ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフの大手料理教室で講師をしております

リピ確実なピクルス・ドイツのピクルス

 

去年の夏にもご紹介したドイツのピクルス

 

dusseldorf.hatenablog.com

 

ハンバーガーの真ん中に一枚ぺろっと挟まっている『あれ』

は、あまり好きではないのですが、

ドイツのピクルスは好きです。

 

例えば、

カールスプラッツ市場でも売っている樽出しのピクルスは、

まさにお漬物感覚。

 

 

 

 

 

ドイツのマヨネーズ系ポテトサラダを作る時にも

ピクルスは欠かせません。

 

なので大抵自宅には買い置きがあるのですが、

今回は切らしてしまい・・・

 

ジャガイモはポテトサラダ用にもうすでに準備してあるのですが、

ピクルスがないと味がしまらないし・・

祝日で買いにも行けないし、さあどうしましょう・・

 

という時、

実はとても嬉しいのが本心なんです。

だってあっという間にできるウラワザがあるのですもの♪

そして、インスタントのそれは

とってもフレッシュでおいしいのだもの。

 

 

この場合、

皮があると短時間でつかりにくいので、

まずピーラーでシマシマに皮を剥きます。

 

それを輪切りに切って、

あればフレッシュなディルやタラゴンと一緒に容器に入れます。

 

小鍋に

お酢:水:お砂糖

1.5  :1 :1

 

そしてお塩を少量入れ・・・

そこに

マスタードシード

オールスパイス

あればジェニパーベリー

 

を入れて沸かします。

 

沸く途中、味見をして甘味や塩味を調整されてみてくださいね。

 

沸いたらキュウリを入れた容器にサバッと熱いマリネ液を移します。

 

 

 

 

日本では、ピクルスを漬ける前に

キュウリを塩で塩揉みや板摺りするという方法もあるようですが、

そうするとキュウリの旨味成分が水分とともに抜けてしまいます。

 

ピクルスは、

マリネの漬け汁とキュウリの本来の旨味と香りの水分が一緒になったときに本来の美味しさが出ますので、

ドイツではピクルスをつけるときに塩揉みや板摺りはいたしません。

 

これが熱いマリネ液を入れたところ

 

 

ハーブはすぐに色が変わりますが、

キュウリはまだ青々しています。

 

でもしばらくすると・・

そうですね20分? それとも30分??

経過すると、容器の中身はこうなります

 

 

ね?

もう古漬けみたいでしょう?

 

すぐに食べちゃうので、容器は煮沸する必要もないですし。

 

で、マリネ液から引き上げて細かく切り、

準備しておいたジャガイモと合体!!

 

 

 

もちろんマリネ液もドレッシングとして使いましょう♪

という緊急対策のウラワザインスタントピクルス入りポテトサラダも完成。

 

 

 

ほうら、

ドイツ北西部のマヨネーズ系ポテトサラダが予定通り出来ました♪

 

庭のキュウリも大きくなってきて、

今年の収穫が楽しみです。

 

 

 

 

そういえばうちの養子のラクダのカスパーくん。

冬毛が抜けて夏毛になりました。

 

 

ドイツに暮らすラクダは、やっぱり冬毛の期間が長いそうです。

そりゃそうでしょうね・・・

 

うちになぜラクダの養子『カスパーくん』が来たかという経緯は

こちらでどうぞ(笑)

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