ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフの大手料理教室で講師をしております

あっという間にできるハニーマスタードドレッシング



 


甘くて酸っぱくて、

みんな大好きなハニーマスタードドレッシング。

 

なんでも買える世の中ですが、

ドレッシングは簡単にお家でも作れます♪

 

  

このドレッシングは名前のとおり

はちみつとマスタードが主役ですが、

 

絶対に

『はちみつ』である必要はなく、

 

アガベシロップや

ブルーベリーのジャムでも代用できます。

 

 

分量の対比は

 

粒入りマスタード:はちみつ:お砂糖:ビネガー

   1                : 1         : 1      : 3

 

で、

 

まずこれを縦長の容器に入れます。

 

 

 

 

主人があまりはちみつを好きではないので、

我が家ではアガベシロップで代用し、

お砂糖は天然の黒さとうを使っています。

 

お塩少々も忘れないで。

 

 

これをハンドブレンダーでシェイク。

 

 

 

 

この時にオイルを

ゆっくりと

 

ゆ〜っくりと上から垂らしていきます。

 

ハンドブレンダーの場合、

一つの手でブレンダーを支え、

もう一つの手でオイルを持つので

容器を支えることはできません。

 

が、

 

ブレンダーの底辺を容器にピッタリつけるようにして手で支えれば、

容器が倒れることもないので大丈夫。

 

オイルは、

ブレンダーの撹拌部分の山みたいな箇所に当たるように

垂らしましょう。

 

 

こうすれば

垂らしたオイルはブレンダーの撹拌部分の山を伝わって

容器の内部に落ちてくれるので、

落ちるオイルの速度も遅くなります。

 

 

オイルの分量は・・・・・

 

自宅で作る時には

 

大さじ1杯の粒入りマスタード

大さじ1杯のはちみつorアガベシロップ

大さじ1杯の黒さとう

大さじ3杯のビネガー

小さじ1/4?ほどのお塩

 

の分量で、

 

入るオイルは大体

大さじ3杯?4杯?くらいでしょうか・・・??

 

計らないで垂らしていくので

正確にはわかりません。

 

 

でも

ゆるいようならもう少しオイルを入れ、

酸っぱいようならお砂糖で調整できます。

 

 

 

 

 

 

 

ドイツのレストランの厨房では

大量に数日分作る場合が多いので、

ここにキサンタンを極々微量入れてシェイクし安定させますが、

ご家庭ならば必要ありません。

 

 

ハンドブレンダーがなければ

ジャムの空き瓶に入れてシェイクすることも可能ですが、

市販やレストランのもののようにトロッとするのは難しいと思います。

 

でもお味は一緒♪

 

 

 

 

アスパラガスが出てくる頃になると

自宅の庭にはエストラゴンが毎年出てきてくれて

食べるだけでは消費に追いつかずすごいことになるのですが、

 

それをビネガーに漬け込み

エストラゴンの香草ビネガーを作るのが

アスパラガスの時期のお家のお仕事となっています。

 

それを夏から冬までず〜っと使い続け、

クリスマス時には隣近所や友人家族にも配って歩くので、

イースターの頃までにはそれもなくなってしまいます。

 

 

なのでこの時期には市販の香草ビネガーを使っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

香草ビネガーは香りをかいだだけで

隣国フランスのビストロにいる気分になるのは私だけかもしれません。

 

が、

 

このビネガーでドレッシングを作ると

急におうちのサラダがワンラックアップしますので

ぜひぜひお試しくださいませ♪

 

 

ドレッシングはアイデア次第で

バリエーションがいくらでもできます。

 

 

例えば・・・・

 

和風なら

粒マスタードの代わりに柚子胡椒

ビネガーに柚子の搾り汁を足すとか、

粒マスタードとねりゴマの相性もよく。

 

 

 

洋風ならば

先ほど申し上げたブルーベリーのジャム等で赤く仕上げ、

クリスマスの食卓のドレッシングとか・・・

 

