ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフの大手料理教室で講師をしております

着色剤を使わないイースターエッグ・ドイツの古来からの方法



もうすぐイースター

 

ドイツのスーパーには今の時期、

いろとりどりのゆで卵のイースターエッグが

パック入りで売られています。

 

 

 

 

とっても艶やかできれいな色ですし、

セルフでゆで卵から着色できる

着色キットみたいなものも売られていますが・・・

 

 

 

 

でもこれって着色剤100パーセントなんですよね。

なんだか・・・

と、

気になる方もいらっしゃることかと存じます。

 

今月の日本語でのお教室の時に

 

「イースターエッグの古来からの着色の仕方で、

食材から色をつける方法をブログにアップしておきますね♪」

 

とか申したのですが・・・

 

ここのところとてもとても忙しく、

過大広告になってしまいました・・・

 

本来なら色々な食材から数種のカラーを着けるべきなのですが、

とてもそこまで手が回らず、

 

でも遅くならないうちにと思い、

一つだけご紹介いたします。

 

 

 

 

キッチンに必ずある玉ねぎ。

 

 

 

 

今日はこれを使って色をつけましょう♪

 

 



いるものは玉ねぎの皮、

そしてお酢

サラダオイル

 

もちろん卵。

 

 

玉ねぎの皮は前もって集めておきましょう♪

 

 

 

 

 

これを前の晩にお水にしたしておきます。

 

 

 

 

 

翌日・・・

 

 

 

 

いい感じで色付き水ができました。

 

 

 

これを大さじ1杯くらいのお酢と小鍋に入れて卵を入れ、

20分くらい茹でます。

 

そしてそのまま室温になるまで置いておきます。

 

 

 

 

その後

サラダオイルを周りに塗り、

布かキッチンペーパーでよく拭いておきます。

 

これでおしまい。

 

 

 

 

 

 

昔は生ハムの脂で艶出しをしたそうですが、

ともかくコーティングできればOKですので、

サラダオイルで大丈夫。

 

ビーツを茹でるときに一緒に卵も茹でれば

赤い色になります。

 

 

これがビーツ

 

 

友人に

「イースターエッグの色付け、時間がなくて間に合わない・・・」

と漏らしたら、

 

「黄色いのならあるわよ。

いる?」

 

といただきましたので

それもついでにアップします。

 

 

黄色はウコンで着色します。

 

 

小鍋にひたひたにお水を入れて、

大さじ1杯くらいのウコンパウダーか、

 

 

 

 

フレッシュなウコンを数片入れた中で卵を茹でてみてください♪

 

 

 

なぜこの時期に卵に色をつけるかというと、

保存の役目があるからだそうです。

 

 

敬虔なキリスト教徒はカーニバルからイースターまで

お肉も卵も口にしないのですが、

 

トリさんにはそんなこと

関係がありません。

 

なので、

毎日産み続ける卵の保存方法として、

お酢で茹でて、

オイルでコーティングをするという方法が考えられたのですって。

 

というわけで、

遅くなりましたが前回の日本語でのお教室で

私が自分に出した宿題を提出いたします(笑)

 

次の日本語でのお教室は

『ドイツのホワイトアスパラガス』

 

 

 

 

5月9日(火曜日)

5月10日(水曜日)

 

となりました。

 

両日とも同じ内容で、

朝9時半に旧市街のカールスプラッツ市場で集合。

市場でお買い物をしてから徒歩1分のキッチンスタジオに向かい、

完全参加型でお料理いたします。

 

当日は

基本のアスパラガス・・

買い方、処理の仕方をおさらいした後、

 

スターターに

Bärlauchギョウジャニンニクのペストを浮かべたアスパラガスのクリームスープ・カプチーノ仕立て

 

お料理の幅が一段と増える、

一生ものの基本のオランデーズソースでクラシックな一品を。

 

そして

絶対に失敗しないパイ生地でアスパラガスのキッシュ。

 

デザートにはドイツのイチゴのケーキを焼きましょう。

 

いつも来ていらっしゃる方には

直接ご案内メールをいたしますね。

 

ご質問 お申し込みは

日本語専用メール

frankpetzchen@gmail.com

担当アウミュラーまでどうぞ

https://www.frankpetzchen.de/

 

追記:最初に添付した写真のイースターエッグは、プラスティックの全天候型です