ドイツ デュッセルドルフのクッキングスクールから 

在独40年+α デュッセルドルフの大手料理教室で講師をしております

ドイツでピクルスといえば・・

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ドイツ人の食卓に切ってもきれないのがピクルス。

 

Kaltes Essenというドイツ家庭の普通のお夕飯は

薄く切った黒パンに

Salätchenと言われる、デリ系のサラダ

もしくはトマトやキュウリをそのままザクザク切ったもの

 

そして

朝ごはんとは別の、お夕飯用のハムやチーズ

サラミ・・・

 

そして必ずつくのがピクルスなんです。

 

ドイツ人から

「ね、夜、ワインでも飲みにこない?

チーズとかハムだけ用意するわ」

というお呼ばれがあったら、

それは親しい仲間という印。

 

気軽な会話で『おもてなし』となります♪

 

ピクルスは日本の漬物みたいな感じでしょうか。

 

 

カールスプラッツ市場にもあるピクルス屋さんでは

樽から1本売りをしてくれます。

 

この樽、ご覧になったことがありますか?

 

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お教室の時にも、

カールスプラッツ市場のピクルスの樽から

ピクルスを数本買って

スタジオに行ったことがあります♪

 

この蓋をあけた写真がこれ

 

 

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同じピクルスでも色々あって、

 

塩味で発酵させているものや甘酢風味とか、

ニンニクの香りの高いものとかetc・・・

 

 

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ベルリンからドレスデンに向かって1時間ほど走ったところに

かつての東ベルリン人の憧れの夏休みの休暇地

Lübbnau があります。

 

 

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そこにはシュプレー川が流れていて、

支流も、小川もたくさんあります。

 

 

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小川では足湯ならぬ

小川の中を歩けるように手すりが付いていたり・・

 

 

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支流の水路には

数時間かけて巡るプチクルーズもあります。

 

 

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豊富な水があることから、キュウリの産地としても有名で、

保存食としてのピクルスも有名。

 

ドイツでは

ピクルスといえばシュプレー

シュプレーといえばピクルス・・・

 

というほど。

 

 

 

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お水がいいのでビールも美味しく♪

 

おつまみ用に何か頼もうとメニューを見たら・・・

 

あら?

 

ピクルス入りの焼いたソーセージ・・??

 

というわけで注文。

 

 

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焼きソーセージはザウアークラウトのお布団を被って出て来ました♪

 

中を切ったら・・・

 

 

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なんと!!

 

ソーセージの中にピクルスが入っていました♪

 

 

道で見つけた小型トラック

 

 

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ピクルス運搬の車にも、

キュウリの絵が書かれていました。

 

夏休みは終わりましたが、

もし

ベルリンにお車で行かれて、その後ドレスデンへ足を伸ばす・・

 

 

という機会がありましたら、

どうぞ足を伸ばされて見てくださいね。

 

https://www.spreewald.de

 

 

マイセンへ

 

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ドレスデンの義叔母が旅立ちました。

1924年生まれ、97歳でした。

 

義母の妹で、東西の歴史を生きた一人です。

 

今ではドイツの旅行先として人気の街のドレスデンですが、

戦争中はものすごい爆撃があり、

その後『社会主義』として壁崩壊まで、全く違う戦後の道のりを歩みました。

 

バナナを買うのにも並び、食品は切符制。

当時ドレスデンで一番良くてメニューも豊富だったレストラン

Luisenhofは完全予約制でしたが、電話は回線を切っているのかいつも通じず、

わざわざそこまで行って予約をしました。

レストランの入り口には冷たい目をした人が立っていて、やっと席に案内されても、

渡されたメニューはほぼ『売り切れ』

要するに、『食材がないので作れない』という時代が続きました。

 

 

戦中、爆撃があったのはドレスデンのほぼ中心部でしたので、

郊外となるピルニッツ城のそばの義母の実家は焼け残り

 

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そこにホームに行くまで義叔母は一人で住んでいました。

 

同じ道には作曲家

カール・マリア・フォン・ウェーバーの家があります。

 

 

戦争中は

ドイツ軍の傷痍軍人の療養所としてドイツ軍に押収されたこの実家。

 

家族は住んでいてよかったのですが、

家の2部屋のみに家族の使用が許されて、他の部屋は傷痍軍人たちが療養していました。

 

 

そこに診察に来たのが

戦前ドイツ領であったアルザス出身の義父。

義父と義母はドレスデンのこの家で出会い、結婚しました。

 

戦争が終わろうとするその年の春に、義母と義父はミュンヘンへ。

ここが運命の分かれ目で・・・

 