 

ドレッシングは作っておけば

すぐに食卓に出せる優れもの。

 

時短で健康的で、

お財布にも優しいですので

ぜひおうちドレッシングを常備されてみてくださいね。

 

 

ケータリング用のタルタルソースにゆで卵が必要だったのですが、

アシスタントが個数を間違えて茹でたため

ゆで卵が大量に残りました。

 

ですので久しぶりにスコッチエッグを作りました。

 

野菜カゴに転がっていたとんがり帽子のキャベツ

Spitzkohl

を千切りにして、

 

作り置きしておいたこのドレッシングでささっとランチ。

 

 

 

アシスタントさん、

卵の個数を間違えて茹でてくれてありがとう♪

とっても美味しいランチとなりました。

 

 

冷たい小雨の中の帰宅途中、

気分転換で寄ったお花屋さんで

ヒヤシンスの切り花があるのを見つけ

 

それを大量に抱えて家に帰り

うさぎさんと共に玄関にお飾りしたら、

あっという間にお家の中が春に。

 

 

 

 

ヒヤシンスの切り花は

お水を少なめにすることが大事なんですって。

 

若いフローリストの友人がそう教えてくれました。

 

 

お雛様も出し、

外は冷たい雨だけれど

家の中とココロは春の気分でいた夕方・・・

 

帰宅した主人が申しました。

 

「トイレの芳香剤、匂いがキツいね。

新しいの、買ったの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

15分で調理 時短 フェンネルのパスタ

 

フェネル

ウィキョウ

 

ドイツ語でフェンヒェルというこのお野菜は

私が好きなお野菜の一つです。

 

 

 

 

 

好きなので、

我が家では野菜カゴの常連となっております。

 

 

これまでも色々ご紹介いたしましたフェネル。

ご興味がありましたらこちらからどうぞ

 

https://dusseldorf.hatenablog.com/entry/2023/07/20/050259

 

 

私的に

パスタというのは

かけ蕎麦みたいなものだと思っております。

 

かけ蕎麦だって

その上にのせる具材で百変化しますもの。

 

たぬき

しっぽく

月見

天ぷら

鴨南蛮

・・・・・・

 

 

パスタはイタリアから日本に来たのですが、

日本でもまた色々変化して

 

挙げ句の果てに純和食材の納豆や

たらことだってコンビネーションしたくらいなのだから、

 

なんでもありだと思っています。

 

というわけで・・・・

 

シチリアの名物

フェネルのパスタにはイワシやレーズン等が入りますが、

今日は野菜カゴのお掃除といきましょう。

 

 

 

 

ニンニクやエシャロット

もしくは玉ねぎだってキッチンの野菜カゴの常連ですよね。

 

今日はそれも使います。

 

 

かけ蕎麦みたいなパスタは

あっという間にできるので、

まずパスタ鍋でお湯を沸かすことから始めましょう。

 

同時進行で

ニンニクのみじん切りをオリーブオイルで香りが立つまで

ゆっくりと火入れしたら

 

 

 

 

エシャロットのみじん切りも入れて火を通します。

 

 

エシャロットや玉ねぎを炒める時には

お砂糖をほんのちょっと入れることがコツ。

 

 

理由はお教室の時にいつもお話ししております♪

 

 

 

私が今使っているオリーブオイルはこれです。

 

 

 

頂き物をしてから気に入りました。

 

 

上質のオリーブオイルは

その年の気候によってかなり変わるので、

買いだめをせずにこまめに購入しております。

 

オリーブオイルにも個性や相性があり、

合わせる食材や使い方でも顔が変わりますので、

とても楽しいオイルですよね。

 

 

パスタをお鍋に投入したら

 

 

 

 

 

フェネルをカットしてソースパンへ。

 

 

 

 

 

フェネルをカットする時、

 

頭のグリーンの部分は別皿に取っておきましょう。

 

 

