お天気があんまりよくないドイツでも、
グリーンのハーブがキッチンの横にあると
なんだかそれだけで気分が明るくなります。
でも
ドイツのハーブは1回買うと量が多くて
使い切らない場合もよくあったり。
例えば・・
ちょっとだけ
エスニックに欲しいと思うコリアンダー
香菜もこんなに山盛り
↓
買ってくるハーブたちは日持ちも良くなく
あっという間に黄色くなってしまいます。
だからといって
ウサギさんのように
もしゃもしゃ食べるのもできないですし。
ですので
勤務先のクッキングスクールでも
そして自宅でも
使いきれずに残ったハーブは
ミキサーにかけてディップにしています。
バジルにオリーブオイル
ニンニク
パルメザンチーズ
そして松の実で作るジェノバペースト・・
ジェノバペーストは
イタリア料理の代表的なディップですよね。
ジェノバペーストはパスタソースとしてだけではなく
私共はクッキングスクールのお教室の前、
薄切りにしたフランスパンに添えて
生徒さんにお出しすることも多いです。
イタリアンパセリが残ったら、
おろしたレモンの皮とおろしたニンニク
そしてオリーブオイルと混ぜてグレモラータに。
オーソブッコにはつきもののグレモラータですが、
これは
さっと焼いたイカやタコ、エビ、
そして白身魚等のシーフードにもとても合います。
この変化球として
例えばコリアンダー
香菜もざざっとミキサーにかけ
お塩をして
あまり個性が強くないオイルと混ぜれば
多方面に使えるディップの元となります。
ここから先
用途によって変えていくのがお料理の楽しいところ♪
例えばグレモラータにこのコリアンダーのディップを混ぜて
オリエンタルな香りを添えてみましょう。
オリエンタルな香りの変化球を投げる時
とっても便利なのが
Kreuzkümmel クミンパウダー
これを一振りするだけで
アラビアやインド、そしてイスラムの世界にも入っていけます。
これに刻んだ玉ねぎやチリを入れれば
アルゼンチンのBBQソース
チミチュリに。
レモンの代わりに赤ワインビネガーを使い、
ドライタイムも投入すれば
Mojo Verdeというカナリア諸島のディップに早変わり。
オーブンで焼いたジャガイモや
ローストビーフににもピッタリですし、
白いソースの上に模様を描いたり
ソースに混ぜたりして彩りと香りを添えることもできます。
残ったハーブディップの類は清潔な瓶に入れ、
上面にオイルを多めにしておけば1週間は冷蔵庫保存が可能です。
今日の自宅の晩ごはんは
タコのソテーのバジルディップ添えに
ドイツのテレビの料理番組で見た
アランチーニを作りました。
その番組は
『KIitchen Impossible』という番組で
私はあまりテレビは見ないのですが、
これだけは録画までしてみております。
この番組は
2人のシェフがお互いに相手を見知らぬ土地に送り、
そこで提供されたお料理を試食し、分析。
シェフ自身で
想像する食材のお買い物に行ってから
そのお料理が作られたキッチンで
誰の助けも得ず
ネット検索もせずに再現し、
そのお料理をよく知る人たち10人が採点をするという番組です。
先週は
『シチリアでアランチーニを作る』というのでした。
アランチーニはまず
リゾットとラグーを作ってから・・
というのが大抵の手順だと思いますが、
そこのお店は違っていて、
お米も2種類使い別の炊き方でアランチーニの準備をしていました。
メモを取りつつ番組を見て、
これならできるかもと初挑戦。
私たち日本人は
お米の扱い方にはそれなりに慣れているのだと思います。
ミシュランシェフが失敗したアランチーニも
自宅のキッチンで
なんとなくそれなりにできました♪
あれ。。
もしかしてミシュランシェフが失敗したのは
番組企画書にそうあったから??
なんてことは考えない(笑)
そんなこんなでもうすぐイーズター。
今年も自宅の前庭の木に
イースターエッグを飾りました。
この木は
夏になるとピンクの花を咲かせるフヨウなのですが、
この時期ははだかんぼ。
でも
色とりどりのイースターエッグを飾ったら
周りがぱ〜っと明るくなりました。
花咲か爺さんならぬ
花咲か婆さんです(笑)