ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフのクッキングスクールでドイツ人に調理の基礎を教えております

アーティチョークってこんなにイージー♪ 

 

 

 

デュッセルドルフの常設市場

カールスプラッツの近くのキッチンスタジオでお仕事をしています。

 

昼間のお仕事が終わって帰るとき、

 

ふと見たら

 

Steinbutt イシビラメ

 

ねえねえ、このままだと売れ残っちゃうよ、

ゴミ箱行きはいやだよ

お家に連れて帰ってよ

 

と見ているではありませんか・・・

 

 

 

なので早速購入♪

 

 

イシビラメは

大きな平目で

表面に石のようなボコボコがついているのが特徴です。

 

お魚を買った後

角を曲がったところにある八百屋さんで

 

大好きなミニのアーティチョークも発見。

 

でも

ちょっと黒ずんでいました。

 

ですので

10秒くらい

買おうか買わないか・・・

 

立ち止まって考えていたら

 

顔馴染みの市場のオニイサンが

 

「アーティチョーク、もってく?

もう閉めるし明日は休みだし、

今日はお代はいらないよ」

 

あ、

それならいただいて帰ります♪

 

というわけで・・・

 

 

 

アーティチョークをゲット。

 

お魚とアーティチョークなら、

 

今日のバンゴハンは

南仏のお料理にいたしましょう。

 

というと

 

 

ハードルがとっても高く聞こえますが、

 

お魚一匹丸ごとのお料理は

実はカンタン♪

 

 

必要なのは深めの耐熱皿

 

お塩と白ワイン

 

もしあれば

タイムとかローズマリーとかのハーブ

 

もしくはプロバンスのミックスハーブ

エルブ・ド・プロバンス

 

 

それだけです。

 

お料理を始める前に

オーブンを200℃に温めておきましょう。

 

 

 

お魚は

 

流水で全体とお腹を洗ったら

キッチンペーパーで水分を拭き取ります。

 

 

 

 

綺麗になったお魚にお塩をしっかりしたら

オイルを少量引いた耐熱容器へ。

 

私は自宅では

オバール形のお魚用フライパンを使いますが、

 

こういう大きなフライパンがなければ

グラタン皿か

深めの天パンをお使いくださいね。

 

お魚を耐熱容器に入れたら、

 

上面に

切れ目を中骨まで入れましょう。

 

そしてその切れ目にハーブとお塩、

 

バターも差し込みます。

 

 

 

 

 

その後白ワインを

コップに半分くらい入れます。

 

 

このときにレモンの薄切りを入れたり

プチトマトが残っていたらそれも丸ごと入れたり

ニンニクを潰してお魚の周りにおいても美味しくできます。

 

 

 

 

 

お魚が焼けるまで30分くらいなので、

 

この間にサイドの準備をします。

 

 

今日はアーティチョーク♪

 

 

 

 

 

アーティチョークの大きなものは

解体作業に時間がかかりますが、

 

この小さなアーティチョークは力もいらず

とってもカンタン。

 

 

 

 

上部から1/3くらい切ったら

 

むいたガクのが綺麗な?

新鮮そうな?色になるまで

 

そうですね・・・

 

外から2〜3枚くらいでしょうか?

 

ガクの葉っぱを手で取ります。

 

 

 

 

 

この写真でお分かりになります?

 

市場から買ってきたアーティチョークの外側と

ずいぶん色が変わってきていますでしょう?

 

 

 

 

そうしたら、

 

櫛形に8っつくらい切り分けます。

 

 

 

 

 

アーティチョークの下準備には

 

パン用のギザギザナイフがあれば便利です。

 

 

 

 

アーティチョークは空気に触れると黒くなるので

切ったらすぐに酢水へ。

 

 

 

 

レシピ本には

 

『レモン水』

 

と書いてある場合が多いと思いますが、

 

変色しないために『酸』が必要なので

 

お酢をお水で薄めても大丈夫。

 

レストランのキッチンでも

そうしている場合が多いです。

 

 

大きなアーティチョークは

中に綿があるので

 

それを取らなければならないのですが、

 

ミニのアーティチョークは

取らなくても大丈夫。

 

なので

とってもとってもラクなんです♪

 

 

下準備したアーティチョークは

オリーブオイルで炒めれば出来上がりですが、

 

ラディキオが残っていたので

色つけのためにも一緒に炒めました。

 

 

 

 

 

ラディキオは生でいただくと独特の苦味があるのですが、

火を通すと

全く違うお野菜になります。

 

色も出るのでとってもキレイ。

 

 

 

 

今日はトマトが1個残っていたので

それも入れてしまいました。

 

 

お魚にも火が通り・・・

 

 

 

 

 

イシビラメは

表面に石のようなボコボコがあるので

皮をとってお皿へどうぞ。

 

 

秋色の

とっても美味しいお魚料理が

45分ほどでできました。

 

 

 

 

 

 

先週は雪が降り、

あっという間に真っ白に。

 

 

 

 

朝はこんなに真っ白でしたのに、

午後にはもう溶けてしまうという温度差でした。

 

 

「雪だるまを作ろうね」

大きな期待を膨らませて孫が来たのですが、

 

ママと来た時には

もう芝生が見えるくらいの雪の量に減っていました。

 

なので

孫の生涯最初の雪だるまは

 

ちっちゃい

ちっちゃい雪だるま・・・・

 

 

可哀想に。

ちょっとがっかりしていました・・・・・・