 

 

 

 

お子様がいらっしゃったら

フェネルはもっと小さく切ったほうが

食べてくれるかもしれません。

 

 

 

 

 

ブルーチーズが冷蔵庫に残っていたので、

それもソースパンに入れてしまいます。

 

 

 

 

パスタ鍋の茹で汁でブルーチーズを伸ばしたら、

あっという間にソースは完成です。

 

 

 

 

パスタをソースパンで和えて、

 

残しておいたフェネルのグリーンでトッピング。

 

 

 

 

調理時間は

お湯を沸かす時間を含めて15分以内という一品料理ですが、

色々にアレンジ可能なパスタは

毎日食べても飽きない家庭料理の一つだと思います。

 

 

パスタといえば一つ

信じられない本当の話がありまして・・・

 

ある日、

 

調理時間15分でささっとお昼ごはんを作ろうと

開封していたスパゲッティの箱からパスタを取り出そうとしたら、

 

なんとスパゲッテイの下

2/3

が全部くっついていました。

 

・・・

????????

 

 

後々わかった事なのですが、

 

私が日本に一時帰国していた時に

その『事件』はおきました。

 

 

私が留守の間、

 

主人の様子を見るために

娘たち家族が来ることを知っていたので

 

ボロネーズを多めに作り冷凍をしておきました。

 

主人は

大人3人に子供2人なら

 

スパゲッティは3箱(1箱500g入りの例のアレです)

あれば足りるだろうと

 

いつものパスタ鍋にお湯を沸かし、

 

 

 

 

1箱入れて・・・

 

2箱目も入れて・・・・

 

(これでもう乾麺1キロですよね)

 

3箱目を入れようとスパゲッティの下部をお湯につけた時

 

『鍋に入り切らない』

 

ということが判明し、

 

そのままお鍋から引き上げて

なんと!!!

 

箱にそのまま戻したそうです。

 

で、

 

スパゲッティは箱の中でそのまま乾燥し、

私に発見されるまで放置されていたという・・・

 

はい。

盛っていません。

これ事実です(笑)

 

 

主人は何を考えて

大人3人子供2人分の1回分の食事に

乾麺を1.5キロ茹でるつもりになっていたか・・・🤨

 

当のホンニンは

「記憶にございません」

だそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セロリアック ドイツのお野菜 根セロリの使い方 

 

 

お野菜も果物も一年中

 

いろいろなものが手に入る時代となりましたが、

 

一昔前のドイツでは

 

真冬にイチゴやスイカがスーパーに並ぶなんて、

 

全然考えられないことでした。

 

 

 

今ではいろいろなものが一年を通してスーパーに並びますが、

 

やっぱり旬のお野菜や果物が一番おいしいと思います。

 

 

なんでも手に入る日本ですが、

 

セロリアック

根セロリ

 

はまだ故郷東京でも

一般のスーパーでは見たことがないような・・・

 

 

 

 

 

冬のヨーロッパのお野菜の代表ともいえるこの

セロリアック  根セロリ。

 

これまでも色々このお野菜についてはお伝えいたしましたので、

ご興味のある方はこちらからどうぞ

https://dusseldorf.hatenablog.com/entry/2023/07/04/160131

 

https://dusseldorf.hatenablog.com/entry/2022/01/27/200019

 

 

Suppengrün

 

ドイツ在住間の日本語で

通称『スープセット』といわれるこのセットの中に

入っているのもこの根セロリなんです。

 

 

 



ドイツのコンソメスープの独特な香りは

この根セロリからきています。

 

この根セロリは生食にも向いていますので、

 

これまでご紹介したものを含めサラダにもなりますし、

 

和食には

 

きんぴらやかき揚げにもなります。

 

洋風には

 

このまま横に切って『根セロリのステーキ』

 

にもなりますが、

 

味や香りや舌触りの面でも一番好きな調理法は

 

まず丸ごと焼いてしまうこと。

 

