デュッセルドルフの常設市場
カールスプラッツの近くのキッチンスタジオでお仕事をしています。
昼間のお仕事が終わって帰るとき、
ふと見たら
Steinbutt イシビラメ
が
ねえねえ、このままだと売れ残っちゃうよ、
ゴミ箱行きはいやだよ
お家に連れて帰ってよ
と見ているではありませんか・・・
なので早速購入♪
イシビラメは
大きな平目で
表面に石のようなボコボコがついているのが特徴です。
お魚を買った後
角を曲がったところにある八百屋さんで
大好きなミニのアーティチョークも発見。
でも
ちょっと黒ずんでいました。
ですので
10秒くらい
買おうか買わないか・・・
立ち止まって考えていたら
顔馴染みの市場のオニイサンが
「アーティチョーク、もってく?
もう閉めるし明日は休みだし、
今日はお代はいらないよ」
あ、
それならいただいて帰ります♪
というわけで・・・
アーティチョークをゲット。
お魚とアーティチョークなら、
今日のバンゴハンは
南仏のお料理にいたしましょう。
というと
ハードルがとっても高く聞こえますが、
お魚一匹丸ごとのお料理は
実はカンタン♪
必要なのは深めの耐熱皿
お塩と白ワイン
もしあれば
タイムとかローズマリーとかのハーブ
もしくはプロバンスのミックスハーブ
エルブ・ド・プロバンス
それだけです。
お料理を始める前に
オーブンを200℃に温めておきましょう。
お魚は
流水で全体とお腹を洗ったら
キッチンペーパーで水分を拭き取ります。
綺麗になったお魚にお塩をしっかりしたら
オイルを少量引いた耐熱容器へ。
私は自宅では
オバール形のお魚用フライパンを使いますが、
こういう大きなフライパンがなければ
グラタン皿か
深めの天パンをお使いくださいね。
お魚を耐熱容器に入れたら、
上面に
切れ目を中骨まで入れましょう。
そしてその切れ目にハーブとお塩、
バターも差し込みます。
その後白ワインを
コップに半分くらい入れます。
このときにレモンの薄切りを入れたり
プチトマトが残っていたらそれも丸ごと入れたり
ニンニクを潰してお魚の周りにおいても美味しくできます。
お魚が焼けるまで30分くらいなので、
この間にサイドの準備をします。
今日はアーティチョーク♪
アーティチョークの大きなものは
解体作業に時間がかかりますが、
この小さなアーティチョークは力もいらず
とってもカンタン。
上部から1/3くらい切ったら
むいたガクのが綺麗な?
新鮮そうな?色になるまで
そうですね・・・
外から2〜3枚くらいでしょうか?
ガクの葉っぱを手で取ります。
この写真でお分かりになります?
市場から買ってきたアーティチョークの外側と
ずいぶん色が変わってきていますでしょう?
そうしたら、
櫛形に8っつくらい切り分けます。
アーティチョークの下準備には
パン用のギザギザナイフがあれば便利です。
アーティチョークは空気に触れると黒くなるので
切ったらすぐに酢水へ。
レシピ本には
『レモン水』
と書いてある場合が多いと思いますが、
変色しないために『酸』が必要なので
お酢をお水で薄めても大丈夫。
レストランのキッチンでも
そうしている場合が多いです。
大きなアーティチョークは
中に綿があるので
それを取らなければならないのですが、
ミニのアーティチョークは
取らなくても大丈夫。
なので
とってもとってもラクなんです♪
下準備したアーティチョークは
オリーブオイルで炒めれば出来上がりですが、
ラディキオが残っていたので
色つけのためにも一緒に炒めました。
ラディキオは生でいただくと独特の苦味があるのですが、
火を通すと
全く違うお野菜になります。
色も出るのでとってもキレイ。
今日はトマトが1個残っていたので
それも入れてしまいました。
お魚にも火が通り・・・
イシビラメは
表面に石のようなボコボコがあるので
皮をとってお皿へどうぞ。
秋色の
とっても美味しいお魚料理が
45分ほどでできました。
先週は雪が降り、
あっという間に真っ白に。
朝はこんなに真っ白でしたのに、
午後にはもう溶けてしまうという温度差でした。
「雪だるまを作ろうね」
と
大きな期待を膨らませて孫が来たのですが、
ママと来た時には
もう芝生が見えるくらいの雪の量に減っていました。
なので
孫の生涯最初の雪だるまは
ちっちゃい
ちっちゃい雪だるま・・・・
可哀想に。
ちょっとがっかりしていました・・・・・・