あら、5つでした・・・
左から
Borretsch ユリジサ
Estragon タラゴン
Pimpernellen ピンパネーレ
Sauerampfer スイバ
そして
Dill ディル
そしてこれにあと
Schnittlauch シブレ
と、パセリで7つとなります。
これがドイツの七草。
ドイツ人は春の訪れをきくと、
このハーブでタルタルソースのようなものを作り
塩茹でジャガイモといただきます♪
スーパーの野菜コーナーのフレッシュハーブのところに
こういうパックに入っているものが
そのドイツの七草で作るタルタルソース用のハーブです。
グリーンのタルタルソースは、
ドイツでは
Grüne Soßeとよばれています。
イースターの直前の木曜日、Gründonnerstag 緑の木曜日、
日本語で聖木曜日には
緑色のものを食卓に並べるとされていて、
それは
ほうれん草とか、この七草のおソースとか各家庭によって色々あるようですが、
このハーブのパックが売られると
「ああ、もうすぐ春ね」
となります。
主人はフランクフルトの出身で、
このハーブファミリーが大好き。
フランクフルトでは
Frankfurter Grüne Soßeといわれているほどポピュラーで、
ほぼ一年中、白い紙に包まれたハーブのセットが市場で売られています。
時期により一番上の写真の5つが揃わないときもありますので、
たまに別のが混じっていたりします。
例えば・・・
このパックの中に入っていたのはこれ
↓
このパックにはディルの代わりに西洋クレソンが。
ともかく7種類あればいいという、
大陸的な七草です♪
もう少し経つと自宅の庭にも多年草のハーブが顔を出しますが
まだ寒いので、今のところはパックを買ってまいります。
義母はこれを
ハーブ用のナイフをシーソーみたいに動かして細かく切っておりました。
でも私は手抜き。
キッチンマシーンを利用してしまいます。
ただし甘い香りのするピンパネーレと
優しい葉っぱのディルは手で。
それをサワークリームと混ぜて細かく切ったゆで卵を入れ、
お塩で調味・・
塩茹でジャガイモを各々お皿の上でフォークの背で潰して、
そこにこのグリーンのおソースをたっぷりかけていただく・・・
というのが義母のレシピですが、
私はサワークリームと手作りマヨネーズを3:1くらいにしております。
イースターの日曜日の朝、
『お庭にウサギさんが隠した卵』を孫たちが探すために
かなり大量に用意したチョコの卵やゆで卵は山ほどまだあり
タルタルソースの中にもゆで卵を刻んで入れた他、
半分にして上にものせました♪
イースターの月曜日は次女夫婦も来て
手土産はやはり自作の色付き卵・・
ドイツでは幼稚園でも学校でも家庭でも
イースターの前、卵に色をつけます。
ですので、
『ウサギさんが卵を庭に隠す』
というお話は『あくまでも物語』で、
実際には大人が隠しているという事実はもう、
5歳くらいになればバレるのですが、
それはそれ。
我が家では、
『隠す方』も楽しんでいるという毎年のイースターとなります。
三十路の『子供達用』にはそれなりに難易度をあげ、
なかなか見つからないところに隠し、
それを必死に探すという姿を見て面白がっている母でございます(笑)