 

 

 

 

私は

大きなローストとか

食材を時間をかけてオーブンで火入れをする際、

このまま丸ごとオーブンに入れてしまっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

火入れした根セロリを半分に切るとこんな感じ

 

 

 

 

この後

皮ごと使うシェフもいらっしゃいますが、

私は皮は使っておりません。

 

スライスして焦げ目をつけてソテーし、

オランデーズソースでおしゃれをすると、

 

見た目は地味なお野菜が

メインの華やかな主役のお料理となりました。

 

 

 

 

 

 

 

婿のお誕生日に

彼が所望した六人分 4キロのスペアリブを焼いた時も

 

 

 

 

 

手持ちの根セロリを一緒に火入れしました。

 

 

ちなみに。。。

 

 

 

婿の誕生日には

4キロのスペアリブのほか、

 

1.5 キロのジャガイモと大瓶のマヨネーズから作ったポテトサラダ

 

and

 

1キロの挽肉とキドニービーンズの大きな缶詰2つで作ったチリコンカーン

 

も作り、

娘夫婦の家までケータリングいたしました。

 

が、

 

一晩で完食でした(驚)

 

本当は『少し』多めに作って

娘が残りを冷凍できると思っていたのですが・・・

 

ハズレてました(笑)

 

 

六人とも

身長190cm以上で35歳前後のドイツ人青年たち。

 

この晩はウィスキーを飲みつつ

 

ず〜っと食べながらポーカーを明け方までしたそうです。

 

でもすごい食欲ですよね。

 

この日。

娘は孫を連れて、

我が家に『避難宿泊』いたしておりました(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドイツのゼラチン 簡単デザート 

 

おいしい食事をしめくくるデザート。

 

たくさんはいらないけれど、

ちょっとだけでもあればそれだけで

おうちレストランもランクアップしますよね。

 

 

 

 

 

冷たい系のデザートによく使われるのがゼラチンですが、

日本のレシピは粉ゼラチンが多いと思います。

 

ドイツでよく使われるのは板ゼラチン。

 

 

 

 

 

板ゼラチンの場合、

ふやかす水の分量は気にしなくても大丈夫ですので、

 

慣れてしまえば

板ゼラチンの方が使いやすいと思います。

 

 

板ゼラチン1枚は

だいたい小さじ半分の粉ゼラチンとなる換算でお使いください。

 

板ゼラチンを使う時は

大きめのボウルに水をはり

そこに使う分の板ゼラチンを一枚づつ入れて柔らかくしましょう。

 

必ず一枚づつ入れてくださいね。

 

まとめて入れるとくっついてしまいます。

 

基本の分量は

 

500mlの水分に板ゼラチンは6枚

 

です。

 

 

 

 

 

例えば基本のパナコッタなら、

250gの牛乳に

250gの生クリームをお砂糖を入れて温め、

沸騰直前で火を止めて、

そこに6枚のふやかした板ゼラチンを入れて溶かして室温で冷まし、

冷蔵庫に入れれば出来上がり。

 

 

 

ちょっと濃いめのパナコッタにしたい時

私は練乳を使います。

 

その場合、

 

秤にのせた小鍋に

まず250mlの生クリームを入れ、

 

そこに使いたい分の練乳を入れて

全体が500mlになるまで牛乳を入れております。

 

この場合はお砂糖はなるべく控えめに。

 

ドイツの練乳はこういう缶入りのものですが、

ここのメーカーからはチューブ入りも出ています。

 

 

 

 

夏の大人向けのデザートには

 

250mlのロゼのワインかスパークリングを

250mlのお水で割ったものにお砂糖で酸味を調整し、

 

そこに6枚の板ゼラチンで。

 

 

 

寒天やアガーと違ってゼラチンは

室温に出しておくと柔らかくなるので、

あまり分量を置きになさらなくても大丈夫です。

 