一人家に残った叔母は、しばらく教師として働いていましたが、

その後医大教授と結婚。

東ドイツにそのまま留まりました。

 

なのですが・・

 

お姉さん、

要するに義母が西側にいた関係上、

当時の東ドイツでは『生きるため』に必要な『党員』にもなれず、出世も遅れました。

そして残念ながら子供にも恵まれず・・・

 

今は

エルベ川沿いの小さな教会にあるお墓で

静かに眠っています。

 

 

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お隣はなんとフランツ・リストのお孫さんだそうで。

 

 

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という東ドイツのことにちょっとだけ触れさせていただきました。

 

本題に戻ります。

 

ドレスデンから車で45分ほど走ったところにあるのが陶器で有名なマイセン。

 

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Maisenではなく Meißen と書き、

ドイツ語の新しい表記法で はMeissenとなります。

 

 

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マイセンに行くのは久しぶりで、

以前は、家から一歩も出ないその義叔母を根気よく説得。

色々訳をつけて・・・

例えば『私がどうしても食器を買いたい』とかいう・・・(笑)

 

ともかく義叔母を連れ出し、お散歩いたしました。

 

今回は新しくなったマイセンの陶器製作所へ。

 

 

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とても素敵な建物になったここは、見学もできます。

 

 

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ショップの方は入場無料

 

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あらっ??

 

お寿司のセット???

 

 

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129ユーロですって(驚)

 

「129ユーロ出すなら、きちんと寿司を食べに行ったほうがいいぞ」

と、オット(笑)

 

 

陶器制作を見学するには入場料がいります。

一人12ユーロでした。

 

ここが入り口

 

 

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それはガイド付きのツアーで、

土を練るところから絵付けまで、工程を解説付きで見せてくれます。

 

 

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写真禁止ですので、この1枚しかありませんが、

とてもよく陶器作成の工程がわかりました。

 

ここの二階には歴史的な陶器が飾られています。

 

 

二階の壁にあるのが色彩のサンプル

 

 

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一つ一つに色の名前がつけられています。

 

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ちょっとこの写真だと色の名前がわかりませんねえ。。。。

ごめんなさい。

 

もしマイセンに行かれるようでしたら、ぜひ工房をご見学されることをお勧めいたします♪

主にドイツ語ですが、他の言葉での音声ガイドもあるようですので。

 

 

マイセンにはワイン畑も

そしてビールもあります。

 

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日本のビール的?

軽い口当たりのビールでした。

 

おつまみにはマイセンのポテトサラダ

 

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このポテトサラダは

デュッセルドルフ近郊ではみないタイプのもので、

どっしりとしたマヨネーズに、生のきゅうりとピクルスとが両方入っていて、

トマトも入っていました。

 

もしかして日本のポテサラ系かも。。。

 

と思っていたら主人が

「このポテトサラダはイマイチだね」

ですって。(笑)

 

そういえば、主人は日本のポテトサラダも

「なんじゃこれ? 冷たいマッシュポテトのマヨネーズ味?」

と言ったくらいですから・・・

多分、彼のDNAには存在しない味なのでしょう。(笑)

 

日本でも地方によって違いがあるように、

ドイツも郷土色がありますね。

 

そんなこんなで一日遊び、

夕方マイセンのワインを大人買いしてドレスデンのホテルに戻りました。

 

私たちのドレスデンの常宿はここ

 

https://www.elbterrasse-wachwitz.de

 

義叔母がホームに行ってからは、いつもここに宿泊いたします。

 

ここはお食事も大変美味しく♪

 

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ドレスデンは位置的にすでにバイエルン系なのでしょうか?

 

カイザーシュマルン もあります。

 

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もちろん朝食も充実♪

 

 

車でないと不便かもしれませんが、

ここの目の前からバスが出て、途中トラムに乗り換えれば市内の真ん中に着きますので、

駐車場を見つけるだけでも一苦労な市内へは、

バスとトラムの乗り換えで移動をしております。

 

 

*追記 

ベルリンに突然壁が作られ、西と東が完全に分かれたのが60年前の今日でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オレンジとアーモンドの香りの人参ケーキ

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週末は孫の小学校の入学式。

 

ピッカピカの1年生となります。

 

コロナの中ですのでお式に参列はできないのですが、

ママとパパと入学式から帰ってきた後に

娘たちの家でお祝いをすることにいたしました。

 

