実はある方のプライベートシェフもしております。
その方のベルリンの別荘?本宅?にはドイツの政治家、そして各界著名な方々が、
ノーネクタイで集まります。
本来ならば本日、
元財務大臣、現ドイツ連邦議会議長のショイブレ氏と奥様を迎えてのディナーでしたが、
調理人がおりますと3家族となるために私は棄権。
現在コロナ禍のために
プライベートでも2家族までとなっております・・・
で、
そのホストの方が困った挙句、
今週初めの二日間でその方・・・
普段はお茶やコーヒーすらも使用人という方ですが・・・
お料理できるまで練習?いたしました。
それがこれ。
食後のお口よごしは、
ショイブレ氏の秘書の方からの通達で
「ほんのちょっぴりでお願いします」ということでしたので・・
↓
ラズベリーとオレンジ風味ガナッシュのコンビネーションを。
メインには煮込んだお肉を選びました。
誰でも好きな一品です。
ホストとしても、
仕上げておける一品ですので、
ドレスも汚れずお化粧くづれもないという長所があります。
こちらでの煮込みものは、
日本でしたら常夜鍋? おでん?みたいなものでしょうか?
特に著名な方々は、
毎日御接待で胃も疲れていらっしゃるでしょう。
そういう時のなんともない煮込み料理は
ホッとする一瞬だと思います。
黒いおソースを見ると
「デミグラスソースね。
日本ではあるのに、こちらではないし。
本格的に作ると大変だし」
と、
おっしゃる方がいらっしゃいます。
が、
本当は・・・
大きな玉ねぎをザクザク切って、
それをお砂糖とちょっぴりのオイルでまぶし、
高温のオーブンで焦げ目がつくまで焼いたら、
そこに大きめにカットしたお肉に自慢のお塩を一振り。
それを焦げ目のついた玉ねぎの上にのせます。
お肉の色が変わったら、赤ワイン1本とポートワインをコップに1杯入れて蓋をして、
120度くらいのオーブンで3〜4時間ほどじっくり火入れをするだけ。
あとは、
玉ねぎと赤ワインの残りを濾してバターを足して煮詰め、とろみをつければ、
ご家庭でのドミグラスソースとなります。
先ほどベルリンからSNSがあり、
ショイブレ氏も奥様も感激していらっしゃるとのこと。
嬉しい一瞬でした。
現在クッキングスクールはCovit-19の影響でクローズしておりますが、
こんなことを始めました。
↓
日本語でのお教室はさてどうしましょう・・・
私としては、
皆さまと直接ご一緒できる瞬間を楽しみにしておりますが・・・