ドイツ人はもしかしたら、
ラザニアをイタリア人くらい好きかもしれません。
ですのでドイツでは、
ラザニアの冷凍品の種類もとても多く。
Lasagne
ドイツではイタリアと同じく『ラザーニエ』と発音します。
もしかしたら、ラとザーニエの間がちょっとだけ開くというか、
ザーニエのザにちょっとだけアクセントがあるかも。
みんな大好きラザニアのレシピは日本語のサイトでもヤマほどありますので、
細かいことは書きませんが、
これ・・・
実は
『残り物には福がある』
のヒトサラなんです♪
スパゲッティのためのミートソース。
おうちイタリアンの典型的なものですが、
これをきっちりかっきり1回分で食べきるということは、まずないと思います。
で、
その残ったミートソースをラザニアの板に挟んでホワイトソースをかけて焼けば出来上がり
というのが基本ですが、
冷蔵庫の中をご覧になってみてください♪
ズッキーニが残っていませんか?
人参が1本残っていませんか?
トマトが転がっていませんか?
もしかしたらフェンヒェルとかセロリもあったり・・
テイクアウトしたアンティパスティの残りもあるかもしれません。
それを全部刻んで炒めてしまいましょう。
そして残り物のミートソースと混ぜればカサ増し完成。
以前お教室でみなさまと作った、
『絶対に失敗しないホワイトソース』を覚えていらっしゃる方はそれで。
もしくはご自分の作り方でホワイトソースを作り、上にかぶせ・・・
そしてここからがコツ♪
前もって、
ラザニアの乾いた板を茹でる必要は、実はないんです。
必要なのは、準備時間とソースの水分♪
残り物のミートソースがどっしりとした重たいものであれば、
お水を足してしまいましょう。
大人だけなら飲み残しのワインでも。
もしくはフレッシュなトマトを刻んで入れてしまいましょう。
ホワイトソースもルーのような固いものにせず、
木ベラで持ち上げられないくらい柔らかいものをお作りください。
水分が多いミートソースを乾いたラザニアの板の間にはさみ
ホワイトソースも上から下に流れるくらいの状態にして、
そのまま2〜3時間、ほっておきます。
この状態で2時間くらいでしょうか?
この写真で、
乾いた板がよじれてきているのがわかります?
お夕飯のためならば、
午前中に仕込んでおいても大丈夫です。
そしてこれをオーブンで焼くだけ。
フレッシュなトマトで作ったケッカソースも上からかけてサービスすれば、
残り物には絶対見えない、おうちレストランになります♪
スパゲティは、
あっさりとしたソースに絡ませた、喉ごしの良いものの方が個人的に好きなので、
自宅ではテフロンダイスのものを使っております。
でも、
ラザニアとか、クリーム系のソースに和えていただくときはモチモチ系が好きなので、
ブロンズダイスのものを。
デチェコはブロンズダイスの代表。
ダイスとは、
製麺機から押し出される出口に使われるもののこと。
テフロンですと表面が平ら、ツルツルできれいに出てくるので、
喉ごしがよく、さらっとしたソースに合うものとなります。
テフロンダイスを使用している会社は、
例えばバリラ社のものとかブイトーニ社とか・・
そして日本製のパスタもほぼテフロンダイスだと思います。
それに比べてブロンズの口ですと、表面が平らではなくざらつきができるため、
ソースの絡み方がテフロンダイスのものより濃厚で、モチモチの食感となります。
自宅にはフィリップス製の家庭用製麺機があります。
https://www.philips.de/c-e/ho/kochen/pastamaker.html
自家製パスタ、うどんやラーメンの麺とかもこれで作っておりますが、
出口はプラスティック
↓
曰く
『プラスティックダイス』となりますが、
あっという間に手作りの麺類ができるので、
大変に重宝しております。
ラザニアの板も、
この製麺機にデュモリナ粉と卵を入れればでできるのですが、
なんと、
いつものトリさんが寒いせいか卵をあまり産んでくれないので、
卵を買いに行っても手ぶらで帰宅ということが続いておりまして・・
もうすぐイースター。
なので、
もしかしたらウサギさんに、
トリさんが卵を分けてあげているのかもしれません♪