ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフの大手料理教室で講師をしております

ドイツのソーセージのサラダ Fleischsalat

 

ドイツでは

お肉屋さんやお魚屋さんの店先にもデリ類があります。

 

お店で名前がわからなくてのも気に入ったのに指をさせば

パックの大きさを見せてくれて

小さいのか大きいパックかを選び、

グラムでお会計となるので、買い方はドイツ語が得意でなくても案外簡単♪

 

 

今ではあまり使われていないドイツ語のようですが、

私の年齢の以上の会話ではよく出てくる単語に

 

Salättchen

 

というのがあり、

それはデリ類を指しています。

 

定番としては:

 

エビのマヨネーズ和えやニシンとサワークリームやビーツのサラダ

チキンと缶みかんとマヨネーズのサラダ

卵と人参とソーセージのコンビネーションが入っているRussischer Salatロシアのサラダ

マヨネーズが主体でそこにパプリカ粉でオレンジ色をしていればButapester Salat

セロリにりんごetcのマヨネーズ和えは以前にもご紹介したWaldorf Salat

https://dusseldorf.hatenablog.com/entry/2022/01/27/200019

 

 

などなどなど・・・・

 

その中でもドイツ北西部及び北東部地域のドイツ人に人気なのがFleisch Salat

ソーセージのサラダです。

 

 

 

 

Fleisch フライシュ

というのはドイツ語ではお肉ですが、

『フライシュザラート』

となるとお肉のサラダではなくて

『ソーセージのサラダ』となるところが言葉の面白いところ♪

 

 

1週間に一度、

期限ギリギリや期限を越したものをスーパーから寄付され、

それを難民や生活保護の方にお配りするお仕事をボランティアでしているのですが、

そこで最近知ったのが

ウクライナ語で『お肉』を指す『ミヤッサ』は

ハム類も含めての意味だということでした。

 

 

ということで、

もしかしたらソーセージのサラダを『お肉のサラダ』と呼ぶのは、

そちら系統からこの調理法が入ったのかしら・・・

 

 

と、考えてしまったり。

 

 

ドイツ人の主人も

このマヨネーズでしっかり和えたソーセージのサラダが大好き。

 

主人はスーパーの棚に並んでいるパックのものを自分で買ってきたりしていますが、

その内容表示を見ると食品添加物がずらり・・・・

 

なので、

なるべく自宅で作ることにしております。

 

家で作れば材料は

 

ソーセージ

ピクルス

そしてマヨネーズ

 

たったの3っつ

 

お好みでマスタードと白胡椒を数に入れれば5つです♪

 

 

日本の魚肉ソーセージでも同じようにできますので

いかがでしょう?

 

ソーセージはスライサーか包丁で細かく切ります。

 

手切りですとこんな感じ

 

 

 

スライサーはこちら

 

 

 

ピクルスも細かく切ります

 

 

 

これをマヨネーズであえるだけ♪

 

 

 

日本のマヨネーズは酸味がありますが、

こちらのものは少ないので、

ピクルスのマリネ液で調整したり、

マスタードで酸味を足したり・・・

 

その感覚はご家庭のお好みでどうぞ♪

 

主人はこのサラダをライ麦パンに山盛りのせて食べるのが好き。

 

 

 

 

 

イースターも過ぎ、

ドイツではモクレンがとてもきれいに咲く時期となりました。

 

 

 

 

 

 

庭の地植えのチューリップは今満開♪

 

 

 

昔、オランダでもチューリップはとてもお高くて、

チューリップの球根が『家』と交換できるくらいの価値があった時代もあったそうです。

 

日本でも小豆が金券のように取り扱われていた時代もあったとか。

そんな時代に生まれていなくてよかったと、

こういうお話を聞く度にしみじみ思います。

 

チューリップは買ってきたら、なるべく葉っぱをとって

花瓶のお水は少ない方がお花の持ちがいいとのこと。

お試しください♪