娘が

「ケーキを焼いて持ってきてくれる?」と申しますので、

遠路ということもあり、涼しいですが一応夏ですし、

木曜日に焼いて金曜日に出発、いただくのは土曜日ですので、

リンゴとかチーズケーキとか、もしかしたら溶けてしまうチョコレート系のものはやめて

人参のケーキにいたしました。

 

ドイツの子供達にとっての人参ケーキはこれがお目当♪

 

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マジパンのニンジンです。

 

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人参ケーキのレシピも色々ありますが、

私のお気に入りはオレンジの香りがするアーモンドパウダー入りのもの。

 

ちょっとご自慢のケーキです♪

 

今日はドイツの26センチの丸型で焼きましたが、

日本の型なら半量でちょうど良いかと思います。

 

今回は子供たち用ですのでリキュールや、

『ちょっと苦いかも・・』のオレンジの皮は入れませんでしたが

このレシピは

大人も笑顔になる人参のケーキとなります。

 

 

いつも焼く26センチの型ですと・・

 

ニンジンが400グラムくらい

アーモンドパウダー200g

小麦粉 200g

お砂糖 150g〜200gくらい (その時の人参の甘さでアレンジしてみてくださいね)

ベーキングパウダー 小さじ2杯

卵 4個

サラダオイルか、

もしくはオレンジとオリーブを一緒に絞ったオレンジオイルと混ぜて 100ml 

オレンジジュース 大さじ2杯ほど

オレンジの表皮を細く削ったもの 適当

オレンジリキュール 適当

それにお塩

 

ニンジンは手ですりおろすかマシンで。

 

私はマシンを使います。

 

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重宝している我が家のマシンはドイツが誇るサーモミックス。

 

 

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速度調節と温度調節ができるという優れもので、

大量のディップも数秒ででき、また

ソースをかき混ぜながら他の事をするという時に大活躍してくれます。

 

粉類は全てまとめてボウルに入れて

 

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卵を白身と黄身に分けたら

 

黄身のボウルにオイルとお砂糖とオレンジジュースを入れて

 

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よく混ぜます。

 

卵白はお塩ちょっぴりとよくあわ立てて

 

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黄身のボウルの中身と粉類のボウルの中身をよく混ぜたら、

そこに卵白を入れてよく混ぜておしまい♪

 

 

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これを型に入れて

 

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焼きます。

 

焼けたら

 

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上からオレンジリキュールのコワントローを適量はけでぬり

冷まします。

 

冷めたら

粉砂糖におっかなびっくりレモン汁を落としていきスプーンで混ぜて、

コーティングを作ります。

 

これをケーキの上に塗って、

その後すぐにマジパンの人参をのせ、上面を乾かせば完成。

 

 

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しっとりとした香りの高いケーキとなります。

 

小麦粉はあくまでつなぎの役目ですので、

米粉に変えて作ることもできます。

 

・・・・

道中のおにぎりもできたし、

お茶をポットに入れてこれから走ります。

 

ピッカピカの一年生に会いに♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スクランビルエッグと小エビのオープンサンド ドイツのゴハン



 

婿の家が北海の島Föhrに別荘を持っていて、

そこへ娘たちが遊びに行くと

お土産に頼むのが

 

Nordseekrabben

 

北海の小エビです。

 

 

今回も

こんなにたくさんでした♪

 

 



このエビの

殻を外したものが

これ

 

 

 

 

カールスプラッツの市場のお魚屋さんでは

グラム単位で買うことができます

 

が、

 

スーパーでは

スモークサーモンのパック入りが売られているあたりに

この小エビも小さなパック入りで売られています。

 

でも実は・・・

 

 

パックに入って売られているものは

北海で採れたのち、

 

なんとはるばる飛行機で

 

北アフリカのモロッコへ・・・

 

 

まだまだ人件費のお安い

モロッコで

殻から剥かれたエビがパックされ、

再度

飛行機でドイツに戻るという仕組みになっております。

 

 

 

 

 

北海の

ほぼデンマークの近くにあるFöhr島では

 

これを専門に採る漁師さんが島で一人だけ残っていて、

 

毎週木曜日に漁に出るそうで。

 



 

日本語では

『フェール島』と書くそうですが、

 

ドイツ語では

『フュア』と発音します。

 

https://www.foehr.de

 

 

北海のこの小エビは天然のもの。

 

養殖はできないため

その年によっては採れ高が少なく、

 

ものすごく高級品となることもあります。

 

 

殻は

小エビにしてはかたいので、

シャコを向く要領でむいていきます。

 

 

結構これが大変な作業で、

1キロを剥くのに

2時間ほどかかりました(汗)

 

 

