南ドイツのFlädelesuppe.
おうどんみたいに見えますが、
パンケーキを細切りにしたものが入っているビーフベースのスープです。
お隣オーストリーではFritatensuppeともいわれております。
『Flädele』という発音は、カタカナ表記ですと難しいですね・・・
『フレーデレ』
でも『デ』は『ド』と『デ』の間??
おまけに最後の『レ』の音は舌を上顎につけて止める感じの発音となり・・
という表記が難しい単語です。。。。
元々このFlädeleというのはFladenフラーデン、
『平たい、焼いたもの』という単語のシュヴァーベン地方の方言なんです。
ついでに余談ですが・・・
モロッコやトルコ、そして中東方面等の平たいパンは、
ドイツではFladenbrotフラーデンブロートといわれています♪
というわけで、このスープはドイツの南西地方・シュヴァーベン地方のスープです。
ベースはビーフのコンソメで、本来はTafelspitzというボイルドビーフを作るときに出たスープ等を使います。
いづれにせよコンソメの色出しには、玉ねぎの外側の茶色い皮も一緒に入れて煮込みましょう。
そうすると、レストランで出てくるみたいな色の濃いスープが、
市販のものの手助けがなくてもできます♪
が、
おうちで作るならば、これにこだわることにないと思います。
コンソメを吸ったパンケーキがとってもおいしいので、
スープの具が少ないわ・・・
と思った時にいかがでしょう?
いるものは卵1個に小麦粉大さじ3杯にお塩がちょっと。
それと牛乳ですので、おうちにある材料ですぐにできてしまうのも便利♪
パンケーキの生地には
まず卵をボウルに溶いて、お塩を少々、そして小麦粉を大さじ3杯入れます。
そこに牛乳を・・・
そうですね、コップに半分くらいでしょうか。
少しづつ様子を見ながら
泡立て器でかき混ぜながら入れていきましょう。
なんとなくトロッとしたかしら・・くらいのところで止めておきます。
そのまま、
スープの準備やお野菜を切っている間の10分〜15分、
もしくは20〜30分くらい放置しフライパンで一枚づつ焼きます。
焼き方はクレープの要領ですが、
焦げ目がついた方が、このスープのためには美味しいと思います。
卵1個のこの分量で、
22センチ程度のフライパンなら3〜4枚できます。
このまま薄切りにすると長くなって食べずらいので、
真ん中から半分にして重ねてくるくる巻いて、
端からちょんちょんと包丁で切っていきます。
ただそれだけ♪
黄色いFlädeleにグリーンのパセリが映えて
春らしいスープともなります。
やっとお庭で食事ができる季節になりましたね。
今の季節、お庭のテーブルのデコレーションはやっぱり黄色が好きです。
季節といえば、アスパラガスを堪能できる時期となりました。
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