ウィーンといえばまずシュニッツエル♪
それにつきものは、何と言っても
Erdäpfelsalat
ポテトサラダ♪
同じドイツ語圏でもオーストリーのドイツ語はちょっと違って・・
例えばひき肉も
GehacktesとかHackfleischではなく
Faschirtesとなります。
ちなみにスイスではSchabelfleisch。
Erdäpfelは語彙を分解すれば
Erd 土
Äpfel リンゴ
なので、 フランス語での『大地のリンゴ』
Pomme de terre のジャガイモの意味と一緒ですね。
マヨネーズなしのこのポテトサラダ。
簡単ですので、お試しください♪
ドイツではfestkochendのタイプ
日本でしたら煮崩れしない『キタアカリ』等でどうぞ。
ジャガイモが土だらけの場合、
冷たいお水を流しながら
タワシでゴシゴシする必要はないのはご存知ですか?
その場合には・・
↓
お水の中に入れておけば、
余分な土は落ちてくれますので、
タワシでゴシゴシしなくても、スポンジで一周すれば綺麗になります♪
これを皮付きのまま
ひたひたのお水で茹でます。
ドイツのクッキングスクールでお仕事していて気がつくことがいくつかありますが、
日本の方はジャガイモを茹でる時にお水の量がドイツの方よりも多いようで。
お鍋のお水の量はジャガイモの頭が出ていても大丈夫です。
蓋をして茹でますし、
蒸しても火が通るジャガイモですので。
柔らかくなるまで中火〜強火で茹でる方が多いですが、
一度沸騰したら、弱火でOK。
もちろん多少時間はかかりますが、
でんぷん質がゆっくり変化するので、
ジャガイモの旨味が違いますし、光熱費も節約できます♪
戦争戦後の混乱期、ドイツの主婦は朝、
ジャガイモを入れたお鍋を沸騰させてからすぐに火を切り、
そのあとまだ温かいお布団の中に入れていたそうです。
でも昼過ぎには柔らかくなっていたそうで。
と、またお話がそれましたが・・・
茹で上がったらそのまま置いておきましょう。
それがコツ。
サラダに必要な量のジャガイモに火を通した場合には、
皮をすぐにむいて冷ましておきますが、
自宅ではお鍋に入る量のじゃがいもか、
オーブンで焼く時には
↓
粗塩の上にのせれる分量でいっぺんに大量に火を通しますので、
使う分だけ皮をむき、あとはそのままの皮付きで、
冷蔵庫保管しております。
今日のウィーン風ポテトサラダは、
クラシックなレシピでご紹介しますね。
使うレシピは1928年にウィーンで初版が発刊されたこの本から
↓
嫁ぎ先に代々伝わる本です。
ここにあるレシピですとすごく量が多くなりますので、
半分にしました。
ジャガイモ 500g (Lサイズで3個? Mサイズで5個?ほど?)
玉ねぎ ドイツの大きさの小1個 みじん切り
ビーフコンソメ 250ml
リンゴ酢 大さじ3杯
オイル 大さじ6杯
砂糖 小さじ1杯
塩 & コショウ
です。
まずジャガイモは薄く切り・・
同時進行でコンソメを沸かします。
沸いたら玉ねぎのみじん切りを入れ
↓
わけぎとかもあれば、それも入れ
そこにジャガイモの薄切りを入れて
さっと温めます。
そして、
これをこのまま冷まします。
冷めたら
2:1の分量のオイルビネガーと塩胡椒、
お好みの量のお砂糖で味見をしたドレッシングで和えるだけ。
ウィーンのドレッシングは甘め。
ですので、
もしかしたら小さじ1杯だと甘すぎるかもしれませんので、
ご調整くださいね♪
このポテトサラダ、
シュニッツェルにとても合います。
シュニッツェルのお話はこちらです
↓
https://dusseldorf.hatenablog.com/entry/2021/01/29/012022
よろしければどうぞ♪
*追記*
ドイツのマヨネーズで和えたポテトサラダはこちらです♪
↓
https://dusseldorf.hatenablog.com/entry/2021/01/13/060803