今日はサワー種を使わないドイツパンをご紹介します。
時間はかかりますが、
もしかしたら、工場で作られたお安いお手軽なパンコーナーの・・・
・・・
パンよりおいしいかもしれません。
ただし、3日間は余裕を持ってご準備くださいね♪
でも、
その代償となるパンとなります。
1日目の夜:
小麦粉550番を200gとドライイースト1gを混ぜておきます。
そこに200mlの普通の温度の水道水を入れて混ぜて、
蓋をしておやすみなさいのキスをして、キッチンの片隅に置いておきましょう。
そして翌日。
もうこんなに発酵が進みました♪
良い香りも立っています。
↓
2日目の午後:
大きなボウルに
細かいライ麦粉100g
小麦粉の全粒粉150g
普通の小麦粉550番を250g入れ、
そこにお塩を大さじ1杯、
そして全てをよく混ぜます。
ドイツのドライイーストは一袋に7gですので、
前日の残り、要するに6gを心持ち温かいかしら?くらいの水道水50mlで小さな容器に溶かします。
で、
3種の混ぜた粉に250mlのお水を入れてよく混ぜ、30分ほど置いておきます。
粉と水が馴染んだら、
そこに溶かして置いたイーストと前日の生地を入れ、よく手で混ぜます。
粉の種類や気温により水分が少ない時がありますが、
その場合は手に打ち水をして、練りながら加水していきましょう。
そしてボウルに蓋をして冷蔵庫へgo。
寒い時期には外でも大丈夫です。
3日目の午前中:
ゆっくりと、ゆっくりと発酵させた生地は
こんな感じになっています♪
これを粉をはたいた台の上に出し、手でよくこねます。
これを発酵籠に入れて、倍量になるまで・・・
3〜4時間ほどでしょうか。
キッチンクロスをかけるか蓋をして室温で発酵させます。
これがその専用の籠
↓
ここに粉を多めにはたきます。
こういう入れ物がない場合には、
ボウルにキッチンクロスでどうぞ。
キッチンクロスにも粉ははたいておきましょう♪
そして綺麗な面を下にして、最終の発酵へと進みます。
3日目の午後:
生地が倍量になったら
オーブンは最高の温度
できれば250度に設定し、その中で天板も一緒に温めておきます。
スチームオーブンをお持ちでない場合には、
オーブンの中の上段に、耐熱容器にお湯を入れたものを一緒に温めるのもお忘れなく。
熱い天板にこの生地をひっくり返し、
3〜4箇所ナイフで切れ目を入れ、温かいお湯を霧吹きでかけて、オーブンへ。
最初は15分、
そのあと210度に落として35分ほど焼き、網の上で冷まします。
パリッ
パリッと、天使のささやきが聞こえる幸せなひと時♪
冷めたら、
よく切れるパン切りナイフで切ると・・
ほうら。
中に気泡ができている上出来のパンとなりました♪
もうすぐイースター。
キリスト教徒が多いドイツ人にとって、イースターは宗教上
クリスマスより大切なお祭りです。
テーブルデコレーションもうさぎさんに登場してもらい
数十年前に娘たちが幼稚園で色付けしてきたイースターの卵を地下から出し、
家の中の準備は整いました。
今年は暖かいイースターとなりそうで、
卵を隠す方も探す方も、ラクな祝日となりそうです♪