ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフの大手料理教室で講師をしております

残りパンのサラダ ドイツ家庭のおうち料理

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みなさま

残ったパンはどうしていらっしゃいますか?

 

ある程度まではグリルパンでカリッと焼いて、プラス目玉焼きや生ハムと。

 

もしくはフレンチトースト

 

でも本当に固くなってしまったら

そのあとパン粉に・・・

 

が通常のルートだと思います。

 

酵母起しから始まる自家製の我が家のパン

 

 
捨てるなんてことは絶対できなく・・・

 

 

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結果、

義母が作っていた Sommelicher Brotsalat 『夏のパンサラダ』を受け継ぎ、

そこに今風のアクセントを足して

我が家の定番の夏のサラダにしております。

 

主人が子供の頃はまだ1950年代。

 

その頃のドイツは日本と同じように、

戦後の立ち上がりの時代でした。

 

その時、労働力としてドイツにきていたのがまずイタリア人。

 

フランクフルト近郊タウヌスにあった主人の実家には当時

イタリア人のお手伝いさんが来ていて、そこから伝わったのがこのサラダの原型の

Pazanella

だと推測いたします。

 

イタリアでは白いパンを使うそうですが、

ここはドイツ。

 

酸味のあるドイツパンがしっとりと素敵なドレッシングに包まれて、

これだけで一食となるサラダになります♪

 

 

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残りのパン・・・

 

今回はこんな感じ。

 

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Roggen Brot

ライ麦100パーセントの自家製パン

Hausbrot.

 

 

これを適当な大きさに手でちぎってから

まずフライパンでカリッとさせます。

 

 

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オイルはなし。

 

中弱火でゆっくりと・・

 

 

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このサラダ

残りパンの他に最低必要なものは

 

トマト

マイルドな玉ねぎ

そしてニンニク。

 

 

あれば

キュウリやルッコラ、そして思いつくかぎりのハーブ類、例えば

バジル

ディル 

パセリ・・・etc・・・・もどうぞ。

 

要するに冷蔵庫の野菜室を見回して、

使えそうなものがあれば全て入れてしまいましょう。

 

マイルドな玉ねぎは薄切りにしてボウルへ。

 

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そこにカリカリにした残りパンも入れます。

 

トマトをザクザク切って入れ

 

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ビネガー:オリーブオイル

2:3

 

そしてお塩。

 

このサラダで大事なのは

ニンニクひとかけのすりおろし・・・

 

 

 

キュウリも入れて

 

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冷蔵庫の残り物のインゲンも茹でて飛び込み

 

 

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よーく混ぜます。

 

1時間くらいゆっくり味を染ませてあげましょう♪

 

最後にハーブやルッコラを混ぜて

 

 

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出来上がり♪

 

 

今日はお庭のトマトとキュウリを使いました。

 

お夕食なら

キリッと冷やしたミネラル系の酸味の少ない白ワインか

スパークリングが合います♪

 

 

今年

自宅の庭にはコールラビも植えました。

 

 

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この葉っぱを浅漬けにして、

お粥とともにいただいたら目から鱗の朝食となりました♪

 

 

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自分で焼いたパンもそうですが、

自分で育てているお野菜・・・

 

だいじに大事にいただきます。