ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフの大手料理教室で講師をしております

バーベキューに❤️ちょっとご自慢のスペアリブ

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少しづつ変形しながら最後に行きついた作り方の

私のスペアリブ

 

ちょっとだけご自慢です♪

 

最近は『スペアリブ』でも通用しますが、元来のドイツ語では

Schälrippchen

シェールリップヒェンといいます。

 

良いお天気の時は生のお肉ですとちょっと心配ですが、

このやり方なら火が通っているのでカンカン照りでも大丈夫。

 

そして

バーベキューにしなくてもこのままでも美味しくいただけますので、

パーティー料理としてもこの上なく重宝しております。

 

自宅ではこういう蓋つきの陶器で火を通していますが

 

 

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バッドに入れてアルミフォイルでも同じ様にできます。

 

必要なものは時間。

 

 

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このスペアリブを作るためにはまずお肉屋さんで注文して、

ついでに材料を揃えた後、

 

オーブンでゆっくり火を通す作業

冷蔵庫で冷やす作業

ソースを煮詰める作業

バーベキューのグリルにのせる作業

 

と段階があるので、

最低2日間は余裕を見ています。

 

簡単にレシピを♪

 

スペアリブ1キロほどの場合

 

大きな玉ねぎのすりおろし 1個分

100%のオレンジジュース 500ml

生姜のすりおろし ひとかけ分

ニンニクのすりおろし お好きな量 

トマトピューレ 大さじ2杯ほど

お醤油 大さじ3杯ほど

 

上記の材料を小鍋に入れて一度沸かします。

そこで味をみて、

ザラメ糖で甘み、お塩で塩分を調整します。

 

ザラメ糖が溶ければOK。

煮詰める必要はありません。

 

ザラメ糖の分量を書かないのは、

その時のオレンジジュースやトマトピューレの酸味によってかなり違うので。

 

スペアリブはお肉屋さんで半分くらいに切ってもらうかご自分でカット。

 

これをオーブンに入れられる容器に入れて

用意した焼き汁用オレンジジュースミックスを上からそそぎ

蓋。

 

160度くらいに設定したオーブンでゆっくりと1時間半〜2時間ほど焼きます。

途中、上下をひっくり返しましょう。

 

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そのまま翌日までキッチンの片隅に常温においておいて、

翌日お肉を取り出し、冷蔵庫へ。

 

なぜ冷やすかというと、

もうこの状態でお肉がほろほろと柔らかくなっているので、

グリルの上で焼くときに冷えていた方が都合がいいからです♪

 

焼き汁はそのまま保存容器に移し、

これも冷蔵庫。

 

冷蔵庫に入れれば上に脂肪が塊になってくれて

余計な脂肪を取り除きやすくなるので。

 

で、

その日の夕方のバーベキューに歓声とともに食卓に登場となりますが、

冷蔵庫にこのまま入れておけば3日間は大丈夫なので、

準備をしておけるバーベキューパーティーとなります。

 

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余計な脂肪を取り除いた焼き汁は

サービスする前に小鍋に入れて温め、煮詰めておきましょう。

 

そのときに、

ちょっとだけオレンジマーマレードとオレンジリキュール

コワントローを落とせば、

大人のお味になります。

 

バーベキューにぴったりのパンも焼き上がり、

 

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そして夜も更けて・・・

 

 

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お客様の時もそうですが、

日程とお料理が決まったら、時刻表みたいのを書き出すことを必ずしております。

 

そのためにも日記の様なメモが必要で

 

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ここには必ず

どなたが家にみられて、何のお料理をしたかを書き込んでおります。

 

メニューの組み立てに約立つのがこの自己流のカードシステム

 

 

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このカードの束は

春夏秋冬とクリスマス時期 お正月の6っつに分かれていて、

季節ごとにカードの束を入れ替えております。

 

お魚

お肉

お野菜

ベジ

ヴィーガン

アジア

ソース

ドレッシング

スィーツ

etc....

 

こうやって分けておけば、

記憶の引き出しに頼ることもないですし、集めたレシピの中に埋れて困ることもありません。

 

上記、ご参考までにどうぞ。

 

 

 

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先日、

7ヶ月ぶりに主人の大学時代の友人夫妻にケルンで会うことができ、

久しぶりに樽出しのケルンの地ビール・ケルシュをビヤガーデンで堪能してまいりました。

 

ビール党ではないのですが、

ケルシュは大好き♪

 

「どこに住みたい?」

と聞かれたら、

まず『ハンブルグ』

そして『ケルン』でしょうか(笑)