柔らかすぎた場合には

しばらく冷蔵庫に入れておくと固くなっていきますし、

硬すぎた場合には出してしまえば良いのですから。

 

寒天やアガーの場合はそうはいかず・・・

 

ですので

寒天やアガーを使う場合には

レシピ通りの分量になるように、

きちんと計量なさってからにしてくださいね。

 

 

ヒトというのは

誰しも色々独特のクセや譲れない部分があるみたいで。

 

私の場合は

キッチンクロスにアイロンがかかっていないと

精神統一して仕事をする気になかなかなれません(笑)

 

ですので自宅でも

せっせとキッチンクロスにはアイロンをかけております。

 

 

 

 

「一回使ったら同じじゃない」

とか言われますが、

どうしてもこれだけは譲れず(笑)

 

たまに出張調理にも行くのですが、

先日行かせていただいたところは

某大きな会社のCEO用ダイニングでした。

 

そこで使われていたキッチンクロスは

シュワシュワクチュクチュの

乾燥機から出てきたそのままの姿でした・・・

わ。。。。(涙)

 

 

いうこともありましたが、

全身全霊で精神統一をし、

きちんとお仕事をさせていただきました。

 

ほら、

アイロンかかってないキッチンクロスでも

やればできるじゃない

  ↑

(ココロの隅の影の声)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

卵を使わないケーキ Streuselkuchen

 

ケーキといえば

卵にお砂糖

そして粉。

ベーキングパウダーにバターも入れて・・・

 

 

 

まず思い浮かぶ材料の定番だと思いますが、

粉とバターだけでも焼けます。

 

もし乳製品のアレルギーがあれば

バターではなくオイルでどうぞ♪

 

このやり方ならば

必ずしも小麦粉である必要はありません。

 

 

この卵を使わないケーキの基本は

 

バターと粉の割合は1:2

オイルの場合はバターより20%ほど少なくします。

 

 

 

 

使用分のバターもしくはオイルをボウルに入れて

そこに用意した粉を少し入れます。

 

これを指で混ぜていき、

指にまとわりついたら残りの粉も入れます。

 

お好きな分量でお砂糖もどうぞ。

 

私はなるべくお砂糖は控えたいので、

この分量の場合

大さじ2杯程度しか入れておりません。

 

 

 

 

 

ここではこねないように

 

あくまでも混ぜる程度にしておいてくださいね。

 

あんまりこねるとぐちゃぐちゃになってしますので。

 

焼きたい型に生地の2/3ほどを敷き込み

 

 

 

 

焼き込みたいフルーツをその上にのせます。

 

今日はさくらんぼの瓶詰めで。

 

さくらんぼの瓶詰めはドイツのスーパーではどこにでも売っています。

そのままデザートにしても美味しいこの瓶詰め。

 

東京のスーパーでも売っていました。

 

さくらんぼは瓶から出してザルに受け

 

 

 

 

液体は瓶に戻して取っておきましょう。

色々と便利です♪

 

 

生地の上にさくらんぼをのせて

 

 

 

 

間に

あればさくらんぼのジャムをぽんぽんとのせます。

 

この上から残しておいた1/3の生地を指でパラパラとのせて

170°に温めておいたオーブンで30分ほど焼きましょう。

 

 

 

 

 

今回は仕上がりの写真がないところがミソでして・・・

 

理由は

 

焼いている時に帰って来た娘が

 

焼き上がりを

そのまま丸ごと持って帰ってしまったというハプニングがあり。

 

なんでも

翌日ケーキを持っていくと約束した集まりがあるそうで

 

「ママ〜。 ありがとう。 ラッキー♪」

 

だそうです・・・

 

はい。

 

一度母親になると一生『母親』ですね。

 

娘は一生『娘』のままです。

 

実の娘たちの他に

うちにはラクダの養子もいます。

理由はこちらからどうぞ(笑)

 

https://dusseldorf.hatenablog.com/entry/2021/03/23/180058

 

