ほうれん草のクリーム煮。
ドイツの子供達の好きなもので、
マッシュポテトやフライドポテト以外では・・・
Pizza ピザ
Fischstäbschen 棒状のフィッシュフライ
そして
Blubb Spinat ほうれん草のクリーム煮
がその代表的なものではないでしょうか?
ドイツでは保育園幼稚園での給食に始まって、
社食にも頻繁に登場するこの3っつ。
実はどれも冷凍品です。
そのうちのホウレン草のこのクリーム煮は
子供達にも、そして大人にもBlubb Spinat と呼ばれていて、
Rahmspinatが正式名。
このお料理の名前みたいになっている
ブルップシュピナートは、
ドイツの大きな冷凍食品会社igloのキャッチフレーズから来ています。
そのパックがこれ
↓
パックを開けるとこんな感じ
↓
Blubbは
『生クリームを最後にぽちゃんと入れる』
みたいな擬音語ですが、
冷凍品に頼らなくても同じように家庭で作ることができます。
ほうれん草はフレッシュなものでしたら一度5秒ほど塩茹でし、
冷水にとって色止めして冷ましておきます。
そして適当な大きさに切っておきましょう。
冷凍でしたら解凍。
こちらが、
味がついていない
Naturのほうれん草の冷凍品となります
↓
このパックを開けると
こういうブロック状になっています
↓
余談ですが、
この味付きでないNaturのものを一箱冷凍庫に常備してあると、
白だしやお醤油とおかかで和え物にしたり、
胡麻和えにもなるので便利です・・・・
本題に戻ります。
両方とも・・・
フレッシュなものをご自分で下準備されたものも、
そして
冷凍物も・・・
きちんと水分を切っておきましょう♪
これが大事です。
これだけでしょうか?
このお料理でのポイントは。
ここから先:
やり方が二つあります。
まず簡単な方。
エシャロット、もしくは小さな玉ねぎをみじん切りにし、
少量のバターで炒めます。
そこに下準備したほうれん草を入れてさっと炒め、
Crème fraîche
↓
か、ダブルクリーム、
なければ生クリームにフィラデルフィア系のクリームチーズを少量混ぜて全体を温め、
お塩とお好みでナツメグで味を整えおしまい。
お時間があるときには、
エシャロットのみじん切りを大さじ1杯ほどのバターで炒めます。
そこに大さじ1杯の小麦粉を入れ、ベルモット系のドライワインを少量注入。
ここに牛乳を入れてベシャメルソースを作ります。
手順はお慣れになったやり方でどうぞ。
そして下準備しておいたほうれん草を入れ、すこおし煮込み、お塩とナツメグで調味。
Crème fraîcheをポトンと落として、もう一度味見をして完成です。
ナツメグ Muskatnuss は、
パウダーになっているものより、一個をその都度すりおろす方をオススメします。
だって全く香りが違うのですもの。
パウダー状のナツメグは、個人的にもあまり好きではないですし、
使うくらいなら使わない方がマシと思っておりますが、
こうやって一回分ずつ使うと、びっくりするほど香り高いものとなります。
こういうのが1本あるととても便利
↓
下の黒い部分が引き出しになっていて、
そこにナツメグをしまえます。
自宅のナツメグは、
一昨年オマーンのスークでひと袋購入したときのもの。
10個ほど入っていたでしょうか。
あのときオマーンで香辛料を『オトナガイ』したのですが、
昨年2020年の春にはまた行くはずだったため、
せっせと使ってしまい・・・
でもコロナで行けなくなって・・
そろそろまたオマーンのスークにお買い物に行きたいです・・・・涙