パリパリしたおこげの下から顔をのぞかせる、
良い香りのサフランライス♪
たまにこれをいただきたくて、
ペルシャのお料理を作ります。
まず、
バスマティライスを炊いてから
フィロ生地・・・
トルコ屋さんでは
『ユフカ生地』という名前で売っている
春巻きの皮のようなものをフライパンに広げます。
フライパンには、
薄くオイルを塗っておきましょう。
そして、
その上に炊いたご飯を散らし、
お湯とお砂糖で色出しをしておいたサフラン水に
ちょっとだけご飯を混ぜてかおりをつけ、
それもフライパンに戻します。
バターをところどころに置いて、
お塩をパラパラ・・
蓋をして、
ご飯の水分がなくなって、
下におこげができるまで焼きます。
フィロ生地、
もしくはユフカ生地が手に入らない場合には、
薄切りにしたジャガイモでも美味しくできます♪
しばらくしたら、
餃子を焼くときみたいに、皮をちょっとだけ持ち上げて下を覗き、
焦げ目がついていたら出来上がり。
大きめのお皿をフライパンの上にのせて
ひっくり返すと・・・
ほうら。
お好み焼きみたいでしょ?
真ん中を割るとこんな感じ
↓
バスマティ米には、
二つ炊き方があります。
一つは日本のお米と同じように炊く方法。
もう一つは茹でる方法です。
茹でる場合には、
お塩を入れたお湯にお米を入れ、
時々かき混ぜながら15分ほどでしょうか。
お米が長くなってきたら出来上がり。
ザルにあけてよくお水を切っておきましょう。
いづれの場合も、
炊く前にお米にお水を吸水させて、
ザルに少し上げておいてからの方がパラっと炊けます。
炊飯器の時間設定予約メニューですと、
パラっと炊くことが難しい場合がありますので、
炊飯器で炊く場合にはすぐにスィッチをどうぞ。
今日は、
ひき肉のケバブと、
ガス火で焼いたトマトを付けました。
ケバブはあちらでは羊肉で作ることが多いそうですが、
私は牛ひきで作っております。
味付けはシナモンと、
玉ねぎのすりおろし。
そしてスーマックと呼ばれる赤シソの粉末のような香辛料とお塩。
お庭のグリル台で、
脂を落としながら焼けばもっと本格的ですが、
寒くなってまいりましたので・・
今日はもう第一アドヴェント。
4週間後はクリスマスです。
娘がお嫁に行くので、
今年のリースはウェデイングのシンボル、ホワイトにいたしました。
ペルシャのお料理は、
テヘラン出身の友人から教えていただいたものです。
子供の時にイラン革命があり、
お母様と最後の便でニューヨークへ亡命。
革命の時、そしてアメリカでもたくさんの悲しい出来事があり、
『イラン』という言葉を使わない彼女・・
ゆらゆら揺れるキャンドルの灯を見ながら、
いろいろなことを思い浮かべております。
来年は世界が普通の生活に戻れますように。