 

ラクダは『お母さん』とは言ってくれませんが、

 

スイスのフローリストの資格を持つ女の子からは

『お母さん』

と呼ばれています。

 

その子からは

切り花を熱湯で蒸すとか

切り方のコツとか・・・

いつもとても教えてもらっております。

 

百合の花弁は切り離すということは知ってはおりましたが、

花瓶の高さや処理の仕方で

こんなにも蕾が全て開いてくれるとは。

 

 

 

 

やはりプロは違いますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Steinbutt  ヒラメのオーブン焼き

 

市場でとっても良いヒラメがあったので

週末の自宅用に買ってきました。

 

 

 

 

ドイツ語ではSteinbutt

日本語ではイシビラメ

 

地中海や大西洋の浅瀬に棲んでいます。

 

煮付けても、焼いても、

 

生でお刺身でも美味しいし、

 

骨は唐揚げにしてパリパリと食べれます。

 

週末、

 

包丁を振るって和食職人の真似事をするもの一興ですが、

 

今日は簡単に♪

 

 

 

 

 

市場のお魚屋さんに小さなものを選んでもらいましたが、

それでも1250gありました。

 

週末ともなると

結構お野菜の残りが冷蔵庫にありますよね。

 

セロリ

フェンヒェル

トマト

そして粗塩ジャガイモ・・・

 

 

今日はそれも使いきってしまいましょう。

 

 

まずオーブンを180℃に設定したら、

お魚が入る耐熱皿にオリーブオイルとお塩をします。

 

 

 

 

 

この場合、

もしあれば海のお塩で粒が大きいものをお使いください。

 

 

お野菜を適当にきってオーブン皿に並べ、

上からもオリーブオイルをしてタイムの茎とか、

プロバンスのドライハーブを振りかけます。

 

なければなくてもOK

 

 

 

 

白ワインをコップに1/3ほど注いだら

    オーブンに入れて、

野菜が柔らかくなるまで20分程度火を通します。

 

 

 

 

 

 

その間、

ヒラメに切れ込みを入れましょう。

 

 

 

 

 

イシビラメという名前の通り、

   このお魚は

表面に石のような硬いぶつぶつがあるので、

  切れ目を入れる時には

包丁の先を立てるようにして

差し込んでからのほうがやりやすいです。

 

 

 

 

 

 

切れ目にはお塩をしておきましょう。

 

このお料理に欠かせないのが瓶詰めのケッパー。

 

 西洋料理では主にお魚には『レモン』ですが、

  ケッパーにその酸味の役を持ってもらうと、

いつものお料理があっという間に『地中海風』になります。

 

おまけに冷蔵庫にケッパーがひと瓶あると

   パスタのソースに、

     ピザに、

そしてマルタ風のサンドイッチ用のツナにと、

 お料理の幅がぐ〜んと広がります♪

 

今日はオリーブの残りがあったので、

それも細かく刻んでしまいました。

 

 

お野菜が柔らかくなったら一旦オーブンから出し、

 

 

 

 

準備しておいたケッパーとオリーブを混ぜて

 

   ヒラメをその上にのせます。

 

 

 

 

  

 

    そしてこのままオーブンへ。

 

 

 

 

   お魚をしっとり仕上げたいので

 オーブンの温度は170℃に下げましょう。

 

    そして待つこと25分・・・

 

  大きかったら30分くらいかもしれません。

 

 

 

 

 

     切れ込みが開いてきて

エラの部分がさっと持ち上がるようになったら出来上がり。

 

 

   家族みんなの見ている前で

    まず上面の皮を外し、

まずお魚を、そしてお野菜をお皿に盛り付けて・・

 

 

 

 

 おうちレストランのオープンです。

 

 

自宅では主人とケッパーの取り合いになるので、

小瓶なら一つ丸ごとを使用しています。

 

 

 

 

そうそう・・・

 

このやり方でドイツの切り身の白身魚も

美味しくいただくことができます。

 

