ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフのクッキングスクールでドイツ人に調理の基礎を教えております

ドイツ家庭のおばんざい ブロッコリーサラダ

 

新しくレシピを開発したり、ドイツ語でそれを書いたり、

クッキングスクールで料理をお教えするのは私の仕事ですが、

毎日自宅で料理をきちんしているかと聞かれれば、

答えは実は NO...

 

時間的なこともありますし、日本並みの暑さが続くと、

さっと作る家庭のおばんざいが多くなります。

 

例えば我が家の冷蔵庫に常備しているのがこれ♪

          ↓

 

 

 

   フランスの濃厚な発酵クリーム

   クレームフレッシュのハーブ入りです。

 

      中身はこんな感じ

          ↓

 

 

 

  これが一つあると何かと便利で

 

      例えば・・・

 

 

サーブする深めのお皿に紫玉ねぎかエシャロットを刻んで入れ

そこにゆでたブロッコリーを熱いまま入れます。

 

 

 

 

ブロッコリーは少々きつめのお塩を入れた熱湯でさっと茹でましょう。

 

茹だったあと冷水で色止めをされる方がいらっしゃいますが、

そうするとブロッコリーの旨みが小さな房の間から逃げてしまうので、

 

     そのまま穴杓子でお湯から引き出すか、

ザルにあけてそのまま冷ますのがブロッコリーを一番美味しくいただく方法です。

 

塩気が強めのお湯で茹でれば、冷めても変色しません。

 

     あら?

 

っと思われるくらい、ブロッコリー本来のお味がわかると思います♪

 

 

お湯から出したての茹でたてブロッコリーは熱いので、

玉ねぎ類が生でも、ブロッコリーの余熱で蒸されて大丈夫。

 

しばらく置いておいて粗熱が冷めたら、

クレームフレッシュのハーブ入りを適量混ぜてお料理は完了です。

 

 

 

 

 

 

もしクリームが硬いようならばお水で調整されてみてください。

 

 

 

 

 

    このサラダ、

  このままバケットといただいても美味しいですが、

  ステーキ用のお肉が残っていたので、

  それをさっと焼いてブロッコリーのサラダと一緒にお昼にしました。

 

 



     調理時間は

 ステーキを焼く時間も含めて全部で15分だったでしょうか・・・

 

 

スーパーから寄付された廃棄食材を選定し、

まだ食用可能なものを

難民や生活保護の方々にお配りするボランティアを1週間に一度しております。

 

そこでお配りできないのが日付が2日過ぎた生乳。

これらはボランティア先でも下水に流し破棄となります。

 

あまりに勿体無いので貰い受け、

色々失敗を繰り返したのちに

モッツアレラチーズを作ることに成功しました。

 

   必要なものは

お酢とお鍋とザルと温度計とガーゼのみ。

 

慣れれば案外あっという間にできますし、

牛乳本来の味がしてとてもとても美味しいので

 

もしかしたら次回の日本語のお教室でやっても楽しいかしら・・

なんてドイツ人オットにポロッと漏らしたら、

 

「でもこれをプログラムに組んだら君のボスが絶対

『何やってんの? 路線からはずれないでね』

って言うぞ」

 

と、ストップされました(笑)

 

 

手作りのモッツアレラは小さくちぎってグラスに入れ、

完熟のトマトは食べやすく切り、

そこに庭のバジルとイタリアンパセリで作ったソースヴェルデをたらっと・・

 

我が家ではとってもお気に入りの一品となっています。