料の組み合わせでどうぞ♪
例えば
ニンニクを入れたり、
ピンクペッパーでアクセントをつけたり、
黒胡椒をダイナミックにふったり・・・
音楽は
ヴィバルディがいいかしら?
それともヴェルディのオペラ?
それともシンプルに
オリーブオイルとバルサミコのホワイトでマリネして
スカルラッティのチェンバロ曲にしましょうか?