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これをドイツ人は

薄く切ったライ麦のパンに

スクランブルエッグ、

 

そしてその上に山ほどのせて食べるのが好き。

 

 

 

 

スクランブルエッグにこの小エビの組み合わせは

ドイツ人、

 

特に北西ドイツから北の方向で大変好まれています。

 

良質なタンパク質にライ麦パン・・・

 

健康的ですよね♪

 

 

 

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ドイツ人は

ライ麦パンはとっても薄く・・

 

うすくうす〜く

 

薄く切ります。

 

 

 

そして

まずバター

 

その後

好きなものを山盛りのせていきます。

 

 

で、

 

その

オープンサンド状態のパンは手に持って食べるのではなく、

 

フォークとナイフで切って口に運びます。

 

 

 

 

もし

北海の小エビが殻ごと手に入ったら、

 

残った殻は捨てないで。

 

 

殻は

オーブンで乾燥させてから

 

 

 

 

 

ミキサーで砕き、

 

それをクリーム仕立てにすると

とってもおいしい

エビのスープにもなります。

 

 

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北海でバカンス・・・

 

 

 

 

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日本の海の波の音

 

ザバーンザバーン

 

ないですし

 

『海水浴をする』

 

というイメージとはほど遠いですが

 

 

砂浜で

風に吹かれて新鮮な空気をたくさん吸うと、

ドイツ人が北海の島に憧れる気持ちがわかります。

 

という私は、

もう内面的にもドイツ人になってしまったのかもしれません・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Robiolaチーズとほうれん草のパスタ

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透明のパックに入ったこのハーブ入りのクリームチーズ

 

イタリアのチーズです。

 

このチーズは、

スーパーマーケットの『スライスしてくれる方のチーズコーナー』ではなく、

スライスしたものをパックして並べてある冷蔵コーナーのところに並んでいます。

 

 

 

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パックを開けるとこんな感じ。

 

口の中でとろけるこのチーズは、

エシャロットやハーブの香りがとても高く、

 

クラッカーにぬってその上からフレッシュハーブでお飾りすれば、

シャンパンにも合うおしゃれなフィンガーフードになります♪

 

 

ハーブ入りのクリームチーズはドイツには色々あって

例えばこれ・・・

 

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普通ドイツ人家庭では、

薄くスライスしたパンの上にのせていただくことが多いです。

 

娘たちがウェストを気にしだした頃、

パンにはつけず、

キュウリやパプリカ、人参をスティック状にして、

このハーブ入りのクリームチーズにつけて食べておりました。

 

 

でもパックが大きくて・・・

 

という、いつもの問題(笑)

 

私はほうれん草とこのハーブのチーズに、

そして茹でたてのスパゲッティを和えた一品が好きです。

 

パンと一緒にいただいたハーブ入りのクリームチーズが残ると

「わ! またほうれん草とスパゲティね」

と、

ワンちゃんだったら尻尾をちぎれんばかりに振っていることと思います♪

 

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ほうれん草は茹でたものでも冷凍でも。

 

フレッシュなものだったら

後からスパゲッティを和えるフライパンでささっとそのままソテーしても。

 

お好みでニンニクのすりおろしを入れて、チーズと混ぜるだけ。

 

 

茹でたスパゲッテイを混ぜて・・・

 

 

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上からカリカリと胡椒。

 

ちなみにこの一品には、

太めのパスタ

Spaghettoni

が似合います。

 

バリラでしたら7番の11分茹でのもの。

 

このバリラの7番は、カルボナーラにもとってもお似合いです♪

 

 

これ・

和風になさりたい場合には

実は・・・

この上からおかかとお醤油でも合うんです。

 

お試しくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パスタのお話 ディチェコとバリラ

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ドイツのスーパーで並んでいるこのディチェコとバリラ。

 

パスタはよく

『デイチェコ派』

『バリラ派』

とに分かれますが、この二つの違いはご存知でしょうか?

 

違いをご存知であれば

おうちイタリアンもワンラック上となります♪

 

 

この2つの違いは・・・

 

バリラはテフロンダイスでディチェコはブロンズダイスなんです・・・

 

で、終わってしまうのですが、

え?

ダイスって?

