ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフのクッキングスクールでドイツ人に調理の基礎を教えております

ドイツワインと玉ねぎのケーキ!ライン川のワイナリー #ドイツ家庭料理

 

ドイツの秋といえばビールのお祭り

『オクトバーフェスト』ですが

 

ワインの赤ちゃん

Federweisserの時期でもあります♪

 

フェーダーヴァイサーは

日本の『どぶろく』と同じようなもので

濾していない発酵途中のワインのこと。

 

この時期

ドイツではスーパーでも売っていますが、

 

我が家のアルコール部門担当官(笑)は

ライン川沿岸のお気に入りのワイナリーへ

赤と白のワインの赤ちゃんを買いに行きます。

 

こちらが我が家のお気に入りのワイナリー

 

https://www.weingut-scheidgen.de/

 

 

 

 

ライン川にあるこのワイナリーでは

1799年からワインを作っているそうです。

 

 

 

 

 

 

こちらでワインの試飲もでき、

家に発送もしてくれます。

 

 

 

 

 

今回はお目当てのFederweisserの他に

大好きなロゼ

 

そしてロゼのスパークリングワイン

白も数種類

大人買いして参りました♪

 

 

 

 

 

 

買ったFederweisserはまだ発酵途中なので、

きちんと栓をしてしまうと瓶から栓がポンと抜けるか

 

瓶が破裂をしてしまうので

 

コルクとかで栓はせず

 

蓋は上に被せてあるだけ。

 

なので車の中で倒れないように

 

大事に大事に持って帰ってきます。

 

 



フェーダーヴァイサーは持って帰ったらすぐに冷蔵庫に入れ、

 

友人に電話。

 

「ねえねえ、

Federweisserをいつものところから買ってきたんだけど、

来ない?

Zwiebelkuchen玉ねぎのケーキを焼くし。

いつ時間ある?」

 

となり、

 

それからいそいそと玉ねぎを切って

 

炒め始めるのが例年の秋の行事となっております。

 

 

 

 

 

Zwiebelkuchen

 

玉ねぎのケーキの生地は

イーストを使う場合と

 

タルト生地を使う場合と二つあります。

 

イーストを使うのも美味しいのですが、

 

お腹がパンパンになってしまうことや

翌日かたくなってしまうので

 

我が家ではパイ生地・・・

 

簡単なキッシュの生地で

作っております。

 

フィリングは

キッシュとほぼ同じですが、

 

たくさんたくさんの玉ねぎが入るところが

キッシュとの違いでしょうか。

 

 

 

 

 

今回は20センチの型で

握りこぶしほどの大きさの玉ねぎを3個使いました。

 

でも・・・

玉ねぎを炒めるのは時間がかかるし・・・・

 

おっしゃる方もいらっしゃいます。

 

でも

玉ねぎを炒める時に水分が出るようにまずお塩。

 

そしてお砂糖もし、

蓋をして

蒸し煮のようにすればあっという間に量が減り、

 

その後

蓋をとって水分を飛ばせば時間をかけずに玉ねぎが飴色に♪

 

この時のコツは

フライパンの中をいじらないこと♡

 

火加減等は実際にお見せした方が早いので、

次回のお教室の折にでもこのテクニックを実際にご伝授したいと思います。

 

玉ねぎケーキのフィリングは

その飴色玉ねぎ

 

そして卵3個

生クリームか

クリームチーズを牛乳で柔らかくしたものをカップ1杯にしています。

 

お好みで

ベーコンやチーズを入れても。

 

 

ベーコンは

フィリングにそのまま入れると脂っぽくなるので、

 

細かく切って炒めたら

さっと熱湯をかけ、

 

ザルにあけたものを使うと

燻製の香りは残りますが

さっぱりとしたお味になります。

 

 

 

 

 

今回は

フェーダーヴァイサーと玉ねぎケーキのみの

簡単なご招待

 

そして

一緒に食事を共にする友人夫婦のお家から我が家へは

 

『徒歩3分』

 

という距離なのですが

 

それでもテーブルセッティングは季節感を取り入れるようにしています。

 

 

 

 

 

 

 

こういう小物があると、

季節のクロスを省いてもワンランク上のおもてなしになるので

目に入ったものは買っております。

 

 

勤務先のクッキングスクールが売却されました。

今新しいオーナーの元、

スクール自体が再編成および再起動中のためお休みしていた日本語のお教室ですが

11月20日に再発足となりました。

 

当日は毎年慣例

義母のドレスデンの家に代々伝わるシュトーレンを焼き、

焼いている間に

ドイツ家庭の食卓によく登場する定番の一皿をご一緒に作りましょう。

 

詳細は次回、

書かせていただきます。

 

日本語のクッキングクラスへのご質問は日本語専用メール

frankpetzchen@gmail.com

までどうぞ。

https://frankpetzchen.de/