 

何度もしつこいのですが、

 

 

粗塩ジャガイモはこちらからどうぞ

https://dusseldorf.hatenablog.com/entry/2022/08/01/053125

 

 

このジャガイモの火入れ方は本当に便利ですので、

  おすすめいたします。

 

 

 

   冬。

 

草や木も眠るそうです。

 

ですので大きな木を切るのは

水分が幹に少ない冬場が良いとのこと。

 

週末

自宅の沈丁花を庭師に『散髪』してもらいました。

 

 

 

 

 

ドイツではよく公園でも見かける沈丁花。

 

大きいものが多いですよね。

 

我が家のキッチンの窓の前にある沈丁花も2階に届くくらい大きく育ってしまい

キッチンに光が入らなくなったので今回思い切ってきってもらいました。

 

15年ほど前にも切ってもらったのですが、

あっといい間に成長してした沈丁花です。

 

庭師や、

大きな修繕等で職人さんが入る時には

必ずコーヒーの準備をしております。

 

時間がない時には市販のものですが、

リンゴが大量に余っていたのでリンゴのケーキを焼きました。

 

 

 

ドイツのケーキの基本は 

   1:1:1 

バター:お砂糖:粉

 

ですが、

軽く焼き上げたい時にはバターの代わりにサラダオイルを使っております。

 

 今回はギリシャヨーグルトが残っていたので、

それにオイルを合わせてバターの代わりとし焼き上げました。

 

庭師の親方が

「このケーキはとってもとっても美味しい」

と何回もおっしゃったので、

親方にもゲゼレ(見習い)にもお帰りになる時にケーキを包んで差し上げました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ル・クルーゼ?それともストウブ? 買うならどっち?



 

ル・クルーゼやストウブのお鍋。

 

ドイツにいらしたら買って帰られる方も多いかと思います。

 

私も両方のお鍋を大中小、形を変えていくつか所有しておりまして、

もう何十年選手のお鍋もあります。

 

今日はこの中で

よく使うのをいくつかご紹介いたしますね。

 

春夏秋冬通して使うのがこちらのお鍋。

 

 

 

日本ではル・クルーゼのマルミットという商品名でしょうか?

 

ドイツではGourmet-Profitopfという商品名で、

26センチと30センチがあります。

 

煮込みにはしないけれどお野菜やお肉お魚の旨みを引き出したい時、

大変重宝なのがこの平たいお鍋。

 

   例えば・・

 

鍋底にズッキーニやにんじん、トマトをしき、

その上にチキンのレッグをのせてからワインを少々。

 

蓋をしてオーブンに入れて

チキンに火が通ったら蓋をとって上面をグリルするとか、

 

お魚だったらアクアパッツア。

 

グラタンやビリヤニにも使っております。

 

夏には旬のズッキーニやナスやトマトを蒸し煮にして、

オリーブオイルをひと回ししたり、

トルコやギリシャのひき肉の詰め物をしたり・・・

 

夏のテラスのテーブルにこのまま出せますし。

 

 

 

 

もうひとつ、

一年通して大活躍しているのがこのグリルパン。

 

 

 

ステーキを焼く他、

アンティパスティのお野菜をこの上でグリルしたり、

薄くきったバケットをこの上で焼いたりしています。

 

 

一方季節のお鍋ですが

秋から冬、春にかけて大活躍するのがこのオバール型のココット。

 

 

 

 

 

 この30センチの深めのココットでは、

 3キロのお肉にお野菜、

 ワイン2本を入れて煮込むことが可能のお鍋です。

 

 

これまで何回もこのお鍋で美味しく調理することができました。

 

 

 

      

このまま蓋をしてオーブンでゆっくりと火入れをしていき、

お肉がナイフを使わななくてもよいくらいにしっとりと

     そしてほろほろになったら

 

     お肉だけそーっと取り出し

    残りでソースを仕立て上げます。

 

