仕事場であるクッキングスクールへは
デュッセルドルフの市場
カールスプラッツを通っていくのですが、
とっても新鮮なアーティチョークが
横目でウィンクしていたので
2つおうちに連れて帰りました。
アーティチョークにも大きさがいろいろあり、
束ねて売っている小さいアーティチョークもあります。
小さい方は
この大きなものよりずっとカンタンにでき、
ワインを飲みながらの調理にももってこい♪
(と、いかにも飲めそうなことを書いてますが、
実はそんなに飲めません・・・)
この小さなアーティチョークのお料理の仕方は
以前にもご紹介致しましたので、
ご興味がある方はどうぞ
↓
https://dusseldorf.hatenablog.com/entry/2023/01/14/003000
大きなアーティチョークはまず茎を外し、
上から2/3ほどをギザギザのパン切り包丁で切り落とします。
ガクにトゲトゲが生えていたら、
そのガクの先端をハサミでチョンチョンと切り落としておきましょう。
大きなお鍋にお湯を沸かし、
そこにアーティチョークとレモンを入れます。
フランスの伝統的な調理の教科書には、
アーティチョークを切った表面にレモンの薄切りをのせ、
それをヒモで縛ってから茹でる・・・・・・
というのが基本の茹で方ですが、
今はなんでもシンプル
そして
スマートにする時代。
ヒモで縛るのはナシで
手抜きといきましょう♪
アーティチョークは軽いので、
お鍋の中で踊ってしまいます。
ですので、
お鍋より一回り小さめのフタを中ぶたにして、
20分〜25分ほど茹でます。
中ぶたはお皿でも良いのですが、
そうすると取り出す時にかなりアッチッチになりますので、
できれば一回り小さいサイズの蓋をご利用ください。
ですので、
お鍋を買う時には
取手がプラスティックでないものを選びましょう♪
もし大きめのお鍋がなければ
同じようにカットして準備したアーティチョークをアルミフォイルに包み
180℃で45分ほど火入れする方法でも美味しいです。
火入れしたアーティチョークは
一枚づつ手でガクを取り
マヨネーズかオランデーズソースにつけ、
歯で果肉を扱き出していただきます。
手でいただくことがあまりないヨーロッパですが、
これだけはフランスのレストランでも手で食べてOK
レストランでは
ボウルにお水とレモンのスライスしたものを
手拭き用に出してくれます。
真ん中のワタの部分を取るのには、
私は日本の
『秘密兵器』
を使っております。
それは・・・・・
これ。
↓
そう。
グレープフルーツ用のスプーンなんです。
これはとっても便利で、
アーティチョークの真ん中のワタを取る以外にも、
このスプーンを使って、
ソースで印象的なお皿に仕上げることもできます。
日曜日。
探し物をしていたら
母が集めていた料理のレシピのファイルが目に止まりました。
両親がいなくなった後の自宅は売却をしたのですが、
その時の整理で譲渡や破棄ができなかったものは
とりあえず全て船便にし、
二棹の桐の箪笥やいろいろな思い出と共に
スエズ運河を超えてドイツの自宅に搬送いたしました。
母の料理のレシピのファイルには
新聞の切り抜きの他に、
手書きのレシピもたくさん入っています。
母はこうやって家族のために
飽きない食卓にしてくれていたのだと、
感謝の気持ちでいっぱいになりました。
Lindtのイースターのうさぎのチョコ。
いつもののに加えて毎年違う模様が出ますが、
今年のはとても可愛いですね♡
例年同様、
うさぎのチョコはあまりに可愛くて食べられなくて・・・
多分この子たちも
秋口にチョコレートケーキとして登場することになると思います。