ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフのクッキングスクールでドイツ人に調理の基礎を教えております

ツヴィーベルクーヘン ドイツの秋の味覚 玉ねぎのケーキ

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  Zwiebelkuchen

 

  玉ねぎのケーキ

 

 ドイツの秋の味覚です。

 

   『ケーキ』

というと甘いというイメージがしますが、

 これは塩味のケーキです。

 

 要するにキッシュですね。

 

 

このキッシュにはNeuer Weinとよばれるワインになる前のワインが合います。

 

  Neuer Weinは

 

発酵途中のワインになる前の、まだ酵母が入った状態の『ワイン』のこと。

 

Traubenmostともいわれます。

 

酵母の香りがして、口当たりも良く、

  炭酸がちょっとだけあって

     甘くって。

 

   アルコール度数も低いですし、

もしかしたらジュース感覚でチャチャっと飲めちゃうので、

  気がついたら酔ってしまっていたり。

 

   場所により呼び方が違いますが、

NRW州ではFederweisser フェーダーヴァイサーが、

   一般的かもしれません。

 

それにぴったり合うのがこのZwiebelkuchen 玉ねぎのケーキ。

 

  飲み過ぎ禁止酔っ払い禁止のためにも

何かいただきながらワインの赤ちゃんを堪能しませんか?

 

  ドイツで普通一般に玉ねぎのケーキは、

イースト生地から作られることが多いんです。

 

    なのでちょっぴり重ため。

 

『玉ねぎのケーキ』はドイツではイースト生地で作るのが一般的ですが、

  私のやり方はフランスとドイツのミックス版

 

   実は笑っちゃうくらい簡単なんです。

 

  フィリングの方はそれこそ『適当』で、

炒めた玉ねぎ3個にカリカリに焼いたベーコン、

冷蔵庫や冷凍庫に寝ているチーズを細かくブレンダーにかけたもの

        それに

生クリームやクリームチーズの残りが冷蔵庫に眠って入れば、

   それも投入したりしております。

 

    卵がキッシュの型なら3個くらいで、

 今回のは天パンに大きく焼いたので5個使いました。

 

 

     でも大事なのは

キャラウエイシードのパウダーを入れること。

 

これがないと玉ねぎでお腹が膨張して、ガス発生の元になったりします。

 

 

 

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   生地は

 

熱湯とサラダオイルを同量にボウルへ、

そしてお塩を少々入れてガーッと泡立て器でかき混ぜます。

 

そこに約4倍の粉を入れてよく混ぜ、少しだけおいておきます。

 

例えばオイルと熱湯がそれぞれカップに1/2でしたら、

粉は2カップという感じです。

 

   粉はなんでも大丈夫。

 

これを綿棒でいっぱいに伸ばして型に入れれば、

 玉ねぎケーキの生地の完成です♪

 

型はキッシュ型でもグラタン皿でも大丈夫。

お手持ちの耐熱容器をお使いください。

 

  生地を型に入れたらカラ焼きして、

 フィリングを入れてもう一度焼けば

     軽めの、

でもとっても美味しい『玉ねぎのケーキ』の出来上がり♪

 

 

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お手持ちの型に入りきれずに残った生地は

七味唐辛子とかパルミジャーノとかゴマを入れて筒状に捏ね直し、

   適当に切ってオーブンで焼けば、

  『あっという間の塩味クッキー』

      に

    変身いたします。

 

 

ミシュランの星がついているシェフも人間ですから

たまには自宅でお友達を呼んでまったりしたいもの。

   そりゃそうですよね。

 

   知り合いの某ミシュランシェフも

お友達を自宅に呼んだら自分では料理はしたくないというタイプで、

そのシェフは私の料理スタイルをとても気に入ってくれています。

      

        それで

「ね、うちに来てまた料理してくれる? 時間ある?」

  と、たまにお声がかかったりします。

 

  今回は彼とお友達合計8名ということで、

    いろいろ色々悩んだ挙句、

秋をテーマに6品をコースで彼の自宅でお料理させていただきました。

 

       そのうちの2皿が

   彼のニュアンスとテクニックを混ぜ込んで、

    近々彼のミシュラン星付きレストランに

このコンビネーションを土台としたものが登場することになりました。

 

 

 

 

 

 料理の世界にパテントはありませんが、

私のアイデアが盛り込まれるのはとても嬉しい限りです。

 

 

 

「これは真似できないね。したいけど、僕には無理だ」

      というのが

きちんととったお出汁をベースに洋風に仕立て上げたお吸い物?的お口直し。

 

 

 

 

こういうことをしている時間が大好きです。