ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフの大手料理教室で講師をしております

ズッキーニのお話

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黄色い大きなお花のズッキーニ。

このお花を髪に飾ると、

ハワイアンが踊れそうです♪

 

ズッキーニは今が旬。

 

今年は自宅では豊作で、

次から次へと黄色いお花が咲きますが、

一日経つとしぼんでしまいます。

 

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でも

このお花に詰め物をすれば、

旬ならではのアンティパスティともなります。

 

カールスプラッツの市場でもお花だけ売っていますが、

入手されたら真ん中のメシベ、もしくはオシベの部分は取りましょう。

 

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ズッキーニには雄と雌があり、

下に小さなズッキーニがついているものが雌、

 

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茎だけのが雄です。

 

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モッツアレラチーズを包んだり、

ハンバーグのお肉、

変わり種となりますが、

餃子やシュウマイの餡の残りを包んでフライパンで焼いても

美味しい一品となります。

 

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小さなズッキーニがついているものは、

お花付きのままフリットにするとキレイで、

お花の甘みを感じることができます。

 

日本でもズッキーニは日常の夏のお野菜となったようですが、

買うときには切り口の部分を見て、

できるだけ新鮮で、

乾いていないものを選びましょう。

 

そして

もっと本来の美味しさを感じるための

一工夫があります。

 

それは

『お塩』

 

ズッキーニはキュウリほどではないですが、

とっても水分を含んでいます。

 

ですので、

カットした後にお塩をパラパラとふって、

ザルにあけ、

10分〜15分ほどしばらく置いておきましょう。

 

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そうすると、

新鮮さにもよりますが、

びっくりする量のお水が出てきます。

 

このままオカカに生姜醤油、

もしくは梅酢でもいただけますが、

火を通す場合には、

キッチンペーパーで水分を取ってから、

オイルにまぶしてフライパンへ。

 

菜箸で焼きそばを炒めるみたいなことはしないで、

フライパンの上にちょっと置いて蓋をしておけば、

一箇所だけ美味しそうな焦げ目がついて、

中は火が通った状態となります。

 

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『今日はお肉のソテーね』

という時には、

ズッキーニの他にミニトマトも買ってきて、

それもついでにフライパンで火傷させると、

お家レストランになります。

 

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ここに

フライドポテトとお肉のソテー

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陽気な夏のハーブでグレモラータを作り

上にかければ、

ちょっぴりご自慢のお夕飯となります♪

 

お知らせ

9月に再開いたします日本語でのお教室は、ソーシャルディスタンスが可能で、窓が開けられる大きなStein Straßeのスタジオとなりました。

ご質問は日本語専用メールの

frankpetzchen@gmail.com

までどうぞ。

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