こちらのレストランでもよくある『ビール煮込み』
飲み残しのビールで作ると
『苦味のみ』という苦い経験をされた方も多いと存じます。
ビールは温度が高いと化学作用で苦味が出てしまうので、
じっくりゆっくりの
『低温調理』
というのがコツ。
そしてマルツ度の高い黒ビールをお使いください。
例えば・・・
顔ほどまずいと言われるシチメンチョウPute
まず皮面を焦がします。
それをル・クルーゼやストーブのお鍋に入れて黒ビールを1本。
根野菜も横に添えて
120度のオーブンで2時間ほど。
ゆっくり火を通してあげれば苦くはなりません。
ちょっとのコツは玉ねぎで、
ザクザク切った玉ねぎに粉砂糖とオイルを手でまぶし、
それをまず高温のオーブンに入れて焦がします。
そこにお肉。
皮面のみ焼いたお肉にお塩、
マジョラムやパプリカ等を降り、
皮面は上にします。
このお料理ではオーブンの中で上下をひっくり返したりはしなくても大丈夫。
お肉を玉ねぎのベッドの上にのせて、
途端にオーブン温度を120度に落として2時間後。
ちょうど良い加減にしっとりとお肉に火が通ります。
お肉はしっとり。
シチメンチョウ独特の香りもなく、
おいしくいただけます。
残ったお野菜とソースは分けずにそのまま水溶きコーンスターチでとろみを。
とろみをつける前に、
甘みが足りなければ黒糖
もしくはZuckerrüben テンサイ 糖シロップ、
英語ではゴールデンシロップ系のものを。
少し強めに黒胡椒をミルで挽いて。
そしてリンゴ酢を少し落とせば、
あっという間にドイツレストランのお味となります。
ソテーした芽キャベツを添えれば、
とっても美味しい1品となります♪
最近自宅で凝ってるワンスプーンにするとこんな感じ
↓
ビールは黒ビールをお使いください。
マルツの香りが高いほど、
成功します。
同じ要領で豚バラのブロッグでも美味しくできます♪
要は・・・
焦らない・・
時間をかける・・・
ですが、
オーブンに入れてしまば仕事はオーブンがしてくれるので、
あとはたっぷり他のことができます♪
2時間なんてあっという間。
どうせシャットダウンでしたいこともできない日々ですもの。
こんな時こそ時間をかけて
低温調理はいかがでしょう?