キッチンストーリー in デュッセルドルフ

在独40年+α デュッセルドルフのクッキングスクールでドイツ人に調理の基礎を教えております

ジャガイモとソーセージだけじゃないドイツ食 フランクフルトのハーブのソース





ドイツといえばジャガイモにソーセージ

 

フォークが真ん中に刺さった塊のお肉・・・・

 

 

なんてイメージをお持ちの方が

日本では多いのでは?

 

 

確かにそれもありますが、

ドイツにもお肉を食べない日というのがあります。

 

それが明日の

聖金曜日。

 

イエスキリストが

十字架にかかった日です。

 

 

その日にお肉を食べないというのは

国の宗教がキリスト教であるドイツでは

 

信者でなくても

 

食の習慣として

守られているのかもしれません。

 

 

その前日の今日は

Gründonnerstag

 

 

緑🟢の木曜日と呼ばれています。

 

 

 

🟢

 

Grün

 

 

ですが、

これは

 

古典ドイツ語の

 

 

greinen

 

『泣く』

 

という意味からきているそうです。

 

 

いづれにしても今日は

 

 

緑のものを食べる日。

 

 

 



 

 

この時期に出てくるギョウジャニンニクのペストや

ほうれん草も

 

ドイツ人家庭では

この日の食卓の主役になることでしょう。

 

 

主人はフランクフルトの出身。

 

 

ですので、

我が家ではこの日は

 

 

フランクフルトのグリーンソースと決まっています。

 

 

 

ドイツの七草と言われるこのハーブたち。

 

 

アニスの香りがする

Kerbel

チャービル

 



 

Pimpinelle

パーネット

 

 

酸っぱい

Sauerampfer

スイバ

 

 




🥒きゅうりの香りがする

Borretsch

ルリチシャ

 

 

西洋クレソン

 

 

 

このほかにチャイブSchnittlauchとパセリ・・・

 

 

この時期は

これが束になって売られています。

 

 

 

 

 

フランクフルトでは

白い紙に包まれていますが、

デュッセルドルフの市場で見る以外は

パック入りかも。

 

 

このハーブたちろ細かく切り刻み、

サワークリームとあえて作るのが

フランクフルト名物の

Grünesaße

 

 

 

 

フランクフルト市内の

Kleinmarkthalleでは

年間通じてこれを立食でいただけます。

 

 

これにはゆで卵が付き物。

 

 

 

 

 

今日は義母が集めたマイセンで

食卓を飾りました。

 

 

ドレスデンで生まれて育った義母は

戦時中、

 

軍医として

ミュンヘンからドレスデンに来た義父と知り合い結婚。

 

その後東西の壁があり、

両親にも友人にも会えないという

 

大変な時期を過ごしました。

 

 

その中で

義母にとって西側で

マイセンの器を集めるということは

 

故郷を思う気持ちがあったのでしょう・・・・・・

 

 

 

 

 

今のマイセンは分かりませんが

 

この時代のマイセンは

食洗機には対応していないと思いますし、

 

大事に使いたいため

 

手洗いします。

 

 

東西に分かれていたドイツ。

 

 

政治や世界情勢のことはここでは語りたくないのですが、

 

第二次世界大戦で大変な思いをし、

そしてその後にあった壁、

 

東西ドイツ。

 

マイセンを使うたびに

 

いろいろ考えさせられます。