ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフの大手料理教室で講師をしております

ドイツのゼラチン 簡単デザート 

 

おいしい食事をしめくくるデザート。

 

たくさんはいらないけれど、

ちょっとだけでもあればそれだけで

おうちレストランもランクアップしますよね。

 

 

 

 

 

冷たい系のデザートによく使われるのがゼラチンですが、

日本のレシピは粉ゼラチンが多いと思います。

 

ドイツでよく使われるのは板ゼラチン。

 

 

 

 

 

板ゼラチンの場合、

ふやかす水の分量は気にしなくても大丈夫ですので、

 

慣れてしまえば

板ゼラチンの方が使いやすいと思います。

 

 

板ゼラチン1枚は

だいたい小さじ半分の粉ゼラチンとなる換算でお使いください。

 

板ゼラチンを使う時は

大きめのボウルに水をはり

そこに使う分の板ゼラチンを一枚づつ入れて柔らかくしましょう。

 

必ず一枚づつ入れてくださいね。

 

まとめて入れるとくっついてしまいます。

 

基本の分量は

 

500mlの水分に板ゼラチンは6枚

 

です。

 

 

 

 

 

例えば基本のパナコッタなら、

250gの牛乳に

250gの生クリームをお砂糖を入れて温め、

沸騰直前で火を止めて、

そこに6枚のふやかした板ゼラチンを入れて溶かして室温で冷まし、

冷蔵庫に入れれば出来上がり。

 

 

 

ちょっと濃いめのパナコッタにしたい時

私は練乳を使います。

 

その場合、

 

秤にのせた小鍋に

まず250mlの生クリームを入れ、

 

そこに使いたい分の練乳を入れて

全体が500mlになるまで牛乳を入れております。

 

この場合はお砂糖はなるべく控えめに。

 

ドイツの練乳はこういう缶入りのものですが、

ここのメーカーからはチューブ入りも出ています。

 

 

 

 

夏の大人向けのデザートには

 

250mlのロゼのワインかスパークリングを

250mlのお水で割ったものにお砂糖で酸味を調整し、

 

そこに6枚の板ゼラチンで。

 

 

 

寒天やアガーと違ってゼラチンは

室温に出しておくと柔らかくなるので、

あまり分量を置きになさらなくても大丈夫です。

 

柔らかすぎた場合には

しばらく冷蔵庫に入れておくと固くなっていきますし、

硬すぎた場合には出してしまえば良いのですから。

 

寒天やアガーの場合はそうはいかず・・・

 

ですので

寒天やアガーを使う場合には

レシピ通りの分量になるように、

きちんと計量なさってからにしてくださいね。

 

 

ヒトというのは

誰しも色々独特のクセや譲れない部分があるみたいで。

 

私の場合は

キッチンクロスにアイロンがかかっていないと

精神統一して仕事をする気になかなかなれません(笑)

 

ですので自宅でも

せっせとキッチンクロスにはアイロンをかけております。

 

 

 

 

「一回使ったら同じじゃない」

とか言われますが、

どうしてもこれだけは譲れず(笑)

 

たまに出張調理にも行くのですが、

先日行かせていただいたところは

某大きな会社のCEO用ダイニングでした。

 

そこで使われていたキッチンクロスは

シュワシュワクチュクチュの

乾燥機から出てきたそのままの姿でした・・・

わ。。。。(涙)

 

 

いうこともありましたが、

全身全霊で精神統一をし、

きちんとお仕事をさせていただきました。

 

ほら、

アイロンかかってないキッチンクロスでも

やればできるじゃない

  ↑

(ココロの隅の影の声)