Advent, Advent,
ein Lichtlein brennt...
Erst ein,
dann zwei, dann drei , dann vier,
dann steht das Christkind vor der Tür
ドイツ人なら誰でも知っているこの小さい詩・・・
『アドヴェント アドヴェント
1本のろうそくが灯っているよ
最初は1本
そして2本、次に3本、そして4本
そうしたらクリスマスの天使がドアの前に立っているよ』
という詩ですが、
作者は不明だそうです。
この詩には続編もあり、
und wenn die fünfte Kerze brennt,
dann hast du Weihnachten verpennt !
そして
5本目のろうそくが灯っていたら、
クリスマスをうっかりしてて寝過ごしちゃったんだ!
という・・・(笑)
日本でも最近ではお馴染みのクリスマスリース。
市販されていますが、
私は毎年手作りしております。
といっても、
買ってきたリースに飾り付けをするだけですが。
その年その年の状況で
飾り付けも変わっていきます。
昨年は娘がクリスマス時期に結婚いたしましたので、
全て白に統一いたしました。
孫が生まれた年には
それなりの夢のあるリースに。
でも
今年は色々と用事で忙しくて、
前日に急に用意をするという
ドロナワ方式の突貫工事でしたが、
ろうそくに火を灯したらそれなりになりました。
ドイツの家庭では、
このアドヴェントの時期からクリスマスの準備が始まります。
アドヴェントは皆さまもうご存知ですが
クリスマスの4週前の時期のこと。
地下の箱に眠っていたお飾りを出し、
家中をクリスマス色にしていくのもこの時期からです。
ゲスト用トイレのタオルもクリスマス柄に変え、
階段の手すりもそれなりに・・
お配りもののStollenも次々とパッキングし、
と、
12月に入るともっと忙しくなるのですが、
人恋しくなるのもこの季節。
『ワインでも一緒にいかが?』
と隣人や友人に声をかけ、
(なんだか怪しい雲行きですので、再度ロックダウンする前に・・
そうならないことを祈りますが・・・)
一晩にご夫婦1組のみだけお呼びして、
よもやま話をしております。
そんな時に便利なのがタパス。
色々作っていてはキリがないし、
お呼びするとなっただけで気が疲れるし・・
それが続けば
お互いに遠慮の関係になってしまいますので、
こういう時には市販のデリもおおいに利用しましょう。
チーズにパン、
そしてワインだけでも十分。
瓶詰めの買い置きのオリーブだって、
瓶から出して水を切り、
ニンニクのすりおろしにレモンをひとかけ、
そしてパセリとオリーブオイルに前もって漬け込んでおけば
あら?
これ、もしかして、あそこで食べたオリーブなんじゃない?
というお味にヘンシンしちゃいます♪
こういう場合、
テーマになりそうなものを一つ作っておくのもホストとして大事。
例えば
旅行先で見つけたワイナリーから買ってきた
とっておきのワインを開けるとか、
自分でも
『これはキレイね♪』
と
内心ちょっと鼻が高くなるようなテーブルセッテイングをしてみるとか。
このタパスの晩は、
お花屋さんから
自宅の庭で夏に咲くバラと同じ種類のバラを買い、
ビターのカラビンに入れて生けてみました。
案の定、
『あら、素敵!
まるで夏の庭先に座っているみたいね』
と、
お褒めの言葉をいただき、
それからお庭の話、
バラの手入れの話、庭師の話・・・etc
と、
夜がふけていきました。
主婦はお家ではシェフですが、
だからと言って
台所に立ちっぱなしなんてとんでもない。
こういうスタイルなら会話に参加できて、
とっても楽しい晩を過ごすことができます。
NRW州はまだなんとなく保っておりますが、
新種株のオミクロンも発見されたそうで。
でも、どうか再度ロックダウンとかにはなりませんように・・・