ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフのクッキングスクールでドイツ人に調理の基礎を教えております

おうちでイタリアン♪ 簡単リゾットのお話

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娘が

「アスパラガスの皮を茹でたお出汁でリゾットを作ろうと思ったのだけれど、

リゾット用のお米がスーパーにないの・・・」

と申します。

 

あら、日本のお米でもできるわよ。

というと、

日本のお米だとお雑炊みたいになっちゃう・・・

と娘。

 

お雑炊みたいにならないで、

でも簡単に作る方法があります。

 

それは・・・

 

お米を洗わずに

少量のバターもしくはオイルでまずささっといため、

炊飯器に入れて分量の半分以下の水分を入れて、

早炊きで炊いてしまうこと。

 

その時に、

アスパラガスのリゾットにしたければ、

アスパラガスの皮からとったお出汁で炊けば、

ワンランク上となります。

 

もしローリエがお手元にあればそれも。

お出汁がなければ白ワインで炊いても。

 

炊飯器を開けた時にはまだナマゴメ状態ですが、

ここまでできてればとても早く、

リゾットができちゃいます♪

 

なぜこれでお雑炊風にならないかというと、

お米は洗って濡らすと水分を吸収しやすくなるから。

洗わずに、オイルで表面をコーティングしておくことにより、

中まで柔らかくなるのを防ぎます。

また、電気釜でお米を高温にして半分まで炊いておくことで、

中のデンプン質が変質して糊化することを防ぎます。

 

あとはテフロン加工のフライパンに

エシャロットをゆっくり炒め

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ここにそのまだほぼナマゴメ状態のご飯を入れて、

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お出汁を少しづつ注ぎ、

あまりかき混ぜないように水分を飛ばしていって

お好みの量のパルミジャーノを混ぜれば、

外はミルキー状、でも中はアルデンテの

一粒一粒が立った状態のべちょっとしないリゾットになります。

 

自宅では、

思い立った時にあっという間に作りたいので、

お米は2合、

お出汁もしくはワイン等、水分は1カップ分弱で炊いて、

半分は冷凍しております。

 

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もちろん、

リゾット用のお米で20分お鍋につきっきりで作るのと

比べてしまえば多少は劣りますが、

毎日毎日お家にいて、

家族のためにお料理するのですもの。

 

このくらいの手抜きはよし!! 

としましょう♪