ウイキョウ もしくは フェネル
好きな方と嫌いな方に分かれるお野菜の一つだと思います。
ドイツでは離乳食から使われるお野菜だからでしょうか?
ドイツ人では『嫌われる』お野菜部門にはおそらく入らないこのウィキョウ。
フェンヒェルとこちらでは呼ばれています。
小さな苗はディルの苗とよく似ているので、
「間違えて買って、後からフェネルになったわ。
まるでヒナを育てていたら、全然違う鳥になっちゃったみたいなものよ」
と、
モントリオールに住んでいる友人が声高らかに笑って話してくれました。
フェネルは夏のお野菜で、今が旬です。
以前ご紹介したオレンジと合わせるサラダ
↓
このサラダもよく夏の食卓に登場しますが、
冷たいものばかりを食べているのもカラダにはよくないので、
夏向きのグラタンはいかがでしょうか?
グリーンサラダと合わせれば、夏のテラスのランチにもってこい。
ジャガイモとウィキョウと、
もしかしてクリームチーズが残っていたらそれを使うか、
以前お教室でみなさまとご一緒に作った
『絶対に失敗しないホワイトソース』
を使います、
ウィキョウは解体し、緑の部分は別に取っておきましょう。
ジャガイモは皮を剥き、薄めに切っておきます。
もし粗塩ジャガイモが冷蔵庫にあればそれをお使いください。
粗塩ジャガイモはこちら
↓
ジャガイモとウィキョウを
耐熱皿になるべく立てて交互に並べ
もしあれば冷蔵庫の残りのチーズをかけ
クリームチーズの残りか
チャチャっと作ったホワイトソースをかけてオーブンで焼きます。
クリームチーズでグラタンを作る方法はこちらからどうぞ
↓
オーブンから出てきた状態はこんな感じですが
この上に
取っておいたグリーンを散らせば、
あっという間によそゆきの顔になります♪
あちちの状態でいただかなくても美味しいオーブン料理は
ギリシャやトルコのお料理にも多いですね。
このグラタンもその一つ。
なんだかカラダに良いことをしているような気がするグラタンになります。
ウィキョウの美味しさを知ったのは地中海に浮かぶマルタ島でした。
シチリアとアフリカ大陸の間に挟まれたこの島には
イタリア料理と北アフリカの食文化が融合したお料理の数々があります。
特にウィキョウは道端にも生えていて、
初老のマダムがその道端でグリーンの部分をちょいちょいと摘んで
エプロンの中に包んで持って帰っていたのを見たこともあります。
デュッセルドルフから直行便も出ているマルタ島は
オススメしたい旅行先の一つです。
水難よけの目がついている漁船にも出会えますよ♪