 

・・・

 

 

ダイスは

パスタの生地を成形するために押し出す口金?口板のところのことなんです。

 

ここにニュッ〜と生地を押し出して成形して乾燥させて出荷となるのですが、

 

バリラはこの口板の部分がテフロンでできています。

 

テフロンは滑りが良いし、傷がつかないので乾燥させるのも手間いらず。

なので

安価で大量生産が可能となります。

 

コシが強く、

つるっとして喉越しが良いのもテフロンダイスの特徴です。

 

 

一方ディチェコのブロンズ口板、要するに銅製の口板は

その金属の性質上、銅板の細かい凸凹により細かい傷が麺の表面につくため、

乾燥の時にバラバラになってしまう可能性はありますが、

その代わりソースをよく絡んでくれます。

 

もちもちした食感もその持ち味の一つで、

クリーム系のソースや本格的に作るボロネーゼなど、

ブロンズダイスのパスタでいただくと、

味わい深いソースがお口の中で広がります。

 

ということで・・

 

例えばペペロンチーノなどのさらっとしたものでいただきたい時は

テフロンダイスのバリラ。

 

しっかりとソースを絡ませていただきたい時は

ブロンズダイスのディチェコ。

 

と、

使い分けられると同じパスタでも全く違った食感の一品となります。

 

 

我が家でも使い分けをしておりまして、

例えば昨日のお夕飯 『ボンゴーレのスパゲティ』は

バリラの3番(5分茹で)を使いました。

 

ラザニアはしっかりとソースを吸ってくれるディチェコが好きです。

 

こちらの方に私のラザニアの作り方、

そしてこのブロンズダイス、テフロンダイスのことも書きましたので、

ご興味がおありになりましたらご参照されてくださいませ。

 

 https://dusseldorf.hatenablog.com/entry/2021/03/16/002216

 

 

毎年この夏の時期になると、

沈まない太陽の中の大自然に身を置きたくて、

ノルウェーに行きたくなります。

 

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ここはまだ南ノルウェーなので多少くらいですが、

私のアルバムの中に時計が写っているのはこれしかなかったので。

 

これで夜中の11時。

 

この地域では水平線上を太陽が西から東へ直線に数時間動き、

その後また上に上がって行きます♪

 

今年は残念ながらコロナの影響で行くことは難しいとは思いますが、

もし来夏こちらにいらっしゃるようでしたら、

是非夏休みにノルウェーに行かれることをオススメいたします。

フィヨルドのクルーズとかはいかがでしょうか?

 

 

 

 

ドイツ式ソーセージの温め方

 

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ソーセージ・・・・

 

ドイツといえばソーセージ。

 

 

 

ハムとソーセージの違いですが

 

ドイツ語で ハム

Schinkenというのは塊のお肉をそのまま使って作ったもので、

 

ソーセージWurstというのは

お肉をとりあえずまず挽いて、そこに色々なものを混ぜて成形しているもののことをさします。

 

 

よくみなさまからご質問にあるのがソーセージの食べ方・・

 

「ドイツ人が、ビンに入っているソーセージをそのまま子供たちに配っていたのですが、あれはそのまま食べても大丈夫なんでしょうか?」

 

答えは

 

「はい。大丈夫です」

 

なぜかというと、あの燻製色をしているソーセージはすでに火が通っているので。

 

 

 

 

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でも、

もちろん温めた方が美味しくなります。

 

燻製したもののほとんど全てに共通するのが、

『ちょっとだけ温める』

 

そうすると、

スモーキーな香りがして、味も深くなります♪

 

 

日本では

 

『ソーセージを茹でる』

 

と表現することが多いようですが、

ドイツではソーセージは茹でません。

 

温めます。

 

例えばミュンヘンの白いソーセージ

Weißwurst

 

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も、然り。

 

 

 

 

ドイツでのソーセージの温め方はどれもほぼ一緒。

 

まずお鍋にお湯を沸騰させます。

 

その中にぽちゃんと入れて火を止めて

 

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蓋をして待つこと10分♪

 

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これは白いソーセージでも同じです♪

 

 

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沸騰したお湯にぽちゃんと入れて火を止めて、

蓋をして10分・・・

 

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 ウィンナーソーセージとフランクフルトソーセージの違いは

以前

こちらの方に書きましたので、内容的に多少被りますが、ご興味のある方はこちらもどうぞ

 

 

https://dusseldorf.hatenablog.com/entry/2021/03/09/191119

 

 

 

夏休み以降という目安でお教室の再開を準備しております。 

 

ご参加される方の条件として国からの指導に従い、

 

・コロナワクチンを必要分接種した後、2週間以上経過した方 

・Covit-19にすでに罹られて、かつ完治された方

・48時間以内の簡易テストが陰性の方

 

を対象とする方向となりそうです。

 

色々面倒ですね・・・・(涙)

 

こういうことが一切必要ない、普通の生活に1日も早く戻れますように。