日本語でのお料理教室では、
その日のお買い物を隣接する市場でいたします。
お買い物は食材だけではなく、
『おやつ』と称して、お料理しながらつまめるものも買ってスタジオへ帰ります。
その『おやつ』・・・
試食類は、
大抵デリ類やハム、ソーセージ、チーズ、燻製のお魚などなど・・・
その日ご参加のみなさまが
「これ、食べてみたかった」
「買ってみたかった」
とおっしゃるものを買っております。
よくみなさまからのお話に出ますのが、
「ドイツ人ってソーセージを毎日食べるものだと思っていたのですが、
ソーセージよりハムなんですね」
という一言。
実はこれ・・・
ちょっと違うのです。
ソーセージはWurst
ハムはSchinken
なので、いわゆる『ソーセージ』は、
日本ではウィンナーやフランクフルトと言われているもののイメージが強いと思うのですが、
実は薄く切って売っているこの種類も
↓
ドイツでは
『ソーセージ』
ソーセージWurst は、
お肉をひき肉状にしてから色々なものを混ぜて固めたもので、
ハム Schinkenはお肉を丸ごと加工したものなんです。
ですので、サラミもドイツではWurst ソーセージです。
↑
このお写真でわかります?
全て曰く所の『サラミ』ですが、
下にゴロッと転がっているソーセージが切る前のもので、
薄く切ってあるものがその上のものです。
日持ちがするのでDauerwurstとも呼ばれています。
Dauerとは、時間とか期間とかの意味で、
「あと、どのくらいかかるの?」
という時に
「Wie lange dauert es noch?」
とか使います。
ハムはドイツ語でシンケン♪
オヤジギャグが出そうなのでやめておきますが、
これがそのSchinkenです。
真ん中のがそうです。
ですので、
生ハム類ももちろんシンケン。
ドイツでも『ハム』の部類に入ります
↓
一般的ドイツ人は朝ごはんとお夕飯はほぼ同じで、
この薄く切ったソーセージかハムをパンにのせて食べます。
朝と夕方の違いは、
朝食には丸い白いパン、お夕飯には黒パン。
朝食にはジャムも出ますが、
お夕飯にはピクルスやトマト一個とかがつきます。
そしてハーブティーが一般的な飲み物でしょうか。
どちらかというとトトロ系、
もしかしてドラえもん系の主人は、
「パンは太るそうだ。 俺はダイエットをするぞ」
とか急に言い出しまして・・
パンは透けて見えるくらいに薄く切りますが、
その上にバターを5ミリほど、たっぷりと。
なぜたっぷりかというと、
そのくらい塗らないと、ハムやソーセージがパンから落ちちゃうからだそうです。
そして・・
その上に3枚くらいハムやソーセージをのせております。
はい。
ダイエット、頑張ってください。