ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフのクッキングスクールでドイツ人に調理の基礎を教えております

ドイツの玉ねぎのお話

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同じ茶色の玉ねぎでもいろいろ種類があるドイツ。

 

野菜炒めや

付け合わせの玉ねぎのソテーには、一番大きな玉ねぎを使いましょう。

 

ドイツでは

Metzgerzwiebel  

もしくは

Gemüsezwiebel

 

といわれるこの大きな玉ねぎ。

 

ジューシーで、

玉ねぎ独特の辛味は中くらいのものと比べると少ないです。

 

生でいただく時にはこれを繊維にそってカット。

そしてお塩をかけておきましょう。

 

 

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樽漬ニシン Matjesに欠かせないのも、この生の玉ねぎ。

 

 

ご家庭で付け合わせにもよく登場する玉ねぎのソテーは、

この大きな玉ねぎを使えば『レストランのあのお味』となります♪

 

 

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いろいろアレンジができますが、

 

必ずいるものは、お好きなオイルやお塩、フライパンの他、

粉砂糖もしくは手持ちのお砂糖

そして蓋!

と、

時間・・・・

 

 

玉ねぎは繊維にそってカットします。

 

 

玉ねぎの味を主役にしたい場合には大きめに。

トロッとさせて、主役に絡めるような『脇役』にしたい場合には薄く。

 

それをボウルに入れてオイルをかけ、手でなじませておきます。

 

冷たいフライパンにこの玉ねぎを入れ、

中火以下にかけ、蓋をします。

 

蓋がミソ!!

 

そして混ぜません。

手を入れません。

ただ単にゆっくりと火を通してあげるだけ。

 

しばらくするとジュクジュクとした音がして、

玉ねぎの水分でフライパンの中がサウナ状に。

 

季節や種類によって、

もしかしたら水分が少ないかもしれません。

 

その場合はお水をちょっと足してあげましょう♪

 

玉ねぎに透明感が出てしとっとしたら蓋を取り、

大きな玉ねぎ1個につき小さじ1杯程度の粉砂糖を茶こしでふりかけるか、

お手持ちのお砂糖をパラパラとかけます。

そして火を少し強めにして混ぜながら、水分を飛ばすように炒めます。

 

お魚のソテーの付け合わせ等、

茶色くしたくない場合には、火は強くせずにゆっくりどうぞ。

 

ここから先は蓋なしです♪

 

バターをひとかけ入れてフライパンの中で回し、

お塩で調味。

 

もしニンニクがお好きならここでニンニクのすりおろしを入れたり、

レモン汁でアクセントをつけたり・・・

 

和風ならポン酢を落としても。

 

 

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ステーキを焼いてこの玉ねぎのソテーを添えて、

ご主人にソムリエになっていただき、ピカピカに磨いたワイングラスで乾杯すれば、

普段のおかずがワンランク上になります♪