ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフの大手料理教室で講師をしております

Rhabarber-Stereuselkuchen ドイツのおばあちゃまのルバーブのケーキ

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ルバーブ

Rhabarberの季節がやってきました。

 

ドイツ語ではラバーバー。

 

私と同世代・・・

還暦プラスマイナス世代によくあるバーバラという名前の『Barbara』にもじって

Barbara Rhabarbara--

 

とかいう茶化した言葉遊びまであります。

 

フキのような形をしていますが、火を入れると煮崩れてしまうので、

あの日本のフキのシャキシャキ感を期待していると

がっかりします。

 

でも、

この酸味がなんともいえず、ドイツの春のジャムやケーキや代表となっているこのルバーブ。

 

最近は日本でも収穫されるとか。

 

11月の木枯らしとともに、3月ごろまでず〜っと続く

 

寒くて暗いドイツ。

 

4月のお天気も定まらず、5月も雨ばかりで・・・

 

そういうドイツの秋や冬には

重たいソース系のお肉料理にどっしりとした赤ワインが合うのですが、

春の訪れとともに、

やはりアスパラガスの軽い香りやルバーブの酸味を

カラダが要求するのかもしれません。

 

 

今日は本当に本当にカンタンなルバーブのケーキをご紹介します。

 

ちなみにこれは

この書棚に眠っていた嫁ぎ先に伝わる手書きのレシピノートに書かれていたもの

 

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こういう文字が延々と続き

 

 

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とてもとても読みづらかったのですが・・・・

なんとか解読した結果、

これ以上簡単なケーキはあり得ないということを発見。

 

レシピにはサワーチェリーのシロップ漬けやリンゴを煮たものでも焼けるとありましたが、

本日はルバーブで。

 

 

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基本は1:1:2

 

バター 100g

お砂糖 100g

粉   200g

 

と覚えておけば簡単です♪

 

これを混ぜて

 

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お砂遊び状態で・・

 

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生地はこれで完了。

 

この2/3の分量を型に手でギュッギュッと敷き詰め

 

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下準備したルバーブをのせて、その上に残りの生地を・・

 

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オーブンに入れて

 

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170度で50分ほど焼けば・・

 

出来上がり。

 

 

ルバーブは大きなものは筋を取り細いものはそのままカットします。

 

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筋を取らないものは小さめにカット。

 

筋をとったら大きくても大丈夫。

 

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これを小鍋に入れて1本につき大さじ1杯のお砂糖と煮ます。

 

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今回は6本だったので大さじ6杯。

 

 

とろとろになったら火を止めてそのまま冷まします。

 

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その時の状態により

水分が多いようでしたら水溶きコーンスターチMondmainでかためましょう。

 

冷ましておいてから、このケーキのフィリングに使います。

 

 

このケーキのレシピは卵も使いませんし、

泡立て器もいりません。

 

お砂場遊びの感覚でできますので、

お子様といかがでしょうか?

 

 

やっと外に座れる温度になりました。

 

と思ったら・・・

 

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庭の木に住んでいるリスがテラスのダイニングに。

 

写真には撮れなかったのですが、

このあと、なんとここから滑り落ちました。

でも、しっかりピーナッツは抱えていました♪