 

 

 

このお料理で欠かせないのが熱伝導に優れている

ル・クルーゼやストウブの鋳物のお鍋なんです。

 

    仕事でもありますし、

 自宅でも両方とも使っておりますが、

個人的な意見としてル・クルーゼとストウブの変わりはありません。

 

ただし、

私はル・クルーゼの場合、

 

中が白いサンドホーローではなく

黒いブラックの方をおすすめいたします。

 

中が白い色のル・クルーゼは

高熱に耐えらないのでヒビが入ったり、

焦げた場合の処理が難しいという難点があるので。

 

 

  でもル・クルーゼは色も可愛いし、

   形も色々とあって

お料理していても食卓でもとっても楽しくなりますよね♪

 

 

ストウブは焦げ目をつけての調理もできます。

 

   でも私はほとんどの場合

 

煮込み料理のお肉やお野菜は

マリネしてから焼き付けておりますので、

 

焦げ目が付くまでには、食材の水分もマリネ液も出てきます。

 

その水分を飛ばしてしまいたいので、

 

深みのあるお鍋ではなく平なフライパンのほうが水分が飛ばしやすく

焦げ目もつきやすいという理由で、

 

まずフライパンで処理してから煮込み用のお鍋に移しています。

 

 

 

 

 

例えばこの牛肉の煮込みも

フライパンで焦げ目をつけてから煮込み用のお鍋に移動しました。

 

 

夏によく登場するのがタジン鍋。

こちらはル・クルーゼです。

 

 

 

 

 

これもタジン料理以外案外便利で、

ムール貝を蒸し煮にしたり、

高さがあるので茶碗蒸しもピッタリ。

 

 

お米は私はストウブで炊いております。

 

 

 

 

 

大きなお魚一匹を焼くときに重宝するのがこれ。

 

 

 

 

 

ただし日本では必要ないかもしれません・・・・

 

 

 

 

ストウブもル・クルーゼも鋳物です。

 

お肌と一緒でお手入れも必要。

 

たまに重曹で洗い、

揚げ物をして油馴染みをさせておけば、

一生活躍してくれます。

 

 

 

 

 

日本ではル・クルーゼとストウブの2社が有名ですが、

欧州にはこの他にもいくつかこの種のお鍋の製造元があり、

かつてはウィーンにも

そしてドイツにもデンマークにもありました。

 

 

なぜこのお鍋が欧州で発達した理由をご存知でしょうか?

 

昔々、その昔・・・

 

教会のそばにはみんなが使える窯があり、

そこでパンを焼いていました。

 

パンを焼くためには窯を高温にしなければいけません。

 

パンを焼いても温かさが残っているのがパン窯に、

町の人たちはお鍋を持って行って入れていました。

 

そのため

蓋がぴっちりしている鋳物のお鍋が重宝されたのです。

 

なので・・・・

 

元々は直火ではなく

オーブンでゆっくり火を通すというところから始まったこの欧州の重たいお鍋たち。

 

日本のオーブンは平均的に小さいので、

なかなかお鍋を丸ごと入れれるようなオーブン環境ではないと思いますが、

直火でも強火にせずに、

ゆっくりとじっくりと火を通してあげてくださいね。

 

 

 

お日様がなかなか出ず、寒い毎日が続いています。

私はサプリに頼らず食事から栄養を摂るという考え方ですが、

こういう曇り空が続く時は

骨粗相症予防のためにもビタミンDをサプリで取っております。

 

冬うつという言葉もあるらしく、

それにもこのサプリは良いそうで。

 

 

 

窓の前に置いた餌箱に今日もリスがきています。

 

朝暗くて寒くて、

餌箱を出すのを忘れた日。

 

リスが窓ガラスの向こうで立って、

こちらを見ていました。

 

どうしたのかしらとふと見ると、餌箱がまだ出ていませんでした。

 

 

 

 

慌てて餌箱を出してあげました♪