
ドイツでベリーの季節が終わりに近づくと
オレンジ色のキノコが市場やスーパーにお目見えします。
それが
杏茸
英語ではシャンテレール
フランス語系ではジロール茸
でしょうか。
ドイツではPfifferling
フィファリング
という名前ですが、
ドイツ語圏でも地域によって
色々変化しちゃいます。
南ドイツや
旧東独のザクセン地方
そしてフランクフルトのあるヘッセン地方
また
オーストリーやスイスでは、
Eierschwammerl
Eierschwämmchen
そして
Reherl,
Gelberle、Gelchen という
という名前で登場したり・・・
地域で名前が変わるくらい
ヨーロッパでの生活には切ってもきれない杏茸ですが、
森のわりと低い位置で生息するため、
きちんとお掃除しないとシャリシャリと
ゴミが舌に残ってしまうのが難点なんですよね・・・・
ドイツ語では
このシャリシャリすることを
knirschen
とか言って、
「あそこのレストランで杏茸食べたけど、
knirschenしてた」
みたいな会話もあるこの季節。

でも
杏茸はお水に強いので
洗っても大丈夫。
お水で洗っても、香りは逃げません。
もしかしたら日本の杏茸は育つ土が違うのでしょうか。
日本語のレシピサイトで、
『杏茸は紙で拭く』
とあるのを読みましたが、
欧州の杏茸でそれをしたら
砂や土のゴミだらけ。
口中サファリパークとなり、
とても堪能できたものではなくなります。
ですので
この方法で処理されてみてください。
まず
ビニール袋を用意し、杏茸と小麦粉を入れます。

袋の口を手で持ったら
一気に袋をシェイク♪
ヒダの中のゴミまで
小麦粉を纒わらせます。
そしてこれを
穴が大き目のザルへ。
そこに冷水でシャワーを浴びせれば・・・

ほうらこのとうり♪

ピッカピカの一年生♪
洗車したような杏茸に変ります。
この後、
キッチンペーパーでよく水分を拭ってからお料理します♪
例えば・・・
炒めて出た水分を利用して
クリーム煮とか

このクリーム煮をソースがわりにして
ステーキととか

相性の良いおネギと炒めて
シュニッツェルと合わせたり・・

お魚のソテーと一緒に・・

リゾットにしたり・・・

和風なら
炊き込みご飯でも。
バターで炒めてお醤油でもおいしいです♪
日本と同様、
四季折々の食材が楽しめるドイツ。
自然の恵みってありがたいですよね。
今年はキュウリの成長もよく、
たくさんたくさん取れました。

キュウリというと思い出すのが
ロシアの町
サンクトペテルブルグ。
ウクライナとの問題が起きてから
サンクトペテルブルグにはなかなか行けなくなりましたが、
数年前まではドイツ人にも人気の
夏の旅行の目的地でした。

この町の
案内をしてくれたのはアンナさん。
ベルリンの大学で学んだそうです。
ほぼアクセントなしのドイツ語で
案内してくれました。

移動のバスの中でも色々とお話してくれて、
日常の生活、
家族との暮らし、
両親とのことetc.....
そして話してくれたのがキュウリでした。
冬のロシアでは新鮮な緑の野菜は
スーパーの棚から消えてしまい、
たまにあっても
お高くて手が出ないそうです。
なので、
夏の間にピクルスをたくさん作って保存するとのこと。
寒いロシアでは
キュウリの栽培はもともと難しかったそうで、
新鮮なキュウリが食卓にあるということは
『庶民ではない』という
ステータスシンボルでもあったそうです。
サンクトペテルブルグの博物館に
展示してあるかつて貴族が所有していた陶器の置物には
キュウリの模様がついているものもありました。
いくつもの運河が流れるサンクトペテルブルグ。
運河ツアーのボートから
日本領事館も見えました。

こういう場所で日の丸を見ると
なんだかホッといたします。
今はレベル3の渡航中止勧告が出ているロシア。
見応えのある美術館もあり、
サンクトペテルブルグに1週間ほど滞在してみたいと思っていた矢先の
渡航中止勧告でした。
またいつか機会があれば
再訪してみたい場所の一つです。
ドイツ語ツアーガイドのアンナさんは
今まだサンクトペテルブルグにお住まいなのでしょうか。
元気で暮らされていることを願っています。
